お気に入りのショップのおトクな情報が届く「NEARLY」など、ほかとは違った個性的なサービスやアプリを提供しているipoca。この個性的なサービスを支えているのが、同社で働くエンジニアやプログラマーたちです。 実はipocaでは、このプログラマーに日本人だけでなく、外国人も数名働いています。そこで、ipocaで外国人プログラマーとして働く、ロシア出身のマクシムさんにスポットを当ててみました。
プログラミングと日本語はどこで学習したのですか?
どちらも大学で勉強していました。前職も同じようにプログラミングがメインの職場でした。得意としているのはウェブブログラミングですので、PHPやJavaScript、などが得意です。
日本語を勉強しようとしたきっかけは、日本の文化が好きで、特に日本の映画を観て気に入ったからです。特に北野武監督の作品が好きなんです。ipocaで働く前も日系の企業で働いていましたが、ほとんどがロシア人でしたので、日本語に関しては大学での勉強と映画などから学んだ経験が大きいですね。
ロシアと日本でプログラミングの違いなどはありますか?
あまりないと思います。プログラミング自体は何語でも関係ありません。日本語で表示する部分などは、ちゃんと仕様書がありますし。ロシアで学んだプログラミングの技術がそのままipocaで発揮できています。
プログラミングに使うマシンはWindowsです。日本ではMacを使うプログラマーが多いようですが、ロシアではWindowsが多いですね。違いと言えばその辺りだと思います。
ロシアではどのようなアプリが人気ですか?
コミュニケーションアプリが人気となっています。Viberを使っているユーザーが多いです。私も友達との連絡などでViberをよく使っています。ボイスメッセージではなくて、テキストメッセージをやりとりすることが多いですね。ただニュースアプリやO2O系のアプリはまだそんなに普及していません。アプリではなくてウェブサイトでレストランなどがインフォメーションを流すといった程度ですね。 ですが、ロシアでも大都市圏ではLTEが普及しているので、これから高速通信を使ったサービスも伸びていくと思います。
ipocaが開発しているNEARLYを使ってみてどう思いましたか?
非常に良いアイディアだと思いました。おトクな情報が自動で入手できるというアプリやサービスは、ロシアではまだ見たことがなかったので画期的なサービスだなと。ロシアでも始められたら人気になると思います。
ただ実際に使ってみて、自分なりに改善したいところはたくさんあります。特に自分はウェブプログラミングが得意なので、まずはNEARLYのウェブサイトを改良したいですね。
ipocaという会社で実際に働いてみてどうですか?
入社して約6ヵ月たちますが、すごくおもしろい会社ですね。みなさんフレンドリーでとても働きやすいです。実はロシアで日本語を学んだものの、ロシア国内では日本語を活かせる職場というのはなかなかありません。なので日本の会社を就職先として探していましたし、ipocaも日本語ウェブサイトにあったプログラマー募集を見て応募しています。
外国人で日本語のコミュニケーションが完璧ではないとはいえ、自分のプログラミング技術をしっかり見てくれて、採用してくれるというところも非常におもしろい会社だと思います。
日本だけでなく世界から人材を集め、サービスやアプリにも彼らの経験や知識を投入しているのがipocaの強みのひとつです。