株式会社コンタクト 採用担当の末永です。私は現在、採用・教育・人事・エンジニアサポート を担当しています。
今回は、若手や未経験エンジニアの皆さんにぜひ伝えたい、「目的ドリブン」な働き方についてお話しします。
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◆「目的ドリブン」ってなんだろう?
「目的ドリブン(Purpose-Driven)」とは、
“なぜこれをやるのか?”という目的を明確にした上で行動すること。
言われたから動くのではなく、意味を理解して自ら動ける人こそ、これからの時代に求められています。
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この考え方は、企業経営にも広がっています。
たとえば最近よく耳にする「パーパス経営(Purpose Management)」。
これは「利益を上げるため」ではなく、“企業が存在する理由=パーパス”を起点に経営判断をする考え方です。
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Googleは「世界中の情報を整理し、アクセス可能で使いやすくする」
ユニリーバは「持続可能な生活を、常識にする」
こうした社会における使命=Purpose(目的)が、社員の行動指針や製品づくりに深く関わっています。
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では、これはビジネスの世界だけの話かというと、そうではありません。
働く一人ひとりにも同じことが言えます。
「この作業、何のためにやってるんだろう?」
「誰のために?どんな価値につながっている?」
そんな問いを持って動けるかどうかが、成果や評価、成長スピードを左右するのです。
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そして今、生成AIが急速に普及する中で、
「とりあえず動く人」ではなく「考えて動ける人」が求められる時代に突入しました。
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目的を持って動ける人が、これからの時代をリードしていく。
では、それが現場でどう表れるのか、、、
具体的なエピソードを交えながらお伝えします。
◆ 同じ作業でも、見ている“景色”が違う
ある日、新しく配属された若手エンジニアに、先輩がこう依頼しました。
「クライアント向けの機能説明資料を、今の仕様をもとに作り直しておいて」
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新人は、仕様書を確認し、画面のスクリーンショットと簡単な説明をWordにまとめて提出しました。
一見、問題ないように見えます。内容も事実に沿っているし、見た目も整っています。
でも、それを見た先輩は、こんなフィードバックを伝えました。
「この資料って、誰に・何のために渡すものか、意識して作った?」
「クライアントが見るなら、操作の流れや、どこが改善されたのかも含めて“伝わる構成”にしないと意味がないよ」
新人は「確かに…」と、目を丸くしていました。
“資料を作る”という作業には対応できていたけれど、伝える目的は考えられていなかったのです。
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一方で、同じ依頼を受けた別のメンバーは、作業に入る前にこんなふうに考えていました。
「この資料、誰が使うんだろう?営業担当の人がクライアント説明用に使うってことは、
技術的な内容より、使いやすさや変更点のメリットを重視した方がいいな」
そして彼は、最初に「この機能でどんな課題が解決されるのか」を明記し、
図解と簡潔な説明で読み手の理解を助ける構成に仕上げました。
完成した資料を見たクライアントはこう言いました。
「これ、めちゃくちゃわかりやすいですね!そのまま社内に展開します」
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ふたりとも、「仕様に基づいた資料作成」という同じ作業をしていました。
でも、“なぜそれをやるのか”を考えていたかどうかで、成果と評価には雲泥の差が生まれたのです。
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◆ 「なんでやるのか?」があるだけで、すべてが変わる
目的があると、行動が変わります。
- 調べ方が変わる
- 相談の仕方が変わる
- 優先順位のつけ方が変わる
- アウトプットのレベルが変わる
- そして、得られる信頼も変わります
逆に、目的があいまいなまま動くと…
- 遠回りが増える
- 「ズレてる」と言われる
- フィードバックの意味が理解できない
- 自分でも「なんのためにやってるんだっけ?」と迷う
がんばっているのに空回りする人の多くが、「目的のない行動」をしてしまっているのです。
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◆ AIが活用される今、“考えない人”は置いていかれる
今、AIがどんどん実務に入り込んできています。
コードの自動生成、文章の要約、資料作成の補助…
もはや「指示された作業をこなすだけ」なら、AIのほうが速くて正確です。
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じゃあ、人にしかできないことって何でしょう?
それは、
「なぜやるのか」「何を成し遂げるべきか」を考えること。
つまり、目的を設定し、意味を持って動くことです。
この“考える力”こそが、AIにはできない、人の価値そのものです。
◆ 「考えることが目的」じゃない。“行動を強くする”ために考える
ここでひとつ補足です。
目的を持つといっても、それが立派なビジョンである必要はありません。
たとえば、
- なぜ今これをやるのか?
- 誰のためにやっているのか?
- どんな成果につなげたいのか?
こんなシンプルな問いを、自分に投げかけるだけでOKです。
大事なのは、その目的が、自分の行動に芯を通してくれるかどうか。
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◆ コンタクトでは、「目的」を持って成長できる環境があります
当社では、未経験からでも“考える力”を身につけられるよう、育成の仕組みを用意しています。
- 3ヶ月の研修では、作業前に「なぜこれをやるのか?」を毎回確認
- 実業務OJTでは、目的に沿って提案・テスト・報告を体験
- コンピテンシーチーム制度では、月ごとに目標(目的)を定め、行動を振り返る仕組み
「やり方を覚える」だけで終わらず、
「意味を持って行動する」人材を育てる環境が、ここにはあります。
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◆ 最後に。今、何かに取り組んでいるあなたへ
今、目の前のタスクに追われている人も、
今、自分の成長に不安を感じている人も。
もし「やってるのに、うまくいかないな」と感じているなら、
一度立ち止まって、こう問いかけてみてください。
「なんでこれをやってるんだろ?」
それが言語化できたとき、あなたの行動は確実に変わります。
そしてその行動は、必ず評価されるようになります。
“目的を持って動ける人”が、これからの時代をつくっていく。
その第一歩を、今日から始めてみませんか?