日本のスマホゲーム市場の“今”と“今後”
1983年(昭和58年)に任天堂から家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」が発売されて以来、ゲームは私たちの生活に身近なエンターテインメントとして長らく存在し続けてきました。それに加え、近年はスマートフォンの普及とともに、ソーシャルゲームを楽しむ層が急激に増加。ゲーム業界全体でもソーシャルゲーム市場が存在感を年々増している状況にあります。
わたくし共は、成長をし続けているソーシャルゲーム業界で活躍したい方を応援している会社です。そこで、今回は日本のスマホゲーム市場の“今”と“今後”について考えてみました。
日本のスマホゲーム市場の動向を調べると・・・
アーケードゲームからコンシューマーゲーム、そしてオンラインゲームへと、変遷を遂げてきた日本のゲーム史。近年、コンシューマーゲームの衰退がささやかれ、オンラインゲーム、とりわけスマホゲームの躍進ぶりが話題になることが多いですが、実際のところはどうなのでしょうか。
2017年6月にゲーム総合情報メディア「ファミ通」が発表した『ファミ通ゲーム白書2017』によれば、「成長が続く国内ゲーム市場のなかでも、オンラインプラットフォーム市場の成長スピードがとりわけ著しく、その市場規模は1兆361億円に達している」ことが明らかになりました。実に国内ゲーム市場全体の約75%を占める市場規模に成長しているというから驚きです。
出典:ファミ通ゲーム白書2017
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003343.000007006.html
※オンラインプラットフォーム・・ゲームアプリ、フィーチャーフォンで提供されるゲーム、PC向けのオンラインゲームを含む。
また、オンラインプラットフォームのなかでも特に成長著しいといわれるゲームアプリに限定してみると、「ポケモンGO」の大ヒットなどが影響し、2016年の国内ゲームアプリ市場規模は前年比4.4%増の9,690億円にのぼることが明らかになりました。
出典:ファミ通ゲーム白書2017
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003343.000007006.html
すき間時間を使い、場所や時間を選ばずに気軽にプレイできるゲームアプリは、忙しい日本人のライフスタイルとニーズに見事に合致したのでしょう。通勤電車や街中でスマホ片手にゲームに勤しむ人を見かけることは、いまや日常的な光景となりつつあります。
スマホゲーム市場の今後を考える
急成長を遂げてきたスマホゲーム市場ですが、近年、市場に投入された新規ゲームに目新しさが薄れ、以前に比べてビッグタイトルが出現しにくくなっていると言われています。スマホゲームを取り巻くトレンドや環境が速いスピードで変化を続けるなか、その速度に見合う開発技術力や人材を確保し続けることができる企業は数少ないのが現状。今後は資本力を持つ大規模ゲームメーカーの市場寡占化がいっそう進むともいわれています。
一方、AR、VRといったテクノロジーをスマホゲームに取り入れた新たな展開や、日本文化への親和性が高いアジアを中心とする海外市場への期待が高まっているのも事実。これまでのような国内市場における急激な成長は難しくとも、日本のスマホゲーム市場がまだまだ伸びしろのある成長産業であることは間違いないといえますね。
最後に
業界研究も兼ねて日本におけるスマホゲーム市場の動向と今後の予測について調べてみました。次回は今回は、先ほど少し触れた海外市場のスマホゲームについて“今”と“今後”を考えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。