2020年10月に11期を迎えたカインドメディカル。

今も昔も変わらない会社への思いや、11期を『Re:スタート』とした意味、これからの目指す会社について、社長である池田さんへインタビューをしました。

今回は前編として、【会社の立ち上げ〜チャレンジ出来る環境】について伺いました。

パソコン1台とfax1台からのスタート

――まず、説明会にいらっしゃる方からよく頂く質問です。なぜ看護師に特化した紹介会社を作ったのですか？特化することは怖くなかったですか？

会社を作ったのは、自分がどこまで出来るかを試したかったからかな。看護師さんに特化したのへ、純粋に、看護師さんとのやりとりが楽しいからかな。ものすごい強い動機というものはないかもしれないね。前職での看護師さんの紹介が純粋に楽しかった。特化することは確かに怖かった。でも、看護師さんは媚びないし、自分の資格に対してプライドを持っている。常に生死と向き合う現場で仕事をしている。その中で培ったプライドと、我々の持っているプライドとはちょっと違うと思う。

――特にナイトナースに着目したのは、前職の経験から考えを広げたのですか？

それはあるね。強みを持てるし、横に広がるという事を考えてスタートした。正社員の集客となるとハードルが高いけど、バイトからスタートして正社員につなげることは出来ると考えたね。

――なるほど。創設された10年前と今を比べると変わった事はありますか？

スタートの時はパソコン1台、fax1台、小さな事務所に間借りをしてスタートした。お金もない、人もいない、ないない尽くしだった。ただ、創業当時は“0ベースでやってやるんだ”という気持ちで、純粋に楽しかった。今年は11期だけど、1期に戻ってReスタートしようと考えている。その方が気が楽じゃない？また0からスタートするのは相当根気がいること。今年は絶対やってやろうと思っている。と思って毎年取り組んでいる。(笑)

社長としてではなく、人間としての成長を実感している。発信してもうまく伝えられない事もあった。ちゃんと出来るか自信もなかった。うまくいかなかった事もあったけど、でも諦めなかった。今も研修がうまく出来ているとは思わないけど。研修をしたり、教えたりする為に沢山学んで自信を持って伝えられるようになってきたことは、自分の中で1番変わったことかな。

逆に“常に良い会社にしたい”という、根底の想いは変わらないかな。だからこそ、それをみんなにも求めちゃうんだよね。そこで人とぶつかって、辞めていく子がいるのも事実。

カインドっていう社名は、ふと思い浮かんだものだけど(笑)この会社を始める時に考えついたもの！

スタッフにも、スタッフの家族にも喜んでもらえる会社にしたい

――会社の社訓になっている【四方良し】を掲げたのはどんなきっかけですか？三方良しという言葉は聞いたことがありますが。

ずるいんだよね、なんかないかなって感じで作った！(笑)　何を入れようっていうのは悩んだよ。この4つは大事だと思う、会社は最後にね。お客さん、スタッフ、喜んで取り巻く環境、最終的には会社が喜ぶ。

――そうだったんですね！(笑)その中でも【スタッフが喜ぶ】が2番目に出て来たのは私としては印象的なのですが。

喜ぶっていうことの捉え方は人によって異なると思う。お金だけではなくて、出来ることが増えたり、やりがいを持てたりする事は喜びなのかなと思って。特に、スタッフに喜んでもらいたいっていうのはあるんだけど、スタッフ皆んなの家族に喜んでもらいたいっていうのがあって。家族の方が、信頼して預けてもらっているって考えている。家族の方にも応援してもらえる、辛い時も“頑張れよ！”と背中を押してもらえるような会社にしたいというのはあるかな。ちょっと古臭いのかなぁ。

自身の経験の中で感じた、チャレンジ出来る環境の大切さ

――プロジェクトをはじめ、カインドメディカルにはチャレンジする環境がすごく多いなと感じます。

これはよく面接で聞く話だけど、“チャレンジ出来るチャンスがなかったから、今度はチャレンジしたい”というセリフ。でもこれって、うちに入ったから出来るとは限らないと思うんだ。“今の会社でもっと出来ることはないの？必死に取り組まないの？”とも思う。でも実際、自分が社長として働く前は、早く数字を出すとか、売り上げばかりを求められた。これだけでは心がすさんでしまうし、結果を出さないといけないという失敗出来ない環境が出来上がっていた。その経験から、【失敗出来る環境がいっぱいある会社】は良い会社だと考えていた。早く失敗して、沢山チャレンジをして。そこに本当の成長があると思うから。まさにプロジェクトはその経験を積める機会だと考えている。

――池田さんご自身でもチャレンジしていることはありますか？

自分の今のチャレンジは...0から1を作ることかな。11期は新事業も考えているし、やった事のない事に挑戦したいと思っている。今の財産をベースにやるのは嫌だし、仕事がマンネリ化する事も嫌。常に強気で攻めていこうと考えている。

中小企業は商品・顧客・営業地域が少ない。ということはマンネリ化しやすい。戦うフィールドが少ないからこそ、プロジェクトをしたり任せたりすることで、飽きない環境を作ろうと考えている。独立志向の強い子がうちに入社してきて“3～5年で自立しよう”って考えていた子が、結果、仕事が楽しくて10年、20年勤めていたみたいな会社って面白いのかなって。だから常にチャレンジできる環境は作っていたいと思う。

…あと、みんなと向き合っている事もチャレンジかな？もっとより良いものを教えたいとか、教え方を変えてみたりもする。でも、もっと皆んなチャレンジしていいのに、と思う。皆んなを見て、“成長して羨ましいなぁ〜”と思いたいよ！

今回はここまで！！

後編として【これからも変わらない想い〜今後の会社の在り方】について伺った内容を掲載予定です！

コーディネーターにとったアンケートも掲載予定です。

お楽しみに！