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専門商社で活躍していた私が研究業界を変えるスタートアップを創業した理由

※内容は、2019年2月時点のものです。

第2回目はInner Resource創設メンバーの一人である石川さんのインタビューを、ユーザー側の現役研究者Mがお届けします。

「研究者が研究に没頭できる世界を」を合言葉に研究支援事業を行うInner Resource。第一弾として研究業界に特化したクラウド購買システム「reprua(リプルア)」を提供し、2018年9月の正式サービス開始より利用者数は民間企業30社、研究機関80ラボに達する等業界から関心を集めている(2019年2月現在)。また東京都が支援するアクセラレータプログラム「Blockbuster TOKYO」に採択された。

プロフィール

石川 裕己 (いしかわ ひろき )

2007年4月から2017年9月まで医療・科学の専門商社の正晃株式会社兼、株式会社バイオテック・ラボの営業部に所属。 2008年から2012年の間はケミカルサービス東京株式会社にも兼務し東京大学推奨サイト『UT試薬サイト』の一員として活動。 2013年、官公庁施設の1研究室での立上げコンサルティングの実績を皮切りに国立大学、官公庁、私立大学、企業などで研究室立上げコンサルを中心に活動。 2017年9月に正晃株式会社兼、株式会社バイオテック・ラボを退職。 2017年9月18日に株式会社InnerResource入社し現在に至る

-本日はよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

- Inner Resource (インナーリソース) を立ち上げた経緯は?

(現代表の) 松本からreprua (リプルア) のアイデアを相談され、
“これはイケる!そして、自分の力も発揮できそう!”とピンときました。

そのまま、松本と一緒に起業することになりました。

-チャレンジですね。

大きな会社にいると、自分はあくまで組織の一員であり経営判断に関わる事が難しく、もどかしく感じていました。

インナーリソースに参画してからは、自分で一つ一つの決定に関与することができて、満足しています。
営業に行った際にも、会社のブランド名ではなく、自分の力で勝負している感覚がすごくありますね。

総じてチャレンジングですが、そのおかげで毎日が充実していると感じます

-どのような営業を?

今はrepruaの営業をメインでやっています。

元は眼科業界出身の土屋と医療・科学業界出身の自分とで。絶対取るぞ!ってところは二人で行っています。

研究というと大学や製薬会社のイメージがありますが、実は小規模のクリニックなどでも研究が進んでいます。また、食品とか車メーカーとかも各自研究をしていますので、今後そういった多様な業界とつながっていくことも楽しみの一つですね。

-今力を入れている業界は?

既存の購買等のシステムがなくスムーズな導入が期待できるバイオベンチャーです。
そこからどんどんアカデミアやクリニックまで広げていきたいと考えています。

-repruaの強みは何でしょう?

repruaは、研究者が研究に没頭できる社会を作るために生まれました。
なので、研究者の使いやすさにはとてもこだわっています。

研究者の方に実際に使って頂きながら、一つ一つ、それこそボタンの位置や画面の配置まで作りこんだ甲斐があり、UIには自信があります。

お客様からは、業務が半分になった!煩わしい業務から解放された!など嬉しい反応を頂いています。

特に、補助金を受領すると必要となる合見積もりが簡単に取れる機能が好評です。

これまでは合い見積もりをとるために、複数の会社に一つ一つメール/電話/FAXで問い合わせることに加え、その履歴を別途記録しておく必要がありました。

研究の手が止まるうえに、研究とほとんど関係がないため、研究者にとって非常に煩わしい業務となっていました。これをrepruaでは一瞬で処理できるため、非常にありがたいとの声を頂いています。

-石川さんとして、今後はどのようなことに力を入れていかれますか?

今自分が重きを置くのはカスタマーサクセスだと考えています。

カスタマーサクセスは、お客様の声を聴きながら改善につなげていく、repruaにとって生命線のような仕事です。ここで、私の業界の知見を活かしながら働いていければ、と考えています。

-これまでどのような要望を取り入れられました?

最近ディーラーさん (専門商社) からもらって一理あるなと思ったのは、クレジットカードの決済を使えるようにという要望です。

スタートアップは会社の与信を考えると取引することが難しいケースもあります。
しかし企業がもつクレジットカードを使えば、いちいち審査することなく取引が可能になります。これによって、これまで取引が難しかったスタートアップとディーラーをつなぐことができるようになります。

こういった要望はエンジニアチームがかなりのスピードで形にしてくれるので、日々進化を実感できます。

-スピーディーでいいですね

エンジニアチームにはとても感謝しています。2人が中にいてくれる、伝えれば形にしてくれる、だから私は安心して前に出ることができます。

-repruaを売るやりがいは何でしょうか?

これまで変わってこなかった業界を自分で変えることができる、ということですかね。

大きな会社だと、エンジニアは「これを作った」って言えるけど営業はそれがないんです。でもインナーリソースの活動は業界を変える運動なので、自分としてはそこに存在価値を見出すことができます。製品を作っているわけではないですが、会社を、そして業界を変える流れを作ることができます。

-最後に一言お願いします

本当に刺激的な日々をお約束できます。業界を一緒に変えませんか?

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