【株式会社セイルボートは2024年4月1日、「株式会社キマルーム」へ社名変更しました】
こんにちは!キマルーム採用広報です。
今回は社名変更後の記事第一弾!ということで、弊社の代表取締役である西野さんへ「社名変更決断の背景・キマルームとして新しいスタートを切るまでの14年間」について教えていただきました。
◆西野 量 -代表取締役
オリックス株式会社、不動産ベンチャーを経て、株式会社リクルート入社し、現住宅カンパニーで不動産広告営業に従事。2010年12月に株式会社セイルボートを設立。 B2B領域の複雑な商流に対し、「現場の運用」までバーティカルに深く入り込み、 プロダクトによる業界の電子化の平準化を目指し事業を推進。
🙍♀️)お忙しい中インタビューありがとうございます!本日はどうぞよろしくお願いします。
「社名変更という大きな決断」
🙍♀️)「株式会社セイルボート」から「株式会社キマルーム」への社名変更。色々な思いがあったと思いますが、決断に至った背景を教えてください。
西野)「キマルーム」というサービス名はおかげさまで全国各地の不動産関係者様に一定の認知をいただくようになりました。新規のお客様とお会いする時に「セイルボートの●●です」というよりも「キマルームを提供している会社です」とお伝えした方がすぐに分かっていただけることも、数年前から増えてきました。このように社名よりもサービス名が認知されている現状もあり、大東建託グループとなり1年、更に認知の幅を広げていくために今回社名とサービス名を一致させるという決断に至りました。創業当初からの英語交じりのサービス名「キマRoom!」も「キマルーム」に、シンプルにより親しみやすいものへと変更しています。
🙍♀️)サービス名を社名にすることで、「キマルーム」シリーズを強化していく!という覚悟を感じました。そもそも創業当時「キマルーム」というサービス名はどのような思いで命名されたのでしょうか?
西野)実は自分のアイディアではありません!笑 当時、GAFA等の海外のIT事業が広がっていく中、楽天のように漢字スタイルのサービス名がいいなと思っていて、本当は「部屋問屋」というサービス名になる予定でした。笑 ですがデザイナーより「キマルーム」のアイディアが出て、採用しました。
🙍♀️)そうなのですね!それは初耳でした!笑 今回決まった「キマる。不動産のみらい。」のタグラインも、とても良いですね。
西野)これもデザイナーが一生懸命考えてくれました。検索エンジンである「Google」が、動詞として「ググる」と使われてきたように、ブランド名が当たり前のように世の中に浸透し、キマルームをご利用いただくことを「キマる」となる未来を作っていきたいと思います。
<「キマルーム」シリーズのロゴも一新>
🙍♀️)今回社名変更のタイミングでリブランディングを実施しましたが、これまでもロゴの変更はありましたか?
西野)社名変更・会社のロゴ変更は初めてですね。サービスロゴはこれで3回目になります。今「キマルーム」シリーズとして一気通貫で不動産業務のアナログを簡素化・効率化するというコンセプトなので、シンプルなデザインがマッチしてくるなと思います。
西野)最初のロゴからモチーフとしている「鍵穴」のシルエットは、当社のサービスが賃貸不動産会社向けのサービスということもあり、今回のロゴも鍵穴を残す形としました。今回鍵穴を縦にしてより分かりやすく変更し、鍵穴を囲む円は「ご縁」も意味しています。当社のサービスが不動産会社様・入居者様とのご縁によって成り立ち、これからもご縁が広がっていく様を表しています。
「2011年キマルーム誕生の秘話」
🙍♀️)社名変更して新しいスタートを切ったキマルームですが、遡って2010年広島で創業した時のお話をお伺いたいと思います。創業の背景を教えていただけますか。
西野)実は最初はシステム開発の会社ではなく、入居支援事業を主として創業した会社でした。不動産業界のペインを解決したいという思いは創業当時から変わっていなく、空室物件をリノベーションして、仲介会社様に対して内覧会の実施等のリーシング活動を行っていました。
🙍♀️)創業当初は別事業からのスタートだったのですね!空室物件情報を不動産会社間で流通させるシステム「キマルーム」の開発は、どのようなところから着想を得たのでしょうか?
