― 10年のその先を、みんなでつくる ―
2015年にスタートした 株式会社IGLOOOは、
観光・地域・メディア・デジタルを軸に、多くの出会いと試行錯誤を重ねながら
日本と世界をつなぐマーケティングの現場で歩みを続け、
2025年12月7日、創業10周年を迎えました。
この節目に私たちが掲げたテーマは、
「10年のその先を、みんなでつくる」。
10周年はゴールではなく、あくまで通過点。
2015–2025という最初の10年を礎に、その先の20年、50年、100年へと続いていく未来を見据え、これまでとこれからを共有する場、そして感謝を伝える場として、アニバーサリーパーティーを開催しました。
「集まる」という選択に込めた意味
IGLOOOは、コロナ禍でリモートワークが一般化する以前から、
2015年の創業当初よりリモートワークを前提とした組織として歩んできました。
それは、「日本の魅力を世界へ伝える」というミッションを最大化するためであり、
同時に、場所や時間に縛られず、一人ひとりの暮らしや価値観を尊重しながら、
その力を最大限に発揮できる環境をつくるための選択でもありました。
2026年現在のIGLOOOは、東京を主拠点とした多拠点組織へと広がり、
オンラインとオフラインを適度に組み合わせた形で活動しています。
とはいえ、多くのプロジェクトは拠点をまたぎ、
日々の業務の大半はリモート環境の中で進められています。
一方で、リモート組織であるからこそ、意識しなければ生まれにくいものがあるのも事実です。
空気感の共有、偶発的な会話、言葉にならないニュアンス。
日々の業務はオンラインで完結できても、「今までを振り返り、これからを語る」ためには、同じ場所に集い、同じ時間を過ごすことが必要だと、私たちは感じてきました。
オフラインで皆が集う時間は、過去を振り返り、未来を語るために欠かせないもの。
今回の10周年パーティーも、その延長線上にありました。
鎌倉から葉山へ。記憶と縁が導いた場所
会場に選んだのは、神奈川県・葉山町に佇む旧東伏見宮葉山別邸。
創業の地である鎌倉周辺で10周年の場を探す中、弊社代表・小林と、エンジョイワークスさまとのご縁がきっかけとなり、同社が運営しているこの、皇族旧別荘の利用をご提案をいただきました。(エンジョイワークスさまのオウンドメディア「ENJOYTIMES」の記事でも、本イベント利用の様子をご紹介いただきました。)
代表にとって葉山というまちは、創業直後の不安定な時期に心を支えてくれた、思い出深い土地です。資金繰りや事業の先行きに悩む中、エンジョイワークス代表・福田さんに誘われて訪れた葉山は、都市と自然、日常と非日常が心地よく混ざり合う場所でした。
忙しさの中で視野が狭くなりがちな時期に、ふと立ち止まり、呼吸を整え、また前を向く——葉山は、代表にとってそうした「時間を取り戻す感覚」を思い出させてくれる土地でもありました。
鎌倉界隈の経営者仲間との出会いが生まれたのもこのエリアです。
同じように悩み、迷いながらも、それぞれのやり方で未来を切り拓こうとする人たちと語り合った時間は、事業の方向性だけでなく、「どんな会社でありたいか」「何を大切にして続けていきたいか」を考えるきっかけにもなりました。
110年以上の時間を積み重ねてきた「別邸」という空間は、
単に美しいだけでなく、短期的な成果やスピードでは測れない「時間の厚み」を静かに感じさせてくれる場所でした。
10年という節目を迎えた今、ここで立ち止まり、これまでを振り返り、その先を考える。葉山という場所と、IGLOOOの歩んできた10年の時間軸は、自然と重なっていきました。
言葉を交わし、時間を重ねる
当日の参加者は25名。
社員に加え、親会社のメンバー、そしてイギリス、フランス、スペイン、オーストラリア出身の仲間たちなど、普段は画面越しに顔を合わせている、多様なバックグラウンドを持つメンバーが一堂に会しました。
会場には、株式会社アベック様にご用意いただいた、地産地消の食材をふんだんに使った美しい料理が並びます。土地の恵みを丁寧に生かした一皿一皿が、自然と会話のきっかけを生み、テーブルごとに仕事の話、近況の話、これからの話が行き交っていきました。
パーティーの途中には、代表小林からのちょっとしたプレゼントやレクリエーションも。
和やかな空気の中、代表は10年間の歩みを振り返りながら、創業当初の想い、迷い、選択、そして支えてくれた人たちへの感謝を、飾らない言葉で語りました。
