会社を立ち上げてからというもの、スタートアップ業界には「良い人」がめちゃくちゃ多いということに気が付きました。
弊社の中だけで見ても、非常に優秀な人材が揃っています。
しかも、スキルとして優秀なだけではなく、マインドが素晴らしい人が多い。
顧客志向があり、新しいことにチャレンジする精神、学習意欲、チームで仕事をする精神などのマインドを持っている人が多いのです。
なぜこんな事が起きているのかと考えると、「スタートアップであること」が大きく影響しているのではないかと思いました。
「スタートアップ」は、どの会社も大きくチャレンジしています。
スタートアップは、大成功することもありますが、失敗するパターンもたくさんあります。
そんな、成功するか失敗するか、分からない不確実な中で挑戦をし続けるスタートアップに入社する人というのは、控え目に言ってかなりクレイジーです。
スタートアップの扉を叩く人は、既存の企業ブランドや安定した仕事のやり方ではなく、面白いことがやりたい、とてつもないことをやってみたいという思いで入社します。
スタートアップにいる人たちは、面白いこと、とてつもないことをやってみたいと考えているので、普通の会社で見られるような「それは私の仕事ではない」「そんなやり方をやったことはない」「そんな話、私は聞いていない」「誰に許可をとってやったんだ」などということは言いません。
「それ俺がやっていいですか?」「そのやり方新しくて面白いですね」「どんどん前に進めちゃってください」「決裁権は各個人にあります」と、どんどん物事が前に進んで行きます。
良く外部の方と話していると「スタートアップなのに良い人材が採用出来て良かったですね」と言われることがあります。
しかし実際は「スタートアップだから良い人材が集めやすい」というのが実態なのです。
むしろ会社規模が大きくなり、会社の知名度やブランド、売上規模などに魅力を感じて入社する人が多くなった時の方が、チャレンジ精神が豊富な良い人材を採用するのが難しくなるのではないかと思います。
「スタートアップであること」は会社のマジックアワーであると言えるかもしれません。