いま飲食店でアルバイトしたいと考えると、様々な選択肢が広がっています。コンビニや居酒屋、街の飲食店やチェーン店など、個性に合わせて働くことが可能です。
その中でも、あまりメジャーな選択肢ではないのが「料亭」というジャンルかもしれません。一般的な飲食アルバイトの中でも、お客様の年齢層が高く、ワンランク上の接客を求められることが特徴です。
通常よりも高い接客を求められるなんて大変そう…。そんなイメージを持って敬遠している方も多いのではないでしょうか。
しかし、大学に通いながらアルバイトスタッフとして働く奥村友海さんにお話を伺うと、料亭で働くたくさんの魅力を教えてくれました。居酒屋や飲食店で働くことを経験してきた彼女が抱く、北大路という料亭で働くメリットに迫りました。
初バイトが料亭だった彼女がアルバイトに思うこと
-まず奥村さんのアルバイト経歴を教えて頂けますか?
私のアルバイト経歴はちょっと変わっていて、最初のアルバイトで料亭と呼ばれるような高級飲食店を選んだんです。大学の周りの友人は、コンビニや居酒屋さんやチェーン店が多かったので、少し珍しい選択だったのかもしれません。
-どうして最初に料亭でアルバイトすることを選んだんですか?
立派な理由があるわけではないんですが、着物を着て仕事をしたかった事が決め手になったと思います。わたしは京都出身なのですが、実家に帰るたびに祖母が浴衣を作ってくれていて。和装にすごく愛着を持っているんです。
学生生活の中で、長い期間アルバイトすると思っていたので、好きな着物を着て働きたいと思ったのがきっかけです。なので、料亭を選んだことに強いこだわりがあったわけではないんです。
-お金や内容ではなく、服装で選んだんですね!
私のアルバイトの経歴は、料亭→居酒屋さん→本屋さんと経験して、現在の北大路という料亭のスタッフといった経歴になっているのですが、服装でアルバイト先を選ぶことで一層働きやすさを感じることが出来ているんです。
-服装でアルバイト先を選ぶと、どうして働きやすさに繋がると感じているんですか?
例えば、居酒屋さんで働いていると、スタッフのモチベーションが「お金」だったり「楽しさ」の優先順位が高い感覚があるんですね。なので、ノリの良さや仕事の楽さ、お金を求めているスタッフが多い感覚があったんです。
でも、料亭で働いてみると着物が好きだったり、丁寧な接客をしたいと思っているスタッフが多い感覚があるんです。なので自然と良い接客を吸収し合えるような雰囲気があるんです。
とはいえ、居酒屋さんの温かい雰囲気が合っている方も多いと思うんです。なので、それよりもワンランク上の接客だったり、落ち着いた雰囲気が好きな人にはすごく働きやすいと思います。
質の高いおもてなしを学んだことで体験できたこと
-実際に料亭で働いて、嬉しかった瞬間などはありましたか?
それはたくさんありますね!普通の飲食店では経験できない出来事やスキルがたくさん身についたと思います。
働いていて一番嬉しかった瞬間は、結婚前の両家ご家族の顔合わせというタイミングの接客をした時だと思います。皆様本当に緊張されていて、会話も進まないような状況だったんです。
お食事が始まる前に、記念撮影をすることになったんですが、笑顔の写真になってほしいと思って和んで頂けるような会話をしていたんですね。そこから雰囲気が緩んでいって、素敵なお写真も撮影できて。
特に印象に残っているのが、お店を出る時におばあさまに「あなたに接客してもらって本当に良かった〜」と手を握りながら言って頂けた事があって。
飲食店で働いていると感謝されることもあるんですが、ここまで本気でお客様に喜んで頂けることってあまりないと思うんです。アルバイトでもこんな嬉しい経験できるんだ!ってちょっと衝撃的でしたね。
-目上のお客様にうまく接客できたときの喜びは、ここでしか味わえないのかもしれませんね。
そうかもしれませんね。アルバイトでもより良い接客を大事にしようと思えたり、自分の存在意義が実感できることはすごく大きいですね。
丁寧な接客を学ぶことができるシスター制度
-とはいえ、目上の方を接客するのって難しと思うんです。誰にでもできることなんでしょうか?
現在働いている北大路では、学生のスタッフも多いのですが、どのスタッフも自分のスタイルを持って楽しく接客できていると思います。
その秘訣は「シスター制度」にあると思います。
-シスター制度を具体的に教えて頂けますか?
はい。シスター制度は勤務開始から2週間のあいだ、必ず社員や先輩のスタッフに横についてもらいながら働ける制度です。求められる接客のレベルは高いので、最初は丁寧に教えてもらえたり、先輩の良いところを学べる制度がしっかりしていますね。
変にやり方を矯正されることもなくて、先輩の良いところと自分の接客をMIXしたスタイルを各メンバーが持っています。
-実際に体験してみてどうでしたか?
私自身、目上の方へ接することを苦手としていたんですが、シスターの方はそこがすごく上手な方だったんです。
お客さんに嫌な感じを持たせない言葉遣いや切り返しが豊富で、本当に勉強になりました。また、忙しい時と1つのお席に集中すべき時のメリハリを学ぶ事ができて、いまでも役立つスキルがたくさん得られたと思っています。
他の料亭や飲食店で働いた経験がありますが、どうしても満足に接客を教われる時間が少ないのが実情だと思います。北大路ではプレッシャーなく接客を覚えられますし、相談できたり話しかけてくれる存在がいてくれることで、伸び伸び働けているスタッフが多いと思います。
-他にも北大路での働きやすさを感じる取り組みはありますか?
すごく小さなことかもしれませんが、まかないがすごく工夫されていることもありがたいですね。まかないって、働き終わった後に食べるのが一般的だと思うんです。
ですが北大路では「5時まか」といって、スタッフが17時〜18時の間で一斉にまかないを食べるルールがあるんです。スタッフ同士仲良くなれますし、接客の作戦会議も出来ますし、何しろ食生活が乱れずに働けることがありがたいと感じています。もちろんまかないのクオリティもすごく高くて、毎日の楽しみでもありますね。
あとは、シフトの融通は圧倒的に効くと感じています。近隣に店舗が密集していたり、事前予約の来店が中心になるので、急な変更希望を出してもほぼ必ず受け入れてもらえるんです。追加で働きたい時や、急な予定が入った時にストレス無く対応頂けるので、本当に働きやすいポイントだと思います。
辞めたいと思った瞬間が一度もない職場
-奥村さんにとって、北大路はどんな存在ですか?
一言でいえば、家のような存在でしょうか。スタッフの年齢層も幅広いんですが、みんな良い意味で世話焼きが多くて。新人のスタッフにはみんなが話しかけて良い雰囲気があるんです。
一流のスキルを持って雰囲気良く働けるので、これまで一度もやめたいと思ったことがない唯一のアルバイト先なんです。
人間関係も仕事内容もすごくマッチしているので、ワンランク上の接客をしたい学生さんやフリーターさんにはとってもオススメの職場だと思います。コンビニや居酒屋さんよりも接客や環境にこだわりたい 人にぜひとも料亭という選択肢を加えてほしいと思います。
現在、北大路ならびに系列店舗では、アルバイトスタッフ・中途採用を積極的に行っています。ぜひ以下のリンクからお気軽にお問い合わせください。