今夏、約1か月間、名古屋から上京してオフィスのそばにあるホテルで暮らしながらインターンをしてくれていた福森さんが、木下商会の学生インターンを通して思ったことを書いてくれました。ぜひご覧ください!
初めまして、生まれも育ちも名古屋の大学生です。
業界研究だとか就活情報なんだとか難しいことは置いておいて、広告で流れてきたベンチャー企業とのマッチングアプリを使いまして約1か月、木下商会さんで働かせていただきました。
早速、地元志向が強いといわれる名古屋から東京の会社に行って、変わったこと変わらなかったことを紹介したいと思います。
↑ 木下商会さんのおしゃれなオフィスがあるおしゃれな外装のビル
まず変わったことは、"働くこと"への認識です。
働く=縛られる、めんどくさい、同じ日々の繰り返しと精神の摩耗、自分の人生の10時間以上を費やして土日と周りの人との生活をどうにか維持する、ということでした。
しかし今では、
働く=自己成長、挑戦、自分で見に行く新しい世界、人と人との関わり、何より楽しい。
働くことと生きることがようやくつながりました。
就活生を魅了する単語集みたいになりましたが、実感するのはまた違いました。何より、ただ働いていてもこんなことは思わなかった。インターン生が社会に出ていけるように親よりも親身だった。思い出すと泣きそうです。感謝。
この視点を手に入れてから、この会社は何をしているんだろう、何をしたいのだろう、ということを考え始めました。「どの喜びと、どの成果が欲しいかなんだよ」という言葉をもとに自分の本心を聞くことからやり直しです。ただがむしゃらに体力を使えば実力をつけることができるだろうと楽なほうに考えていましたが、楽をすればするほど自分の欲から遠ざかることに気が付きました。
変わらなかったことは私の生きてる世界は狭いということです。
東京は人も情報も風景も流れが速く、一日一日を大事に生きることができていました。名古屋に戻ると「ここは田舎か?」と感じるほどゆったりと空気は流れるし、いつもと変わらない人、変わらない考え、変わらない生活前提の暮らしがありました。「平和だなぁ」と毎日つぶやく日々。自分が変わったと認識したとたん、止まっているものが目に付きます。
それと性格。環境が変わっても毎日筋トレはしなかったし、音楽を聴かずに勉強することもなかった。アルコールも全然飲むし終電でしか帰りたくない。
総じて変わりたいと願ったときにチャンスはやってくるし、外に頼らなきゃ自分の性格でできる範囲は変わらないことがわかった私は、変わる=人との関わりかた、環境なんじゃないかと思いました。
↑ 友達と公園で就活について語っていた。「終電で帰るってば池袋」って林檎さんも歌っていたし。深夜なのにたむろしてる学生がたくさんいた。東京って凄い。
ぶっちゃけ「職場は人が9割」なんじゃないの。
木下商会さんで出会う人たちって素直で、変に人との間に壁を立てなくて、目の前の人を否定しない大人たちでした。彼ら彼女らに出会うまでは、「人なんて出会ってもどうせすぐ会わなくなるでしょう」と本気で思っていました。
だから無機物が好きだし、飼うなら生き物は嫌でPepper君とかがよかった。それがインターンから帰ってきて変わった私は、「人に与える」「信じる」「本気」「偽らない」と意識しながら、人と関わろうと決めました。決めて一週間、すぐに世界がちょこっと変わってしまって「自分、やっぱり前までの考えは変わりたいって願ってるだけで、変われる側の考え方じゃなかったじゃん。」となりました。takerをやめた瞬間に自分の望んでいた未来はちょっとだけ回ってきた。そういえば、Twitterを覗けば一年前につぶやいた今年やりたいことは、「身長を伸ばす」以外達成されていました。
なんで素直に望まなかったんだっけ。なんで自分の欲を外から悟られないよう、自分だけで達成しようと苦しんだのだろう。きっかけはいつどこにあるか分からないし、きっかけ側だって欲しがってる人がいつどこにいるかなんてわからない。
後悔しない人生を、なんて小学生のころから頑張っていたけれど、今ふたたび真の意味で、後悔しない人生を、そして笑って最後を迎えたいと思えるようになりたいと思いました。
↑ 1か月お世話になったホテル。目も合わさず挨拶すらまともにしなかった私が最終的にスタッフさんとも話すようになった。優しいホテル。
何回も話して気づいてこれからも大事なことは「仮説をたてて検証」すること。人を信用すること。人を信用している自分を好きになること。これを意識しだした途端いいことが起こり続けました。(宗教かな?)知り合いに家を貸してもらえたり、友人にアルバイトを紹介してもらったり、二年会わなかった友達と会うようになったり、依存関係にあった友達から離れられたり。壺とか買ってないよ。新しいこともたくさん始まりました。
これまでは自分のコンプレックスだったり、ただ面白そうだという理由で軽く始めて中途半端なところで「まあ、まあ。」と辞めていたけれど、今では「面倒だ」とふわりと脳裏をとよぎっても、「でも、がんばろか。」となりました。
「頑張る」、「人と協力する」、「団結」。自分の嫌いな言葉たちが、いかに自分に足りないから避けては避けて、受け入れられてこなかった言葉たちだったのかがわかりました。
東京に1か月。狭いコミュニティの枠から飛び出て、村山さんはじめ木下商会の皆さんとたくさんの対話をとおして、自分の弱さを受け止めようともがける自分になれました。ありがとうございました。
最後に、この記事を読んでくれた大学生へ
多分、インターン生として関わる上で、ここ以上に自分を見つめ直せる会社なんてないんじゃないですか。変わりたいなら行ったらいいと思います。ヘタなオンラインサロンよりよっぽどいいです。インターン生にどう向き合うのか話しあいなんかしちゃうし、突き放すのではなく向き合ってくれて感動します。
ちなみに私も人情だとか自分で制御できないそういう単語は言葉嫌いな派閥でした。運命とかは好きだけどね。ここでインターンしていいのか、これが正解か考えている人がいたらインターンを通して得た気づきを一つ。
いつもどこかに“正解”は用意されていると考えていませんか?ここでインターンをしたら一週間程度で正解なんてないってわかります。今のところの最大効率的だとか、最適解はあるかもしれませんが(ないかも)、固定の大正解なんてない。覚悟して楽めばいいと思います。
(Text by:福森 暖)
木下商会は【あなたの「働く」をワクワクさせて、人生ハッピーにする】をミッションに掲げながら、オフィスや店舗の空間デザインを中心に事業を展開している会社です。
「空間デザイン」という未知の業界を体験してみて、福森さんが1か月を通して「働くことと生きることが繋がった」、そして「働くって楽しいな!」と思ってもらえたなら、これほど嬉しいことはありません。
現在、木下商会では、春休みや夏休み限定で長期インターンを募集しています。(地方在住の方には宿泊費全額補助制度もございます)
ぜひ、このブログを読んで、「私もインターンしてみたい!」と思った方は、まずはオフィスorオンラインでざっくばらんにお話ししましょう。エントリーお待ちしています!