続いて、社員一人ひとりから事前に寄せられたメッセージがスクリーンに映し出されると、会場には笑いが起き、懐かしさに包まれ、時に胸が熱くなる瞬間も生まれます。
普段はリモートで働いていても、同じ時間を重ね、同じ方向を向いてきたことを、あらためて実感する時間でした。
リモート組織であるIGLOOOにとって、これだけの人数が同じ空間に集い、同じ景色を見ながら語り合うこと自体が、すでに特別な出来事です。
夕方になると、2階からは葉山の海に沈みゆく夕日と、その向こうに浮かぶ富士山の姿が見え始めました。集合時間になっても、なかなか1階に降りてこない——
そんな光景が自然と生まれたことも、この日の空気を象徴しています。
言葉を交わし、食事を囲み、同じ景色を眺めながら、ゆっくりと時間を重ねていく。
この何気ないひとときこそが、IGLOOOにとっての「集まることの価値」そのものだったのかもしれません。
IGLOOOがこの10年で向き合ってきたこと
このパーティーをきっかけに、過去をあらためて振り返ったとき、私たちがこの10年、一貫して向き合ってきたものが見えてきます。それは、事業領域や手法そのものではなく、「世界に、日本のどんな価値を、どのように伝えていくのか」という問いでした。
IGLOOOは創業以来、欧米豪・中東GCC市場を中心に、日本の地域や文化、営みを、
外からの視点で見つめ直し、言葉や表現に変えてきました。
各国・各地域の文化や価値観を踏まえながら、多様な表現を通じて日本の魅力を伝え、
そして「伝えた先で、何が起きているのか」に向き合い続ける。
それは派手な成長曲線を描く仕事ではなく、
一つひとつの地域、一つひとつの関係性と、時間をかけて向き合う営みです。
短期的な話題づくりではなく、長く選ばれ続ける理由を育てること。
その積み重ねが、IGLOOOの最初の10年を形づくってきました。
10年のその先へ。IGLOOOが目指す未来
これからIGLOOOが目指すのは、日本と世界をつなぐ「点」を増やすことではなく、「線」や「面」として関係性を育てていくことです。
地域に根ざした物語を丁寧に掘り起こし、世界の視点で磨き直し、
長く愛され、選ばれ続ける価値として育てていく。
この10年は、そのための土台づくりの時間だったと、私たちは考えています。
一方で、ビジネス環境や国際情勢が目まぐるしく変化する昨今において、
これまでと同じ速度で歩み続けることが、必ずしも最適解ではありません。
これまで積み上げてきた信頼、知見、ネットワークを基盤に、
変化には柔軟に、機会にはスピード感を持って向き合いながら、
事業としてはより加速度的な成長を目指していく。
丁寧さとスピード。
長期視点と短期の判断。
その両立に真正面から向き合うことこそが、
10年のその先を見据えたIGLOOOの次の挑戦です。
越境する力で、日本をアップグレードする。
人と地域が輝く未来をつくる。
IGLOOOは、これからもその挑戦を続けていきます。
代表の言葉 ― 世界へ向けたメッセージ
パーティーの締めくくりに、代表は次のように語りました。
10年続けたとはいえ、続けること自体が目的ではありません。
これまでの10年は、信頼と基盤を一つずつ積み上げる時間でした。
これからのIGLOOOは、その土台の上で、
より大きな挑戦に踏み出していくフェーズに入ります。
何を選び、何に集中し、どんな価値を世の中に残していくのか。
一つひとつの判断に責任を持ちながら、スピードと覚悟をもって、そしてそれを楽しみながら前に進んでいきたいと考えています。
世界に選ばれる日本の価値を、もっと強く、もっと広く届けていく。
2015–2025、そしてその先へ。
IGLOOOは、世界と本気で向き合い続けます。
その言葉は、
これまでIGLOOOを支えてくださった皆さまへの感謝であると同時に、
これからIGLOOOと関わるすべてのパートナー、地域、世界に向けた宣言、
そして、次の成長フェーズへ進む力強い意思表明でもありました。
おわりに|10年の先で、また集うために
IGLOOOにとっての10周年パーティーは、内輪の記念行事ではありません。
これまでの歩みを社会にひらき、これからの挑戦を明確にする場でした。
集い、語り、そしてまたそれぞれの場所へ戻っていく。
その循環を重ねながら、IGLOOOは次の10年、その先へと進んでいきます。
これまで関わってくださったすべての皆さまへ、心より感謝を。
そして——
10年のその先を、これからもご一緒できれば幸いです。