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【育休取得体験記】父であることを肯定してくれた石井食品の子育て応援文化

こんにちは、毎度Wantedlyストーリーを書いています人財開発部の菊池です。この度私事ですが2週間の育児休業を取得しまして、その体験談を記事にしました。今後は育児休業取得経験者の「座談会」「インタビュー記事」を企画してみたいと思いますので内容にご興味いただける方は、ぜひ「いいねボタン」でリアクションいただけますと幸いです。

以下、急に短編小説チックな始まりとなりますが(笑)、お読みください!

「そろそろ日本に帰ろうか・・」
前職でベトナムに滞在中、妻に日本への本帰国を相談したのは2021年春頃でした。
当時私たちは世界的に最も厳しいロックダウンに見舞われ、まともに外に出ることもできない環境の中、気が滅入る日々を過ごしていました。いつ終わるかもわからない新型コロナウィルス感染症への恐怖に「この先の人生、家族(両親)とも離れ離れで海外に居続けていいのだろうか」と考えるようになりました。妻も私もベトナムのことをとても気に入っていたため、名残惜しさもありながら、しかし最終的には、「子どもは日本で産んで、両親含めて皆で育てよう」という決意のもと帰国しました。

帰国後まもなくして妻の妊娠が分かり、帰国した年の年末に息子が誕生しました。前職ベトナム法人から転籍という形で日本本社(東京)に勤めた私でしたが、夜遅くに帰ることが多く、なかなかワークライフバランスを保つのが難しいと感じるようになり、地元千葉県での仕事を探すことにしました。そこでご縁をいただいたのが石井食品でした。

入社して半年以上が経ちますが、理想のワークライフバランスが築けていることについて、会社と社員の皆さんには本当に感謝しており、石井食品への就職に家族も喜んでくれています。

こうしたことから育児も仕事も両立できていると感じていたため、実は入社以来育児休業の取得は考えていませんでした。しかし、社内の方々からの提案もあり、この度育児休業を取得しました。

【写真】会社1階のコミュニティスペースにて授乳中の息子、どこか得意気な表情。
(以後、親バカ満載の写真が続きますがお許しください←)

上長に相談~育児休業取得申請~会社の承認まで1週間かからず!

今回の育児休業取得で印象的だったのは、育児休業を相談し、会社に正式に認めていただけるまでに1週間もかからなかったことでした。なお、上長に相談のメッセージを入れ承認連絡を受けたのは、わずか3分以内!総務の方にも速やかに手続きいただき、会社全体で育児を応援してくれる雰囲気に涙が出そうになりました。

昨今育休制度が急速に広まりつつある日本社会で、もはやこうした体験は特別なことではないのかもしれないのですが、育児中の自分にとって気苦労なく手続きを進められたことは心の救いでありました。

また、育児休業取得前、社内コミュニケーションツールSlackのプロフィール欄に不在期間を記載していましたが業務でやり取りする全ての方が気づき、労いの言葉をかけていただいたのも嬉しく感じました。「何か緊急のことあったら電話ください」と伝えると「いえいえ、こちらで対応しますから育児に専念してください」と皆さんから気遣いをいただき、私自身が1児の父であることを肯定してくれる社風を強く感じました。

【画像】Slackのプロフィール欄。出張、休暇スケジュールなどはこのように表記します。

育児休業中の目標は?

昨年ベトナムから帰国後、コロナ禍で行動の自粛をしていたことから親戚周りなどできていないことがたくさんありました。子供にとってもたくさん刺激を与える機会にしてあげたいと思い、1日1回どこかにお出かけすることを目標にしました。(その他「家計の見直し」など細々したものもありましたがその話は面白くはないので(笑)ここでは割愛します。)

育児休業期間でやったこと

育児休業期間を終えて、「何ができたか」を整理してみました。

・子供と妻を会社に案内、社員皆さんに挨拶周り
・子供を連れてドライブ(茨城県の親族訪問)
・子供と水族館へ
・子供と花火大会へ
・子供と両家の実家へ
・子供の予防接種注射へ
・幼なじみで同じく育児中の友人と「パパお疲れ会」
・家事の負担軽減策を提案!お掃除ロボットを購入

最近は周囲でも出産ラッシュが続き、育児のことをあれこれ話せる友人も増えてきました。その中で幼なじみと、パパという立場同士で育児について話し合えるようになったのは大変感慨深いものがありました。一番盛り上がったテーマは「いかに叱られないように家で過ごすか」(笑)、詳しく書くとどこで誰が見ているかわかりませんので割愛します(笑)。でも「パパだって大変だよね」と傷のなめ合いができたことは心が救われましたので今後もパパお疲れ会は定例にしたいと思います。

