松田 まりな(まつだ まりな)
新卒入社の金融系アフィリエイト会社で営業やWebディレクションなどを経験。2社目では教育事業やコワーキングスペースの運営管理をメインに複数業務を同時にこなす。
2020年10月から個人事業主として「いいオフィス」をメインに、病院の受付をしたり、知人のマーケティング会社やオンラインショップの手伝いをしたりする日々を過ごす。
好きなものは海とお神輿とサーフィン。2歳から20歳までクラシックバレエを習い、バレエ優先のため一番楽と聞いた陶芸部に入部した経験をもつ。当時部活には参加していなかったものの、最近になり陶芸をやりたいと思いはじめている。
実店舗運営から営業や採用のサポートまで。職種に縛られずあらゆる業務に携わる
—まりなさんは「いいオフィス」でどのような仕事に携わっているのでしょうか。
メインで携わっている業務は、「いいオフィス」契約店舗の運営管理です。ほかにも営業メンバーに同行して資料や契約のサポートをする営業アシスタント、採用サポート、PRなど、職種に縛られずあらゆる業務に携わっています。
運営管理と営業サポートを同時に担当することで、実店舗と営業との連携がスムーズになり双方にとって働きやすくなるため、今後は営業サポートの比重をあげ、バランスよくこなしていきたいです。
「いいオフィス」の仕事は週5ペースですが、「いいオフィス」の仕事と両立して個人の仕事も行っています。
これからの働き方を考えるとともに、成長が止まっている自分に不安を感じていた
—まりなさんはどのようなきっかけで「いいオフィス」にジョインしたのでしょうか。
きっかけは、これからの働き方について考えたことです。
「いいオフィス」で働く前は、前身となるコワーキングを運営していた会社LIGで、4年半ほど教育事業とコワーキングスペース運営事業に携わっていました。
どちらの仕事もリアルでのお客様対応が必要なため、シフト制で早朝に出勤することや、深夜まで働くことも珍しいことではなかったです。
役員直下のチームリーダーとして働いていたのですが、マネージャーなどの中間管理職がおらず、「問題が起きたら私で食い止めなきゃ!」と常に責任感を持っていました。曜日関係なくチームが動いていたため、休みの日でも承認作業や業務チェックなど、必ず連絡が取れるようにしていました。
—休みの日でも常に連絡が来ると、プライベートとのバランスもとりにくくなりますよね。
チームメンバーに恵まれていたこともあり、働き方を苦には感じていませんでしたが、今後年齢を重ねたとき、このまま同じ働き方ができるのかと疑問がふと湧いてきました。
またコロナ禍で全国的にリモートワークが推奨されている中、業務的にリモートワークへの移行が難しく、一人っ子の私は家族に何かあったときすぐ駆けつけられないことに危機感があり、働き方を変えようかなと考えていた時期でもありました。
—コロナ禍で世の中の働き方が変わり、働き方について考える人も増えてきましたよね。ほかにも仕事においてこれからを考えることはありましたか。
30歳を目前にこれからを考えたとき、「自分の成長が止まっているのではないか」と不安がありました。
実は前職LIGで働いていたときに、「いいオフィス」龍﨑代表の直下だった時期がありました。当時を思い返すととにかくがむしゃらに頑張り、時には泣きながらも、成長できている実感がありました。
また龍﨑代表のいる「いいオフィス」で働くことで、あの頃のように成長を感じたいと考えたことも1つのきっかけです。
「いいオフィス」のビジョンや、龍﨑代表はじめとした経営陣が作り出す「ゼロイチ」を自分がサポートすることで「イチヒャク」に成長させていく仕事内容にも惹かれ、これからの働き方や自分の成長、家族やプライベートなどを考えた結果、「いいオフィス」への参画を決めました。
会社のビジョンが明確で団結力もある組織だが、一人ひとりの仕事が見えにくい部分も
—実際に参画を決めて、「いいオフィス」のここはいいなと思う部分はどういった部分でしたか。
ひとつは「世界同一職種同一賃金」「どこでもいい世界」というビジョンが明確で文句のつけようがないくらいよいところです。
もうひとつは働いているメンバーがいいところ。ほぼ全員が業務委託で働いているため、全員集まるのは週1回のミーティングだけにもかかわらず、メンバーみんなの仲が良く、オンとオフの切り替えがはっきりしているので働きやすいです。
メンバーの多くが「いいオフィス」以外の仕事を請け負っており、他業種の話を聞けるのもおもしろいです。
—なかなか会えないメンバーだからこそスムーズにやり取りできることが大切でしょうし、それを支えているのがメンバーの仲の良さなのかもしれないですね。ちなみにこういう部分は改善したほうが…と思うことはありますか?
