1
/
5

What we do

きらり薬局~福岡市、春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、福津市、糸島市 北九州市、千葉市で外来調剤・在宅医療に特化した保険調剤薬局です。 私たちは、処方せんのお薬を薬局で取りに行けない方や通院が困難な方には、責任をもって自宅まで配達いたします。足が不自由等の理由で、薬局に行くのが大変な方の為、きらり薬局の薬剤師が車で、指定された場所までにお薬を配達いたしますので、お気軽にお電話で・メールでお問い合わせください。 (24時間365日対応します。契約している方に限る。)

Why we do

創業メンバーの1人です。
来る2025年の超高齢化社会に向けて、国の方針は一貫しています。キーワードとなるのは地域包括ケアシステムの推進、病棟から在宅への医療現場の移行です。これは、2015年9月に厚生労働省が発表した「かかりつけ薬局」や「健康サポート薬局」の要件からも明らかです。 こうした国の方針のもと、薬局業界は「増加する在宅患者への対応」、特に「重度の患者へのケア」が課題になると考えています。 2025年までに後期高齢者(75歳以上)は人口の約20%、認知症患者は700万人に及び、介護医療費は21兆円にまで倍増するという試算が出ています。これに対して国は保険対象者の絞り込みを図っており、その思惑が顕著に表れているのが2015年度の介護報酬改定です。15年度改定では、9年ぶりに平均報酬単価が引き下げとなり、特別養護老人ホームや介護老人保健施設は「利益率が高すぎる」として大幅に減算、特別養護老人ホームの入居基準は「要介護3」以上に変更されました。一方、訪問看護、24時間の定期巡回などは報酬アップとなり、その重要性が明確に打ち出される結果に。塩崎厚労相は改定について「重度・中度の要介護者のケア、認知症への対応に配慮して加算した」と述べており、その傾向は強まっていくものと思われます。 したがって薬局においても、在宅医療への対応、とくに重度患者への対応が課題になると考えています。弊社のビジョンは「24時間365日、患者様に薬が届く世の中をつくる」、そして「処方箋を元気に変える」です。これは国の方針や業界動向がどうであれ、決して変わりません。ただし、ビジョンを実現することが、結果的には薬局業界が抱える課題を解決に導くと確信しています。 ビジョンの一つ目、「24時間365日、患者様に薬が届く世の中をつくる」とは、社会の仕組みを変えるという意味です。具体的には、ヤマト運輸が日本の流通を変えたように、「きらり薬局」が日本の在宅医療を変えたいと思っています。「クロネコヤマト」が誕生したことで、私たちは短時間で安く荷物を輸送できるようになりました。在宅に置き換えると、薬を必要としている人のもとに必要な薬が必要な量だけ届き、適切な指導のもと薬が服用されること――それが「当り前」な社会をつくりたいのです。 二つ目の「処方箋を元気に変える」とは、質の高い対人サービスを提供すること。たんに調剤をして患者様に薬を届けるだけでなく、患者様が元気になるようなサービスを提供したい。話し方や笑顔といった接遇や患者様一人ひとりに適した情報提供など、患者様を元気にする方法に正解はありません。「患者様の元気」のためには何が必要で、患者様は何を求めているのか、薬剤師が自分で考えて行動することが大切だと思っています。 さらに、このビジョン実現は10万人とも言われる介護離職者の減少にも貢献できると考えています。今後、在宅医療における重度患者の比率が上がるにつれて、介護離職者もますます増加するでしょう。しかし、在宅医療の質が向上すれば、介護のために仕事を辞める人も少なくなるはず。「きらり薬局」が質の高い在宅医療を提供することで、介護離職抑制の一端を担えればと思っています。

How we do

「店舗規模の拡大」と「介護との連携を強化したサービスの向上」です。 まず、社会の仕組みを変えるには、質とともにボリュームも必要ですから「店舗規模の拡大」は必須。将来的には全国展開も視野に入れています。これまで福岡県内での出店がメインでしたが、その足掛かりとして2014年には関東1号店を千葉に出店しました。現在、福岡県14店舗、佐賀県と千葉県に各1店舗の計16店舗を展開しており、目下は年間5店舗のペースで出店していく計画です。なお、出店スタイルはドミナント展開が基本。在宅では24時間対応の必要がありますので、店舗間で人やモノを相互に扶助しやすい出店スタイルを採っています。 当然今後も、外来だけでなく在宅にも力を入れるスタンスは変えません。2008年の創業以来、福岡県の在宅医療においてはフロントランナーで有り続けたという自負があり、1店舗当たり数十人の患者様をケアしています。 引き続き、これまで培ってきたノウハウを駆使して、新規出店エリアでのシェア拡大を図っていくつもりです。 もう一つ、質の高いサービスの提供のためには「介護との連携を強化したサービスの向上」がカギだと考えています。先ほど「これからは在宅医療の中でも、特に重度患者への対応が課題になる」とお伝えしました。この重度患者へのケアで忘れてならないのが、介護との関わりです。「処方箋を元気に変える」ためには、医療と薬だけでなく介護保険の仕組みやサービスについても知っておく必要があります。これは、ヒューガファーマシーが展開する居宅介護支援事務所「ケアプランサービスひゅうが」(以下、ケアプランサービス)を通じて、サービスの向上を図っています。 はい。サービス向上はハード面とソフト面の両方から取り組んでいます。ハード面の取り組みといえるのが「業務の効率化」。数年前から一包調剤機や自社開発した報告書システムの導入などを積極的に進めています。 一方、ソフト面の取り組みとして力を注いでいるのが「教育制度の整備」です。重度の患者様に対応できる薬剤師を育成するため、研修や資格取得のサポートを実施。認定薬剤師やケアマネジャーの資格取得支援や、介護カレッジ、緩和推進プロジェクトなど、薬剤師のスキルアップのために充実したカリキュラムを用意しています。また、「薬剤師力」のみならず「社会人力」強化を目的とした研修もあります。その一つが「一般常識勉強会」。業界知識や社会人としての一般知識を養うための場で、私が講師として登壇することも。先日はミルトン・フリードマンの「資本主義と自由」をテーマに年金制度や職業免許制度について話しました。社会という大きなスケールの中で自分の仕事を捉えることで、幅広い視野で業務に臨める社員を育てたいと考えています。