また、最後の「お掃除ロボットの購入」は劇的に家事負担が軽減されたので皆さんにもおすすめしたいです。もともと「ロボットよりも自分で掃除機かけた方が早いじゃん・・」と思っていたのですが、育児中はその時間さえ惜しい状況になります。就寝中に掃除予約をしておけば他の家事ができるようになるため我ながら良い買い物をしたと思いました。育児休業を取得しなかったら気づけなかった点かもしれません。

復帰後に印象的だったこと

復帰後初日、出勤すると多くの方から言われた言葉は「もう復帰するの!もっと休みなよ!」という声でした。また、業務で関わる方々、上長からは、「戻ったばかりで大変と思うから自分のペースで仕事をしてね」と言っていただき、本当にありがたく感じました。

休業前も後も、多くの方からの労いや気遣いに囲まれ、自分が置かれている環境へのありがたみを再確認する機会にもなりました。実は制度上、2回目の育児休業を取得するチャンスがあるため、この会社のやさしさに甘えてもう一度しれーっと育休を取得しようかなとも考え中です(笑)。

また、今回育児休業取得にあたりお世話になったのは社内だけではありませんでした。取引先の方も含めて皆さんが育児を応援してくださったのも思い出の一つです。育児休業の旨を連絡すると「おめでとうございます!頑張ってください!」と皆さん返信をくださいました。もちろん休業中社用携帯に電話は一本もありませんでした。

育児休業はどうだったか?

成果を示すのは難しいですが、より子供との関係性が深まったのは間違いないと感じます。信頼を得たからか、最近息子を抱っこすると私から母乳を飲もうとしているのかずっと腕や胸を吸い続けるようになりました。(笑)

休業期間中にずり這いやお座りができるようになり、離乳食も様々なものにチャレンジし始め、歯も生え始めたなど、初めての瞬間をたくさん見れたのは自分にとって幸せな時間でした。

一方、「育児休業」について1つ声を大にして言いたいことは、全くもって「休業(休暇)」ではないという点。ここは本記事で一番強調させてください(笑)。

育休中、弊社代表石井智康がとあるメディアのインタビューの中で"育児休業は「休み」ではなく「修行」だ"と話しているのを思い出し、まさにその通りだと共感しました。週のほとんどを子供とつきっきりでいることの心労を体感し、夫婦の役割分担を見直すきっかけになりました。

育児休業はどうだったか?

これはきっと復帰したときに多くの人に聞かれるだろうこと。

何か格好のつく名言を残したいと思い色々と考えてみましたが、いまこうして体験談を書き連ねる中でも、実はまだまとまった答えが見つかっていない状態にあります。

それはなぜかというと、育児休業中、本当に疲れたからです。(笑)

考えふける間もなく仕事復帰を迎えたいま、本記事を書きながら頭の整理をしています。

【写真】「飛行機をやって」とせがむ息子。日に日に体重が増えるので半年後、一年後に備えて筋トレしないといけないなと感じます。

私にとって、「育児休業」とは?

「私事で長い休みを取る=ずるい」、「長期不在にする=誰かに迷惑をかける」、今まで私は他人に対しては「そんなことないよ!気にしないで!」と許せるのに、いざ自分事となるとこの先入観たちが自分に厳しく当たり、休まず働くことが美徳であるような感覚でいたと気づかされました。

私にとって、育児休業とは何だったのか、まだ整理がつかないところもありますが、ひとまずこの記事の締めくくりとしてまとめてみますと、

社内外に対して、「私は幸せになりたいです!」と胸を張って宣言する

これが今のところ自分の中で出た答えです。

育児休業はまぎれもなく子供のため、家族のための休暇期間でありました。心身ともに疲労は多かったのですが、幸せいっぱいの2週間でした。そんな「幸せな時間を過ごしたい」というプライベートな私情をわざわざ会社に対していうことへのためらい、「自分だけ長期休暇を取るのは申し訳ない」と遠慮する気持ちを取っ払い、堂々と育児休業を宣言できたことは、自分自身の成長にもつながったと感じます。

そして、未来の育休取得社員を、心から祝福、応援する側になりたいと強く決意しました。

【写真】本社1階のコミュニティスペース「ヴィリジアン」にて息子と2ショット

おわりに

弊社は社長自身が育児休業を取得した実績があり、また男性社員が積極的に育休を取得していることでちょっぴり注目されている企業であります。これまで役員や社員の育休取得事例はいくつかのメディアで紹介されることはありましたが、一社員の個人(私)が感じたリアルについて赤裸々に語りたいと思い記事を執筆しました。

昨今育児休業は何ら特別なことではなくなっていますが、当社を志望いただくキャリア採用の方にも、ご自身の出産・育児経験から食に関心が深まり、子育て支援のビジョンに共感し、石井食品でのキャリアを希望される方が多くいらっしゃいます。

この記事が石井食品の企業文化、風土の理解につながれば幸いです。

お読みいただきありがとうございました!

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