西野)入居促進事業で仲介会社様に訪問して驚いたんです。空室物件の情報はFAXとメールで流れてきていて、デスクには大量のFAXが山積み、メールの受信ボックスも一日数十件が空室リスト付のメールでいっぱい。今やお部屋探しで不動産会社に行くとパソコンで物件情報を検索して案内してもらうというのが普通になっていますが、当時広島ではそういった空室情報が集まるシステム自体が存在していませんでした。数日前に届いた空室情報も今日には入居が決まっているかもしれない。そうすると仲介会社様は電話で管理会社様に空室かどうか確認するわけです。
「空室情報を集約するシステムが必要だ」
そう思い、当時の会社は私一人だったので外注しました。3ヶ月で開発してもらい、2011年の7月に「キマルーム」がリリースしました。
🙍♀️)実際に不動産会社の"現場"で出たアイディアなのですね。「事件は現場で…ナントカ」ですね。笑 当時は西野さん1人で営業されたのでしょうか。
西野)しばらくは1人で営業をしてましたね。元々リクルートで不動産売買の広告営業をやっていたこともあり、賃貸業界も把握はしていましたから。とにかく足を使って、"相棒"と共に訪問しました。
<写真>西野さんが営業時に使っていた「相棒」
西野)創業から1年半後に1人目の社員が入社して、2人で殆どオフィスには戻らず外回りしていました。サービスリリースして約1年半、お陰様で脅威のスピードで売上目標を達成しました。新規の会社様に営業訪問した時に、「ちょうど今キマルームさんの話していましたよ!」と言われる場面が増えてきて、広島で浸透してきたなと実感しました。当時開発会社のリプレイスを考えていたのですが、商談していた開発会社から「これだけ売上が立っているならば、何故内製化しないのですか?」と素朴な質問を受けて、「そうか!内製化すればいいのか!」となりましたね笑
🙍♀️)それで今や組織の8割を占める開発部隊が始まったのですね。笑
<写真>創業当時最初のオフィス。ここから始まったキマルーム。
🙍♀️)短期間で広島で浸透した業者間流通サービスの「キマルーム」ですが、広島市場にはない全く新しいサービスでどう受け入れてもらったのでしょうか。
西野)「気迫」ですね。笑 というのは冗談で、当時売買物件の情報流通システムは広島でも浸透していましたから、その賃貸版です。という伝え方が一番分かりやすかったと思います。
広島でのサービスリリースから2年程経ち、2013年の6月に岡山でもサービスをリリースしました。
「キマルーム誕生から4年後、全国進出」
🙍♀️)短期間で広島・岡山で普及していったキマルームですが、全国進出を決めて東京オフィスが設立されましたね。当時のことを詳しく教えてください。
西野)当時資金調達が出来たこともあり、2014年4月に東京本部を設立しました。これもまた不動産会社様に訪問した時に"現場"で出たアイディアなのですが、入居希望者様が記入する「入居申込書」はフォーマットが管理会社によって違うので、仲介会社様はよく使う会社のフォーマットを印刷して置いてました。このフォーマットを集約するプラットフォームを作るのが最初の発想で、「キマルーム Sign」という新しいサービスを2017年にリリースしました。
<写真>紙の入居申込をタブレットで入力する業界初のサービス(2017年当時)
西野)当時紙に署名が当たり前の賃貸業界でしたから、こんな大事な申込書類をWebでやるのか!?という反応はありましたが、全く新しいことを始める時は、世間の反応はそうなるものです。このサービスで仲介会社様と管理会社様の情報のやりとりがスムーズになり、1件の申込対応に掛かる時間も削減・システムへの手入力を省くことやデータで書類を保管することなどの効率化のメリットも実感していただけました。その後、後押しするかのように電子契約に関する法改正が実施され、この「キマルーム Sign」も、電子申込だけでなく電子契約も可能なサービスに成長しました。
🙍♀️)業界でもいち早く"現場"でのペインポイントに気づいて新規サービスが出来たのですね。当時取材が殺到したのも納得です。
西野)「入居者募集」と「電子申込・契約」のサービスをリリースして、その間を埋める「追客対応」のサービス「キマルーム CRM」、更新・退去のシステム「キマルーム PM」を順次リリースし、一気通貫で賃貸業界の課題解決ができる「キマルーム」シリーズに成長しました。
🙍♀️)ありがとうございます。創業から14年目に入ったキマルーム、今後の意気込みを教えてください。
西野)今回の社名変更で設定したタグライン「キマる。不動産のみらい」は「キマルーム」シリーズをご活用いただくことで各ステークホルダー様の明るい未来をお手伝いする存在であり続けることをお約束するものです。引き続き、「キマルーム」シリーズを通して不動産賃貸業界の発展に繋がるサービスを拡充してまいります。ご注目の程、よろしくお願いいたします!
以上、代表取締役 西野さんのインタビューをお届けしました。
次回は取締役インタビュー第2段、コーポレート本部長のインタビュー予定です!お楽しみに。
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