お客様を大事にするインヴァスト証券を体現 お客様の声をサービス改善につなげるカスタマーサービスの仕事 | メンバーインタビュー
FXをはじめとしたデリバティブ商品を扱うインヴァスト証券。投資商品のなかでもデリバティブというとリスクが高く難しいイメージを持たれがちだ。だが、インヴァスト証券では、テクノロジーの力を駆使しなが...
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『トライオート』は、お客様が注文のルールを設定すると、それに従って24時間システムが自動的に取引をおこなうサービスです。人間とシステムそれぞれの得意領域を融合した画期的なサービスで、変動する相場や感情に左右されずにFX取引で成果を出すにはどうしたらいいかと知恵を絞った末に誕生しました。10年間の歩みとお客様への想い、今後の展望についてプロダクトオーナーを務める執行役員の綿引に話を聞きました。前編・後編の2回にわたってお届けします。
執行役員・プロダクトオーナー
綿引 耕一郎
≪前編≫はこちら
―綿引さんは、実はリリース時はまだ入社されていなかったのですね。
はい。個人的な経験としてトライオートに初めて触れたのは、前職にいたときです。インヴァスト証券は元々、『シストレ24』のときから、業界内で自動売買の会社として一日の長がありました。その後トライオートで、さらに独自のポジションを確立していきました。
前職の会社で自動売買のサービスを検討していたときに、トライオートを調べていたことがありました。僕自身も熱心にトライオートのウェブサイトを調べ、それでもわからないことをカスタマーサポートに電話して聞きました。
すると、本当に細かく丁寧に教えてくれたのです。こちらもやはり専門的で難しいことを聞くわけです。それに対して、担当者がとても詳しく説明してくれる。「カスタマーサポートのスタッフがこれほど詳しいのか」と感動したことを覚えています。自動売買という普通のFXに比べて難しいサービスだからこそ、お客様とのコミュニケーションを大事にし、しっかりと知識を持ったうえで接している。その姿勢は、当時から脈々と育まれていたのだなと思います。
今も弊社はカスタマーサービス(以下CS)をとても重要視しています。例えば、「三大陸制覇」にしても、ほかの新しい機能やサービスについても、お客様にしっかり伝えていかなければ理解してもらえません。理解し、納得していただかないと、サービスを使っていただけないので、お客様にトライオートを伝えていく役割をもつCSはプロダクトの生命線ともいえます。
―CSに注力し、実際にお客様も理解してしっかりと使ってくれていますか。
そうですね。一人あたりのお預かり金額は、業界のなかでも多いと思います。お客様の継続率も裁量取引と比べものにならないほど高いです。しっかり腰を据え、ある程度のお金を投じて、資産運用の手段として使っていただいている実感があります。
トライオートの機能性は、同様のプロダクトと比べて優れていると自負しています。例えばチャートをフリーハンドで書くだけで自動売買のルールを作成できたり、作成したルールのパフォーマンスをすぐに計算できるなど他社にはない特長があります。使っていただくためにどうお客様に届けるか。よりわかりやすく、よりシンプルに伝えることに重点をおいています。
少し前までは機能性や収益性を打ち出していましたが、今はお客様の資産運用として広く使っていただくために、わかりやすい提案を心掛けています。それで出てきたのが「三大陸制覇」で、この通貨のセットで運用資金はこれくらい用意して始めましょうと、かなり具体的な形でお客様にご提案しています。
―予約制で相談できる「トライオートコンシェルジュ」もその一つですね。やってみていかがですか。
トライオートの運用において何かしらお困りでご利用いただくケースが多いのですが、結論としては運用をスタートする時点で、トライオートをよく理解してもらうことが続けていただくために大切だということがわかってきました。最近は、新しく初めてくださった方向けのセミナーを充実させたり、そこでコンシェルジュなどパーソナルなサービスをご案内したりと、お客様対応を強化しているところです。
始めるときに最低限必要なことを頭に入れていただくと、その後、例えば1年経ったときのお客様の結果はだいぶ変わってきます。これは数字でも表れています。このような取り組みをどんどん広げていきたいと考えています。
