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こんにちは!株式会社アイ・エフ・クリエイト、人事部の大湯(おおゆ)です。
当社には「社員に向けて情報発信をする場がある」という文化があります。そこで各々が自ら考え、色々なことを発信します。
今回はその中で私が最近(というか今日)感動した「新人さんへのメッセージ」があったので、発信者である当社伊藤に原文をもらい、ここに残したいと思います。
発信者である伊藤本人の写真は原文を受け取った直後に半ば強引に撮影させていただきました!「今日美容院に行くのに(ノД`)・゜・。」と言いながらも快く引き受けてくださいました!ありがとうございます!!
ではでは、私が是非とも公開したくなった彼女から新人さんへ向けたメッセージとは・・・!
伊藤から皆さんへ
新入社員の皆さんも入社して2か月が経ちましたね。
今回は私にもあった新入社員の頃の話をしたいと思います。
私は短大を卒業して、新宿にある小さな旅行会社に就職をしました。内定後すぐにアルバイトとしてその会社で働きました。4月1日からは正社員として働くことになるのですが、そのタイミングで変わったことがあります。
何かというと「私服から制服に変わった」「残業をするようになった」「お給料が手渡しから振り込みに変わった」ことでした。先輩たちと同じ制服で仕事ができることはとても嬉しく、ワクワクしつつも身が引き締まる思いだったことを覚えています。
仕事内容は主に、Webサイトをご覧になり旅行の手配を希望されるお客様への電話やメールでの対応で、電車や飛行機、宿泊先の手配を行なっていました。その会社は自席という概念が一部を除いてなく、自分の固定のデスクがなかったので、毎日のように自分の座る場所が変わります。
席によって仕事内容が変わるため、出勤した際に上司が決めた座席表を見て、テンションが上がったり下がったりしていました。
残業も多かったので帰る時間が遅い日が多かったのですが、少し早く終わった日には、同期や先輩とお酒を飲みに行き、遅くなった帰り際には「またあとでねー!」と言ってさよならをしていたことを思い出します。
会社にいる時間がとても長かったので、同期との距離も自然と近くなり、気づけば何でも話せる心強い戦友となっていました。話が尽きずに終電を逃すこともあり、あの頃は体力があったなぁ、なんて。
しかし、入社して何か月かが過ぎると残業時間だったり他の理由だったりで辞めてしまう同期が出始めました。大切な同期たちが何人か辞めてしまうのを目の当たりにし、気持ちがついていかずに私も体調を崩すことがありました。
その時の私は「私は頑張っている。体調を崩してまで会社のために働いている。このままどんどん悪化してしまったらどうしよう。」こんな思考で過ごしていたことを覚えています。
幸いにも、元気のない私をランチに誘い出し、話を聴いて励ましてくれる同期や、飲みに連れて行ってくれて、その時の私と真剣に向き合ってくれる先輩に助けられ、葛藤を繰り返しながらも楽しんで仕事をしていました。
今考えると、本当に人に恵まれていたなぁ、幸せだったなぁ、とつくづく感じます。当時は自分にいっぱいいっぱいで周りのありがたさをちゃんと気づけていなかったなと思います。
最終的には転職という道を選択しましたが、今でも新入社員として働いていた時の複雑な感情や、まっすぐに仕事に向かう姿勢、同期や先輩とのやり取りは鮮明に覚えています。
きっと皆さんも、今の感情を懐かしく思う時が来ると思いますよ!
私は褒められることよりも、怒られることの方が多かったので、苦い思い出の方が多かったですが、それらが私を成長させてくれたことは間違いないです。
皆さんはまだわからないことも多く、不安や焦りがあると思います。私も同じでした。
そんな中でも「仕事に向き合うまっすぐな姿勢」は忘れないでください。今はまだ高く感じて超えられそうにない壁も、あと数か月後には簡単に超えられる自分になっているかもしれません。きっとそうなっています。
たくさん自分が成長していることを実感し、成長した自分を褒め、自分に自信をつけていってください。
振り返ったときに、誇れる思い出をたくさん作ってもらえたら嬉しいです。
最後に私が好きな本の紹介の一部を紹介します。
・・・
就職をしても、結婚をしても、子育てをしても「こんなはずじゃなかった」と思うことが次から次へと出てきます。そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしい。どうしても咲けない時もあります。そんな時は無理に咲かなくてもいい。そのかわりに、根を下へ下へとおろして根を張るのです。次に咲く花がより大きく、美しいものとなるために。
・・・
これは渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」という本の一部です。
私にはとても響くものが多く、前向きになれる本なので、落ち込んだ時などはこの言葉を呪文のように唱えています。
この会社に入社してもうすぐ10年となりますが、まだまだ超えられない壁は多く、上手くいかないこともあります。私は中途入社で同期と呼べる人はいませんが、心強い先輩とたくましい後輩に支えられてここまで来ることができました。
これからも仕事にまっすぐに向き合い、取り組んでいきたいと思っていますので、新入社員の皆さんも息抜きをしつつも一緒に頑張っていきましょう。
以上です。
こういったメッセージをWebで見てもらうための記事としてつくるのなら、いくらでも世の中にあふれていると思います。外部への発信用でもなく、研修担当からの言葉でもなく、日常の中で当たり前にこんなメッセージが届けられていることに感動しました。
こんな先輩がいてくれる当社がとても頼もしく、嬉しくなりました!
伊藤さんが入社10年を迎えた時には盛大にお祝いしましょう(*´ω`*)
ご覧くださった方、ありがとうございます!