地方との繋がりの作り方 by インティメート・マージャーのオープン社長室
五十嵐がSHIKOKUDXWORLDをするにあたり、 どのように地方のキーマンと繋がっていくのか、簗島さんと談義しています。
https://podcasters.spotify.com/pod/show/im7/episodes/ep-e28u4fh/a-aaam3nh
当社では、「インティメート・マージャーのオープン社長室」と題し、代表である簗島の考えを共有するツールとして、Spotifyで定期的にラジオ配信をしています。
社長が普段思うこと、日常生活での気づきが凝縮されているので、定期的にテキスト化してお届けしていきます。是非ご覧ください!
簗島:四国でDXに精通する人とのつながりが広がっていると感じています。実際、愛媛で活躍している方々を紹介してもらい、10人ほどのコミュニティができましたし、コワーキングスペースを運営している方ともつながることができました。
「DX WORLD」という、地方創生を目的に最新のテクノロジーを活用して地方自治体と協力し、新しい働き方や価値創造を推進するイベントがあります。DX WORLDを開催すると、地元で頑張っている人たちとつながる機会が増えています。今回は、以前のセミナーがきっかけで連絡をいただき、インドの人材に関するセミナーを共同開催することになりました。そこから四国の企業の社長を紹介してもらい、さらに「愛媛と言えばこの人」という方ともFacebookでつながりました。まるでわらしべ長者のように、既存の人脈を活かしながら新たなつながりが広がっていく感覚ですね。また、地元で活躍している方々は、何かを一緒にやろうという意欲が非常に強いです。千葉でDX WORLDを開催した際も、地元で積極的に取り組んでいる方々とつながることができました。これは、複数の地域でイベントを開催した実績があるからこそ、温度感を共有できるようになったと実感しています。
地方イベント開催のアプローチとしては、行政や地方銀行からの連携が王道です。行政の柔軟な担当者を紹介してもらい、産業振興課の方々とつながることが多いです。また、コワーキングスペースを運営している方々は多くが行政と関わりがあるため、自然に連携が生まれますね。地方とのつながりを深めるために、松山三越でDXセミナーを開催することもあります。地元の有名人や東京からのタレントを招いて行いますが、こういったイベントでも実際に行動に移す人は少ないのが現実です。100人が参加しても、実際に動くのは2人程度ということもあります。地方の企業で働く人たちの平均年齢は40歳を超えており、30代でも若手と見られることが多いです。DX WORLDで会うのは30代の社長や、私と同年代から40代前半の行政関係者が多いですね。商工会議所の方々はさらに上の年代が中心です。課題としては、上層部が部下に任せきりになってしまい、結局何も理解していないという状況が見受けられます。
本当に若い世代にリーダーシップを引き継いでほしいというのが、私の一番の願いですね。
四国をはじめとする地方でのDX推進は、人的ネットワークを活かしながら広がりを見せていますが、イベントやセミナーを通じて得られるつながりを、実際の行動に結びつけることが難しい現状も浮き彫りになっています。
DXが本格的に進展するためには、次世代のリーダーが中心となり、地域を超えた連携と共に行動を促す環境づくりが必要だと思います。今後、地方とテクノロジーの接点を強化し、持続可能な発展へとつなげていくことが重要ですね。
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