1
/
5

What we do

事務所での団らんの様子
シェアサイクルHUBchariの様子
私たちは、大阪を拠点にホームレス状態の人などへ支援活動を行なっている認定NPO法人です。 ホームレス状態になりたくないにも関わらず、そうならざるをえない。 ホームレス状態から抜け出したいと思っても、抜け出せない。 ホームレス状態のの人々への偏見がなくならず、襲撃事件が起きてしまう。 そんな日本社会を変えていくべく2010年から活動をしています。 6つのチャレンジを通じて「ホームレス状態を生み出さない日本の社会構造づくり」を実現させます。 チャレンジ1:届ける ホームレス状態になってしまうと、携帯電話が使えなくなり、住所がなく、お金も少なくなっていきます。そうなると、情報や食事を得るのが困難になります。支援団体や行政機関の紹介、物資の提供などを行うために年16回の夜回り活動やネットカフェやコンビニなどの深夜営業をしている店舗へのポスターやバナーの掲載を行っています。 チャレンジ2:選択肢を広げる いつでも相談できるようにメール、電話、来所での相談を受け付けています。新規の方だけで昨年は年間300人の相談がありました。必要に応じて行政の福祉窓口につないだり、衣服や食料の提供を行ったり、当法人が運営するアンドセンターに緊急宿泊してもらったりなど、さまざまな「選択肢」を用意しています。 チャレンジ3:「暮らし」を支える アンドセンターを日中開放し、居場所として提供しています。食事をいつでもとれるのはもちろんのこと、シャワールームと仮眠室の設置、理容組合によるカットモデル、看護師による健康相談会などさまざまな取り組みを行っています。 チャレンジ4:「働く」を支える Homedoorの出発点は就労先の提供でした。ホームレス状態廃品回収をしている人が多く、自転車修理も自然とできる人が多いという共通点に気づきシェアサイクル事業がはじまり、現在HUBchariの拠点は50を超えるまでになりました。また自転車に関する仕事が行政や民間からやってくるようになり、仕事の幅も広がりました。身分証や携帯電話がない人でも働ける場所をつくっていくことが重要だと考えています。 チャレンジ5:再出発に寄り添う 保証人や初期費用を工面しづらい人でもアパートに入れるよう、地域の不動産屋と連携しています。就職ができた人については途中でドロップアウトしないように、定期連絡をしたり居宅に訪問したりし、見守り活動を行います。 チャレンジ6:伝える 誤解や偏見を持たれがちなホームレス問題を広く正しく知っていただくために、講演を年間60回程度実施しています。

Why we do

ホムパト(夜回り)風景
ホームレスイメージ画像
望まずして路上で朝を迎える人がいない社会、 ホームレス状態を生み出さない日本をつくることが私たちの使命です。 「助けてと言える相手がいること」 「手を差し伸べてくれる相手がいること」 あなたに帰る場所がある時、それはとても些細で当たり前のことのように思えるかもしれません。 その場所がなくなった時、あなたは同じことを言えるでしょうか。 誰しもがほんの小さなきっかけで、セーフティネットの穴に落ちてしまうことがあります。怠けていたから「ホームレス」になった人ばかりではありません。 人生のある局面で失敗したとしても何度でもやり直すことのできる、すべての人にとって優しい社会を目指しています。

How we do

ボランティアチームがHUBchariの拠点開拓を行うことも。
ボランティアやおっちゃんたちと毎年恒例のお花見!
事務所に来られる方の多くが「ホーム」を持っていません。ホームレスの方の中にはコミュニティを全く持っていない方も多く、そんな人たちにとっての居場所である「ホーム」になるような職場です。本当の意味で「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」を言い合える場所づくりを大切にしています。 理事長の川口加奈が19歳で立ち上げた創設8年のNPO法人ですが、日々試行錯誤と失敗を繰り返しながら少しずつ成長してきました。まだまだ規模の小さな団体のため、マルチタスクになりがちです。困ったことがあれば、もちろん相談できますが、一人ひとりが自発的、主体的に取り組み、個人が成長することで団体の成長につなげていくよう努めています。 それぞれの人にとって大きな分岐点。どっちに行くかで人生が大きく変わる。そんな局面に寄り添うのが私たちの仕事です。そのため、当事者への綿密なヒアリングを欠かさないのはもちろん、常に事業を振り返り、活動をブラッシュアップしながら成長を続けています。