新しく入ってきたメンバーが業務にすぐに慣れるような仕組みを作らなければならないと思います。組織ができたばかりなので、仕組みを作ってもさらに組織が大きくなった時には新しい仕組みが必要になることから、作れていないのが現状です。
また週1回しか顔を合わせる機会がないため、直接顔を合わせたコミュニケーションが取れず、誰がどの仕事をしているのかわかりにくいことも改善点だと感じています。
今は進捗をこちらから把握しなければいけないため、ツールを活用して仕組化できればいいなと思っています。
生まれた環境に左右されることなく学べる機会をつくり、自分が好きな場所で働けるよう、「どこでもいい世界」を実現
—まりなさんは「いいオフィス」で働くにあたり個人的に掲げているミッションはありますか。
私が掲げているミッションは、「生まれた環境に左右されずに学べる機会を作ること」。
前職のLIGに入社したきっかけは、学生時代によく遊んでいた上野が好きで、好きな場所で働ける会社を探していたことでした。上野にある会社を調べてLIGと出会い、秘書枠採用に応募しました。
もちろん最終面接で社長に、志望動機の一つとして会社が上野にあることも伝えました。結果として秘書での採用ではありませんでしたが、非常に濃厚で楽しい4年半を過ごせたのでよかったです。
でもこれは、好きな場所にたまたま働きたいと思えた会社があった奇跡です。人によっては希望する場所に働きたいと思える会社がないこともあります。
日本に限らず世界にも視野を広げれば、生まれた国ですら仕事ができないことや、労働条件が悪いところしか選べない環境に置かれている人もいます。
それでも好きな場所で働くためには、どこでも働けるスキルを身に付けなければなりません。
—たしかにコロナ禍でリモートワークが呼びかけられていますが、実際にできない職種の方や業種の方もいらっしゃいますし、世界に目を向けると、もっと環境によって制限されてしまう国も多いですよね。
そうなんです。教師をしている母から「勉強ができる環境ってすごく恵まれているんだよ」とずっと言われてきましたが、当時小学生だった私は「勉強なんてしたくないのに、なにを言っているんだろう?」と思っていたんです。でも年齢を重ねるごとにその意味が分かってきました。
今、私は当たり前に学校を卒業して就職して働いていますが、もし小学生や中学生の時期に勉強していなかったら、働ける職種が狭まっていたかもしれず、私自身の身に起こること以外に興味をもつことも少なかったかもしれません。
今の私があるのは義務教育で学べる環境があったおかげだなと思っていますし、学ぶことの大切さをひしひしと感じています。
自己満足で終わらない。自分の無力さを痛感した経験から、自身の成長だけでなく、問題の根本的な解決を目指す
—「いいオフィス」では「世界同一職種同一賃金」「どこでもいい世界」をミッションとして掲げていらっしゃいますが、まりなさん個人の目標はありますか。
個人の目標でもあり「いいオフィス」で実現したい目標にもつながりますが、「どこでもいい世界」の実現を通して、生まれた環境に関わらず、「誰もがいい機会を掴みにいける世の中」になるような一歩を、みんなで一緒に創りたいです。
きっかけは前職でのとある出来事。英会話事業に携わっていたとき、英会話教室の先生として家族を養うため日本に来たチームメンバーがいました。
その先生が来日して1年も経たないうちに大きな病気にかかったときのことです。帰国して家族のもとで治療しようにも、経済や医療の面から帰国が難しかったのですが、先生の所属する会社が全面的に協力して帰国や、帰国後の医療費をサポートしました。
一方で私にできたことは本当に少ししかなく、「もっと知識があれば早く病院に行くように助言ができたかも...」「もっとわたしに経済力があれば経済的に協力できたかも…」と自身の無力さを痛感するとともに、もし今後私の周りに困っている人がいたら、全面協力した会社のように行動できるよう成長したいと思うようになりました。
ただ、一時的なお金の支援を自分一人ができるようになったところで世界は変わらないため、「いいオフィス」を通じて誰でもいい機会を掴みにいける世界を実現していきたいです。
これまでいなかったタイプの人たちと働ける環境で、今後のさらなる成長を
—まりなさんは「いいオフィス」やご自身のミッションを達成するために、こんなメンバーと一緒に働きたいなと思う人物像はお持ちでしょうか。
私は今まで周りにいなかったタイプの人と働いてみたいなと思っています。あまり大きな差があるとギャップに悩む可能性もありますが、仕事のやり方や考え方についてもっと多くの意見を吸収して成長したいです。
—いろいろな業種の人と働くのは面白そうですね。ですが営業経験やWeb関係など一定のスキルがないと「いいオフィス」で働くのは難しいのではないでしょうか。
そんなことはありません。「いいオフィス」は、その会社の社風に合う人ではなく異業種の人と働きたいと思っている人が多いオープンな会社です。
Web業界に興味はあるけどハードルが高いと感じる人も、いいオフィスならその他のスキルを活かせるポジションがたくさんあるので、入りやすい環境だと思います。
例えば接客業で働いている方は運営や営業など接客スキルが活かせるポジションもあります。
自己責任ではあるが、やりたいことを尊重し背中を押してくれる、どんどんチャレンジできる環境
—最後にこれから「いいオフィス」に入りたいと思っている方に一言お願いします!
業務委託なので、結果は求められますし、その結果に対する評価も自己で責任を負うことになります。でも、その腹さえくくれば、自分のやりたいことにどんどん挑戦できるうえ、会社でもその背中を押してくれる環境が整っているので、明確な目標がないと悩んでいる方でも、まずは気軽にお話を聞きにきていただけると嬉しいです!
撮影場所
いいオフィス 上野 by LIG
東京都 台東区 小島 2-20-11
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店舗ページ:https://ii-office.jp/ueno-by-lig/