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【開発者に聞いた】「Kyash」Androidアプリ開発の舞台裏を紹介

本日7/12、「Kyash」Androidアプリリリースしました

こんにちは、Androidエンジニアのkobakeiです。本日「Kyash」Androidアプリをリリースしましたので、開発背景をまとめておきたいと思います。

そもそもKyashとは、LINEやFacebookなどのSNSや電話帳で繋がっている人であれば、相手が「Kyash」アプリを持っていなくても、その相手に対して無料で送金や請求ができるアプリです。受け取ったお金はそのままVisa加盟店でのお買い物やモバイルSuicaへチャージして駅やコンビニ等で使用できます。

ユーザー調査によると、Kyashのアプリを利用したユーザーの94%がKyashを継続的に利用したいとご回答いただいています。まだ使ったことのない方は、ぜひこれを機にダウンロードしてみてください( iOSAndroid

これまではiOS版にてご提供してきたのですが、Android版リリースにより、端末を問わずより多くの方にKyashをご利用頂けるようになりました。同時に、すでに提供しているiOS版でもユーザーのご要望の多かったFacebook経由での送金・請求する相手の自動追加や、複数人での精算に便利な機能を加えるためにアップデートしています。Android版に関しても同様の機能を順次アップデートしていきますので、乞うご期待です。

◯爆速での開発を可能にした技術的チャレンジ

さて本題に入ります。私が入社したのは2017年5月ですが、すでにiOS版は先行してリリースしておりました。個人間送金というサービスの特性上、グループの中にKyashを使えないAndroidユーザーがいると利用シーンが大きく制限されてしまうため、まずはとにかく早く出すことを目標とし、これを実現するために様々な技術的なチャレンジを行いました。代表的な点をいくつかご紹介します。

・Kotlin全面採用

KyashのAndroidアプリは、Kotlinを全面採用して開発を行いました。最初期のモックこそJavaで書いていたのですが、Android開発者コミュニティでのKotlinでの盛り上がりやKotlinを採用した他社の話を聞いて、より高速かつ高品質なアプリ開発にはKotlinが適していると判断しました(その直後にGoogle IO 2017でKotlinが公式言語に認められたときは、内心ガッツポーズしました)

・設計

アプリの設計面では、MVVMとClean architectureをベースとしたアーキテクチャを採用しました。各レイヤー間はRxJavaのストリームを受け渡すことで、RxJavaに慣れていればUIでもビジネスロジックでも同じ作法で実装できます。データのUIへの反映にはデータバインディングを採用し、UI周りのコードを可能な限り共通化しています。

・セキュリティ対策

早く出すことと同時に、お客様のお金を預かるサービスの性質上、データベースの暗号化などセキュリティ対策も入れています。リリース前には社内のセキュリティエンジニアによるチェックを十分行っています。


Android ロボットは、Google が作成および提供している作品から複製または変更したものであり、Creative Commons 3.0 Attribution ライセンスに記載された条件に従って使用しています。

◯これからの目標

ようやくiOS版とAndroid版が揃いましたが、これで終わりではありません。むしろようやくスタートラインに立ったばかりです。

NFCやQRコードなどスマホを使ったオフラインでの決済やグローバル展開など、やりたいことは無数にあります。技術的にも、Google IOで発表されたArchitecture componentsの検討や、よりAndroidらしいUI/UXの実現など、エンジニアの腕の見せどころは満載です。

今はAndroidエンジニアは私一人ですが、これらを高いクオリティとスピードで実現していけるエンジニアを探しています。Kyashは世界中で使われるサービスを目指しているので、チームとしても、少なくとも国内では他に類がないくらいレベルの高いAndroid開発チームにしたいと思っています。

Kyashに興味があったり、スタートアップでの開発に興味のあるAndroidエンジニアの皆様、是非下記のリンクから話を聞きに来てください!


Androidエンジニア
Kotlinで個人間送金アプリを開発したいAndroidエンジニア募集!
私たちは「新しいお金の文化を創る」というビジョンのもとデジタルウォレットアプリ「Kyash」を展開する、Fintechスタートアップ企業です。 この度KyashはシリーズDラウンドにおいて49億円の資金調達を実施し、累積資金調達額は128億円となりました。 Kyashは日本におけるFintechのパイオニアとして、決済部分を内製開発し、リアルタイム通知やカードロック、上限金額設定といったユーザビリティの高い機能を実装してきました。 また、Kyash Cardのリリースや資金移動ライセンスの取得、3Dセキュア対応など創業以来様々なチャレンジに挑み続けています。 2021年にはより身近なサービスとしてKyashをご利用いただくため、共有口座機能やイマすぐ入金、ギグワーカーの方が報酬や売上金を迅速に受け取ることができる法人送金サービスの提供など、機能の充実化にフォーカスしてきました。 Kyashが目指すのは「新しいお金の文化を創る」ことです。 決済サービスの領域にとどまらず、より多くの人々のフィナンシャルサクセスの発展に貢献しながら、さらなる事業成長をしていきます。 私たちと日本の新しい金融サービスの形を一緒に作っていただける方、お待ちしております!
株式会社Kyash

Kyashでは、私達と一緒に個人間決済の未来を切り拓いてくれるAndroidエンジニアを募集しています!


一人目のAndroidエンジニア@kobakeiが入社しました! | Kyash Blog
5/1より、Androidエンジニアのkobakeiさんが入社しました。 これまでに、グローバルメーカー、大手ゲーム会社、スタートアップで技術を磨いてきたシニアエンジニアです。某メジャーなグロー...
https://www.wantedly.com/companies/kyash/post_articles/61328
@kobakei profile  東京大学工学部システム創成学科、工学系研究科精密機械工学専攻修了。大学院修了後はソニーでデジタルカメラのミドルウェア、デバイスドライバの開発に従事。その後グリー株式会社にて、ゲームプラットフォーム(Unity用SDK)、海外向けメッセンジャーアプリのAndroid版開発、cocos2dxでネイティブゲームの開発を立ち上げから担当。その後スタートアップでのサロン予約サービス開発を経て、KyashにJoin。
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