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山の中の荒れ果てたみかん畑を農地に変えた人に未来を感じた話

日本における農業事情を考えたときに、外せない問題として中山間地域の耕作放棄地問題があります。
今回は九州で出逢った、山の合間で農業をやっている農家さんのお話です。

中山間地域というのは、字面から分かる通り、山と山に挟まれた地域のことで、平地と比べて作業効率が悪くなるため運用コストが高く、農業をするには敬遠される地域です。

とはいっても、日本の国土の7割が中山間地域なんですよ!


日本らしい風景の一つとして棚田がありますが、まさに山の傾斜面を上手く使った、昔ながらの米作りの象徴ともいえる風景です。ただし、景色は良いのですが、作業をする側は大変です。狭い通路しか取れないため、大型の農機具は入らず作業効率が悪くなります。


平地であれば一区画当たりの農地の面積も広く取れますが、中山間地域においては狭い耕作面積の単位で複数の農地を持つことになります。このように問題が多くあるため、耕作放棄地がドンドン増えているのが中山間地域です。

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