こんにちは。ランドネット広報担当です。
社内エンジニアの増加に伴って2020年11月から開始したエンジニア育成のための社内勉強会「Sharing The Knowledge」。
その第13回目がZOOMで開催され、今回もスピーカーが自分の得意な分野をプレゼンテーションして知識の共有を図りました!
―第1テーマ「情報推薦システムとは?」
1人目のスピーカーは、昨年からインターンとしてランドネットにジョインし、今年4月に新入社員として開発課で活躍している阪本君です。
今回阪本くんは、学生時代に作った論文「推薦システムについて」を簡略化してご紹介してくれました。
家にいる時間が増え、ネットショッピングやYOUTUBEなど視聴する機会が増えましたが、そこで必ずと言っていいほど目にするのが「あなたへのオススメ商品」などの推薦システムです。
最近は誰もが気軽に発信できる時代となったことで、情報過多となり本当に知りたい情報が埋もれてしまいがち。そんな時にこういった推薦システムを活用してオススメを抽出してくれると、ユーザーとしては助かりますよね。
今は当たり前となっている当システムですが、推薦手法にも大きく分けて3つの分類分けが出来るそうです!
それぞれに利点・欠点はあるそうなのですが、推薦手法で一般的な「協調フィルタリング」は嗜好の似ているユーザーの行動範囲から、アイテムを予測して提案をするので、新しい発見「セレンディピティ」が生まれる、というのも印象深かったです。
推薦システムには膨大なデータや計算量もかかりそうなので、実際に実装するのは難しいようにも思えますが、必ずしもAIが必須ではなく、趣味程度で出来ることもあるそうなので、興味があれば試してみるのも面白そうですね!
―第2テーマ「Music Programmingってなあに?」
続いてのスピーカーも今年4月に新卒としてジョインしてくれた稗田さんです。
稗田さんは学生時代に、音楽工学について学んでいたこともあり、今回は音楽✖プログラミングという視点でお話してくれました。
ここ最近の音楽チャートは「YOASOBI」さん「ADO」さんなどボカロ発ミュージックも多く進出していますよね。彼らの多くはパソコン1台あれば自宅で簡単に作曲が出来る「Desk Top Music(DTM)」で曲を作り、インターネット上に掲載しています。
パソコンに音楽作成ソフト(logicpro、CUBASEなどが有名)をインストールし、インターフェイスや打ち込み用のキーボードなどを揃えます。スタジオだと何千万とかかる設置費用が、このDAWだとトータルでも10~15万円程の初期投資で作曲をすることができます。
作り方は、MIDIデータとして音を1つずつキーボードで打ち込んだもの(ドラムだと、キック、スネア、ハットなど1つずつ分解して打ち込んでいきます。)が1つの音となり重ねていくことで、楽曲(トラック)を作っていきます。
また作曲の最後の工程として、全体のバランスを整える「ミックス・マスタリング」という作業があるのですが、この作業で聞くユーザーに届く音が変わってきますので重要な作業且つ、とても難しいと言われています。それが最近ではディープラーニング技術で自動調整なども出来るそうで、本当に誰でも簡単に楽曲が作れる良い時代になったなと感じました。
最近では、AIが作曲をしてくれるようなツールも増えてきましたが、良い音楽を作るにはAIだけでは賄いきれないと稗田さん。
「音楽は機械的じゃなくて、人間的なエラーが必ず必要です。AIはあくまで人間をサポートするプロとしての役割だと思っています。」
本当に人の心に響く音楽とは、若干の抑揚や細かいニュアンスで変わってきます。便利な時代になっても人間的な作業はまだまだ必要なのだと、大変勉強になりました。
ランドネットではとてもユニークなエンジニアメンバーが揃っています!
色んな新しい知識を吸収しながら、楽しく働きたい!という方は、是非お気軽にご連絡下さい。