今年の採用活動を見ていて感じたことを原稿にしたいと思う。
よくあるやり取りを以下に記載する。
小川「ちなみに勤務地の希望はありますか?」
新卒「勤務地は○○がいいです。」
小川「それはどういった理由ですか?」
新卒「長く暮らした環境で安心感があるからです。」
気持ちは痛いほどわかるが、環境が変わるときほどchanceが転がっていることも意識されたい。
確かに新環境に順応するまでに時間は必要だ。
では、新たな環境(=社会人生活)に適応した後に、
挑戦(上記の例であれば、転勤)する意欲は出てくるだろうか。
多くの人はNOであろう。新環境での生活スタイルに順応した結果、
新たな環境に身を置く気持ちや挑戦意欲は薄れていくだろう。
資格の取得を例に挙げよう。弊社では資格手当として、簿記2級と宅建の2つのメニューを用意している。
幸いにして、私は新卒入社時に両方の資格取得を叶えることができたが、それは社会人になりたてという
”気持ちがホットな時期”に挑戦したことが大きいと断言できる。
一般的なことであるが、入社年数が経つほど多くの仕事を覚え、それに伴い多くの仕事が与えられ、
責任も必然的に大きいものになる。業務効率改善に直結しない内容ほど、手は出にくくなる。
それだけではない。
自身の健康、家族の形成、住宅購入、親の介護、etc、色々な要素が絡み合い、フットワークは必然的に重くなる。
ではどうすればよいか?
これから社会人を迎える学生には次の言葉を贈りたい。
「changeとchanceは表裏一体である」
これは言葉遊びの一種に近いものであるが、真理のように感じる。 近い言葉では「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」という表現もある。
大事なことは、
changeをchanceに変えられた時のリターンは否応なしに大きくなる。
ということだ。
challengeがchangeをchanceに変える
挑戦意欲と知的好奇心が自己成長を飛躍させるキーワードだ。「未知への挑戦」を楽しめるマインドセットができれば、今後の社会人生活は豊かなものになるであろう。