システム本部の勉強会を紹介します | システム本部
KIYOラーニング株式会社のページをご覧いただいている皆様こんにちは。技術広報メンバーの大原です。今回はシステム本部の組織・文化紹介シリーズの第一弾になります。記念すべき第一弾はシステム本部が独...
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KIYOラーニング株式会社のページをご覧いただいている皆様こんにちは。
技術広報メンバーの大原です。
今回はシステム本部が独自に活動している「勉強会」の第55回~第60回の計6回分の内容を簡単に紹介させていただきます。
以前にも勉強会について紹介するストーリーを公開していますので、まだの方は以下のリンクから是非一度ご覧ください。
エンジニアとってなじみ深いIDE(統合開発環境)に関する勉強会でした。
なぜIDEが作られたか?その経緯から改めておさらいし、次のような説明がありました。
■IDEを使用することで得られるメリット
■代表的なIDEの種類と特徴
番外編
■最近のIDEは?
Webブラウザでサービスへアクセスすれば開発できるクラウドIDEと呼ばれるものがある。
クラウドIDEはネット環境に依存するという制約がありますが、次のようなメリットがあると考えられています。
実際に講師のTさんがAWS Cloud9のチュートリアルをやって感想としては
「意外とサクサク動くのでストレスなくコーディングができた」
「ターミナル、エディタ、リアルタイムレビュー、デバッガを試してみたが、基本的なものは揃っているので開発で困ることはなさそうだった」
とのことです。
最後に当社でもクラウドIDEを活用できるケースはないか?という議論もありました。
エンジニアなら技術的負債という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
そんな実は今までにありそうでなかった技術的負債がテーマの勉強会でした。
改めて技術的負債とはどのようなものなのかおさらいしました。
近年では特にネガティブな印象を与える場面が多く、単にレガシーや老朽化を表現することがあるようです。
技術的負債がもたらす影響としては次のようなものがありました。
技術的負債が発生する原因と返済方法、発生させないための対策などについて
それぞれ解説していただきました。
技術的負債というものは0になることはないため、どう付き合っていくかが重要ということが分かりました。
また、返済の方法によってはビジネスサイドと技術サイドの都合を勘定して
意思決定する必要がありそうなので、難しい課題だと再認識しました。
第47回の勉強会で「コードレビューのガイドライン」に関する勉強会の講師をしてくださったYさんより、その続編として次のような内容を取り上げていただきました。
参加者より、過去のコードレビューに関わる武勇伝として次のようなエピソードがあがりました。
■指摘をしたらブチ切れて帰ってしまった
普段はそんなような人じゃないのに、ある日突然ブチ切れて帰ってしまった人がいた。真相はわからないが、もしかすると日頃のストレスが積もりに積もって、コードレビューがトリガーになってしまったのかも?
■レビュアが嫌な奴だった
レビュアの人間性に問題があって、コードの問題点などを嫌味な言い方で伝えたり、全体の前で平気で愚痴を言うような人だったので、皆から嫌われていた。
さすがに当社では上記のようなトラブルが起きるような環境ではないと信じていますが、今後も各開発チームでコードレビューの方法を改善し、より良い開発文化を築いていけたらと考えています。
私もそうでしたが、ご存じない方には何のことだろう?となるかもしれませんが、今回はプロジェクト管理に関係する学生症候群とパーキンソンの法則の2つがテーマになっています。
■学生症候群とは?
納期のある作業を行う際に、余裕時間があればあるほど実際に作業を開始する時期を遅らせてしまう、という多くの人間に見られる心理的行動特性、着手先延ばし現象のことです。
■パーキンソンの法則とは?
次の2つの法則がありますが、簡単に説明すると「人間は時間とお金は用意された分を全て利用してしまう」みたいな内容になります。
第1法則
仕事の量は完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2法則
支出の額は収入の額に達するまで膨張する
例えば以下のようなケースですが、身に覚えのある方も多いのではないでしょうか?
「30分間の予定の会議で、当初予定していた会議の内容が途中で完了しても時間になるまで会議が続けられる」
上記の対処方法を実践することで以下のようなメリットが得られると考えられます。
講師のTさんが最近読んだという「UXライティングの教科書」というマイクロコピーについて書かれた本の内容をまとめて発表してくださいました。
■マイクロコピーとは?
UIに添えるちょっとした言葉のこと。具体的には、ボタンの文言やフォームで使用される文言など。他にもエラーメッセージなどもマイクロコピーにあたります。
プロダクトに与える影響としてはユーザビリティの向上だけでなく、個性を与えたりやブランディングの強化が挙げられます。マイクロコピーを書くときには会話を意識した「会話体ライティング」であることが望ましいとのこと。
活用例としてフォームで使用するマイクロコピーを取り上げました。
■フォーム画面にマイクロコピーを表示させる手段
書籍の中では海外サイトの事例が多く取り上げられており、ユーモアに満ちたマイクロコピーが色々とありましたが、日本のサイトではまだまだそういったケースは少ないような気もしました。
当社のサービスでもマイクロコピーを改善する余地が多くあると思いますので、今後の開発の際に活かしていけたらと思います。
講師のSさんが研修で学ぶ機会があったということでマーケティング・経営戦略がテーマでした。前半はスポーツ飲料を例に飲料メーカの各社がどのような戦略で市場に商品を投入したのか、という視点で以下のキーワードについて解説していただきました。
また、同質化戦略を回避する戦略として「事業の共食い化」について歯ブラシと歯磨き粉のメーカを例に解説していただきました。歯磨き粉の大手メーカーはヘッドの小さい歯ブラシに対して、同質化戦略を取ってしまうと自社の歯磨き粉の消費(売上)が減ってしまうことから、事業の共食い化になってしまうということで「なるほど」と思いました。
勉強会の後半は業務提携やM&Aをテーマに当社のサービスであるSTUDYingまたはAirCourseと他社のサービスをどのように組み合わせたら面白そうか各自でアイディアを考えて発表し合いました。
短い時間でしたが、色々なアイディアが集まって面白い結果になったと思います。
業務提携やM&Aを通じて今後当社がどのように成長していくか楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後も定期的に勉強会の様子をお伝えしていきますのでお楽しみに♪