トライオートには様々な機能がありますが、「こんなにいろいろありますよ。なんでもできますよ。」と伝えるだけでは、お客様に使っていただけません。初めてお使いいただくお客様にトライオートを理解していただくことと、具体的な運用の提案に注力しています。
―やはり第一には「お客様のために」という思いでやっているのですね。
もちろんです。トライオートはデリバティブ取引で新しい資産運用を提案することに誠実に向き合って生まれた、インヴァスト証券のミッションを体現するサービスです。多くのお客様に支えられ、今日まで10年間サービスを続けて来たことは素晴らしいことだと思います。お客様が増えていくなかでバックサイドの増強も待ったなしの状況でした。リニューアルによって堅牢なシステムを手に入れて、これからプロダクトとしてさらに発展していく体制ができました。
※2023年末のリニューアル後のトライオートのホーム画面
CSを通じてお客様からいただいた声をプロダクトの中心に据え、その声をスムーズに反映して改良し続けるプロダクトになっていく基盤が整ったと思います。新たなスタート地点に立った状態です。
―『マイメイト』と並ぶ二大プロダクトですが、サービスの特徴の違いなどはありますか。
元々シストレ24はすべてシステムがやってくれるもので、そこで出た課題と向き合い、人がやる部分とシステムで自動化する部分との融合を図ったのがトライオートでした。マイメイトはさらに「人がやる部分」をAIに任せる挑戦的なプロダクトです。それぞれに個性がありますが、トライオートならではの特徴は自分がどのような戦略で勝負してどのような取引が行われたか、すべて可視化できるところです。これはシストレ24にはもちろん、マイメイトにもない特徴です。
可視化されることのよさは、お客様が成長を実感できることです。自分はこういう戦略を考え、こういう期待をしていた。そして実行したけれども、実際の相場はこう動いたから利益が出た、あるいは損をした。そのような振り返りができるのです。すると、次はさらに、もっとうまくやろうと考えて工夫が生まれます。そこが、やっていて楽しいところだと思います。
一般的にはリスクとも言いますが、やはり金融取引というものは何かストーリーがあると思うのです。自分なりの分析をして取引に参加して、予想通りになることもあれば、反対に経済指標の結果や、ニュース、世界のどこかで想定外の出来事が起きて、予想しなかった値動きで利益や損失が出たりする。人が金融取引に魅了されるのは、1億人いたら1億通りのストーリーがあるからだと思います。世の中のあらゆる事象が複雑に影響しながら、自分の取引と結びつく。そういったことを経験し、学ぶ過程を通じて成長していくものだと思います。
―より楽しくする工夫や、今後の展望なども教えてください。
2023年末のリニューアルで、新たに「運用成績」機能ができました。毎日収益を実感できるように、カレンダーの形でその日に口座に入った損益を見えるようにしました。お客様にも好評です。
今後についてはいろいろなプランがありますが、お客様同士のコミュニケーションが生まれるようにしていきたいというのもその一つです。「ビルダーズシェア」という機能でお客様が作ったルールを共有できる仕組みを用意していますが、よい戦略をつくる人が注目を集め、賞賛され、トライオートからスターが生まれるような状況をつくれるといいですね。ほかにも、トライオートをより理解してもらえるしかけなどを中心に考えています。
―最後に、これからインヴァスト証券に入る方へのメッセージをお願いします。
お客様の資産形成につながるサービスを開発し、結果としてお客様が増え、自分たちの事業も大きくなっていくという循環をつくることがシンプルに楽しいと思います。なかでもトライオートはミッション「デリバティブとテクノロジーで資産運用の未来をつくる。」に向かう道の中心にあるサービスです。開発もCSも、ほかのどの部門でもお客様のためにという想いは同じです。どの役割でも一緒に働けたら嬉しいです。
トライオートはお客様の声がプロダクトをつくります。その声を直接聞いているのがCS。やはり、すべての起点になるのはCSで、その声を受けてビジネスサイドが企画し、開発部門が外部のベンダーさんの協力も得て開発し、マーケティングが世に広め、そしてお客様に来ていただくとCSがしっかりサポートする。この循環が続いていきます。お客様が幸せになって、結果、会社が成長する。トライオートはそのような形で動いています。このサービスを一緒につくる仲間との出会いを楽しみにしています。