個別指導塾ココロミル講師 和田です。
いよいよ12月。中学受験が本格的にスタートします。
すでに、帰国生入試や内部進学は行われており、中学入試が無事終了した方もいらっしゃいます。
受験まであと2か月となり、教室の熱量に変化が出てきました。
タイトルは、この前生徒に言われたセリフです。
「宿題50ページだったから100ページやってきた!」
「入試問題もっと出してください。受かりたいんで。」
「今日は速さから教えてほしい。そのあと教科書の速さの問題を自分で解きたいから」
取り組んでくる課題の量と質が、こちらの予想を超えてきたのです。
この自分の意思をハッキリ伝えてくれる瞬間に立ち会うと、この仕事やっててよかったなぁと思います。
こっちも予想を超える授業してやる!と思います。生徒にやる気で負けたくないっすね。(笑)
さて、この記事は受験生や卒業生、中学受験や大学受験に悩んでいる方、これから仕事に就こうと思っている大学生など、さまざまな方に読んでいただいています。
今回は和田が中学受験講師を選んだ理由、を書いていきます。
〇就活時代に学ぶ
2011年3月、手あたり次第インターンや説明会に参加しまくってました。
キーワードは「コンサルタント、ベンチャー、商社、IT。」
理由は、雰囲気がかっこいい!
そして最終面接を2社連続で、「別にうちでやりたいことないでしょ?」と言われ落ちました。
まさにその通りで、特にやりたいことはなかったのです。
そんなとき。3月11日、東日本大震災が起きました。
説明会や面接はすべてなくなり、自分にとっては、もう一度立ち止まって考える出来事でした。
自己啓発本、哲学書、就活本、友人との話。
私の心に刺さったのは、一冊の漫画と友人の言葉でした。
漫画の中で金髪のヤンキー先生は、生徒の家の壁をハンマーで壊して、家族の仲を戻してしまうのです。(知ってる方もいるかもしれませんが)
今思えば漫画に影響を受けることがとても多いです。いつまで経っても心は少年です。
私はそこまで破天荒ではない(と思ってます)ので、ハンマーで壁を壊すはできませんが、勉強を通じてこどもの成長を助けることはできるんじゃないかと思ったわけです。勉強好きなんですよね。
そこから教育系に変え、面接を受ける日々。なぜか自分の思いがスラスラことばになったのを覚えています。やり始めてから、あれ向いてるかも?と。
最後の一押しは友人から、誰に対して仕事したいか?じゃん。と言われ、中学受験業界へ。
そして前職との出会いがあり、見事に中学受験にハマり。
今和田はココロミルにいます。
〇生徒から学ぶ
先日中学生になる卒業生から、所属している数学部で作った部誌を送ってもらいました。
内容は、例えば立方体をとある軸で回転したときの体積を求めなさいという問題があったとき
(1)は小学生でできる問題
(2)は中学生でできる問題
(3)は高校生でできるかも?の問題
と、一つのテーマでいろいろな世代が楽しめる問題構成になっていました。
すごくないですか?
中学生、高校生がこのような視点でものづくりをしているというのは、教育に携わるものとしてうれしく、尊敬するばかりです。
高校3年生からは海外の医学部の合格の報告をもらいました。小学6年生のときから聞いていた夢を無事かなえたということで、これまた尊敬するばかりです。
卒業生の成長や活躍を見るときが、私にとってこの仕事をやっていて一番の瞬間です。
小学生からの「志望校合格しました!」も、もちろんうれしいです。
卒業生からの「中学受験のとき納得いかなかったので、大学受験でリベンジしましたよ。」と言われるのも最高にうれしいです。
今でも第一志望に落ちてしまったと、目の前で泣かせたことは忘れられません。
ひとつひとつの彼らとの経験が、今の自分を作ってくれています。
〇一緒に学ぶ人へ
大学生になると、どんな仕事をしようか?を考える時期ですよね。
お金を稼げる仕事に就きたい。海外を飛び回りたい。人の命を救いたい。有名になりたい。安定した仕事につきたい。人の役に立ちたい。評価されたい。など
どれも素晴らしいことだと思います。
私はたまたま、勉強を通じてこどもの成長を支えたい、に出会えました。そして、それは自分にとっては心血注いで楽しめるもののようです。
自分の進路に悩んでいる方は、是非一度お話ししましょう。もしかしたら、一生をかけてもよいと思える出会いかもしれません。
卒業生と働ける未来も近いうち実現するのかもしれません。ワクワクしますね。
写真は昔卒業生にもらった、チョコケーキです。和田のイメージは円周率だそうです。
ココロミル和田