ipocaへ入社する前は何をしていましたか?
社会人になって最初の会社は社員数一万人程の大きな会社でした。入社後すぐにシアトルに渡米しローカライズテスターの仕事をしました。当時から日本の10年先を進んでいるという環境での仕事は刺激的で、スピードも考え方も今の私の仕事のスタイルの原点になっています。帰国してからは外資系メーカーや広告関連、EC関連の会社でマーケティングをメインに行っていました。最近10年は数社でCMOを務めています。
その中でもECしか販路を持っていなかった会社で店頭販売の可能性を説いて、日本初・ワールドワイドで数百億円規模の売上になるサービスをディレクション出来たのはいい経験です。その後もある広告商材を日本一の売上までディレクションしたり、短期間に事業をグロースさせる事が得意なのかもしれません。そのためにはチームでもハンズオンでもリサーチ・企画・マーケティングなんでもしていました。
転職した理由とipocaに入社を決めた理由はなんですか?
直近はEC事業を行っている会社で、新規事業のシェアリングエコノミーサービスの事業開発を行っていました。その事業を進める中で素晴らしいサービスを提供されているのに、なかなか知ってもらえずサービスが広まらない現実を目の当たりにしていました。
そんな中、同じような課題を抱えている商業施設の課題を解決しているipocaの存在を知りボードメンバーと会う中で、代表の一之瀬のリアルコマーステックに賭ける想いと、過去に経験されているipocaを創ったきっかけとなったお豆腐屋さんの話と私が解決したいと考える事が共感できたことはとても大きかったです。
当社のボードメンバーと話をしていると、課題や可能性がとても多い事も分かりましたし、その中でまずは短期間で成長しないといけないフェーズである事も理解できました。私が貢献できる領域も広い事も多く、非常にチャレンジングな事業領域なだけに半端な気持ちで取り組んでいないというボードメンバーの熱量と、このメンバーとだったら勝てるチャレンジができると確信できたからです。
ipocaでの役割・ミッションはなんですか?
ipocaでの役割は事業開発です。 クライアントとなる商業施設やテナントの方が、情報を拡散することや売る為の仕組み作りがミッションです。
事業開発ではリサーチから企画、マーケティング、マネタイズなど様々な役割を担い、トライアンドエラーを行います。 社内外のコミュニケーションも非常に重要で、どんな状況においてもなんとか物事を前進させる事を意識しています。様々な役割の人を巻き込み、助けてもらいながら形にすることは強く意識しています。
今後やりたいことはありますか?
今EC業界はamazon、楽天、yahooに集中していき個店での展開は難しくなってきています。またECはお買い物市場の10%以下で、リアル市場の方が圧倒的に大きいのが現状です。テクノロジーの進化やマーケティング手法が整ってきている今のタイミングでリアルな店舗でのお買い物に新しい価値を提供していくのにはベストなタイミングだと感じています。
ipocaが大きくなる過程において、新しい提案やイノベーションが起こり続けるような環境を作っていくこともチャレンジしていきたいことのひとつです。色々な人が新しいことにチャレンジできて、社内にどんどん増えていくようになると面白い組織ができていくと思っています。
またこれまで自分自身が買い物の90%以上ネットで行っていましたが、ipocaに入社してからリアルな店舗へお買い物に行くようになり、実際に商品を手に取ってお店の人と話すことをあらためて楽しく感じました。ECでお買い物をするときの便利さとは違う、リアル店舗でのお買い物の良さを伝えていきたいとも思います。