採用にまつわる分野において、マーケティングからコンサルティングまで幅広くクライアント様の支援をしているHR事業部。
その中でSES営業チームは、クライアント様の採用計画/課題に応じて、エンジニアやデザイナーといったIT人材のアウトソーシング提案を行っています。
クライアント様への営業活動だけではなく、仕事を優位に進める上で、パートナー企業やフリーランスと定期的に打合せをして情報交換することは必要不可欠。それ以外にも稼働中のエンジニアのフォローやフリーランスからのキャリアプランの相談など、多岐にわたって業務に携われるのも、SES営業チームの魅力の1つです。
今回は、HR事業部の長谷澤さんと、HR事業部SES事業チームの中嶌さん、大澤さんにお話を伺いました。
経験や年次に関係なく、ゼロベースで挑戦できる環境
ー本日はHR事業部の方々にお話を伺います。よろしくお願いいたします。
中嶌:よろしくお願いいたします。2022年度入社の中嶌と申します。会社ではののかちゃんと呼ばれています。今日も、ののかちゃんと呼んでいただければと思います。
大澤:押し付けがすごい……(笑)。
僕は大澤と申します。私生活ではふーちゃんと呼ばれているんですけど、会社では大澤くんと呼ばれています。中嶌さんとは同期です。
長谷澤:長谷澤と申します。入社13年目で、社員の中では一番古参です。
ーハイウェルを知ったきっかけ、入社の決め手を教えてください。
長谷澤:私が最初に代表の近藤と知り合ったのは、プライベートの飲み会でした。当時私が手がけていたプロモーション領域の商材を近藤も扱っているということで、その後も連絡を取り合うようになりました。ちょうど転職を考えていたタイミングだったこともあり、近藤から「うちに来ない?」と誘われたんですね。
ただ、最初はずっと断っていました。実はハイウェルは3社目なんですが、1社目も2社目も上場会社で、ある程度経営基盤ができあがった状態で入った経験しかなかったんですね。
けれど、元々経営に関心があったので、社長直下でノウハウが学べそうだなと思ったのと、社員もいない、ほぼゼロベースから築き上げる機会は面白そうだなと感じて、入社を決めました。
長谷澤:入社当初はプロモーション領域を担当していたのですが、売り上げが伸び悩んだこともあり、2年目の時にSESの営業にシフトチェンジしました。そこから社員7名〜8名で、SESとプロモーションの二本柱でやっていました。そこから売り上げも伸び、営業の人数も徐々に増え、だいぶ売り上げ基盤が整ってきたタイミングで新卒第一号を採用しました。それが2020年です。なので、この2人は新卒第三号となります。
ー大澤さんがハイウェルを知ったきっかけはなんですか?
大澤:就活サイトからオファーいただいたのがきっかけでした。僕は説明会は200社くらい行って、書類選考だけで言うと500社くらい受けました。でもなかなかいいなと思える会社に出会えなかったんですね。
なぜなら、父親以上にすごいと思える人がいなかったからです。僕の父親はIT業界で半導体を作っているんですが、昔から海外を飛び回るなどバリバリ働いていて。自分もそれを目指したいと思っていたんですが、いろんな方の話を聞いても正直父親の方がすごいなと感じていたんです。
けれど、そんな中でも「僕はこの人を超えられるかな?」「超えるにはどうすべきだろう?」と考えられた人、「やばいな」と衝撃を受けた人がハイウェル含めて3人いました。
ー最終的にハイウェルに決めた理由はなんですか?
大澤:先ほど長谷澤さんのお話にもありましたが、僕もゼロベースで新しい物事に挑戦したいなと思っていたんです。本来新卒だと難しいですが、ハイウェルはそれがやらせてもらえる環境とタイミングが揃っていたので、入社を決めました。
ー最初に近藤さんと面談した時、どのような印象でしたか?
大澤:最初はちょっと怖い系かなと思ったんですが(笑)、実際は親しみやすくて、そういうギャップがある人が作る会社って絶対面白いだろうなって。面白いというのは”interesting”の方で、それができそうだなという印象を受けました。
実際、1年目で新卒紹介事業の立ち上げと運用を任せていただきました。この事業は最終的に縮小となってしまったんですが、全部ゼロから自分で考えて、自分の好きなようにやりながら試行錯誤して……という経験は絶対に他の会社ではできなかったと思うので、ありがたかったです。
採用基準は「一緒に仕事をしたら面白そうか」
ーののかさんはどこでハイウェルを知ったんですか?
中嶌:私は元々就活をする気はなかったんですけど、何となく思い出作りで就活エージェントに登録したんですね。そこで担当者に伝えた希望は2個だけでした。月曜日を嫌いにならなくて済む会社と、「ののかちゃん」って呼んでくれる会社。
この2つさえクリアしていれば、場所も給与もなんでも良いっていうのを伝えて。そして「一社思い当たるところがあるんですけれども」と紹介してくれたのがハイウェルでした。
中嶌:面接を受けに行ったら、近藤さんがいて。会社のHPで見ていた人なので「本物だ!」と芸能人に会ったような気持ちでした。
その面接が、すごく楽しかったんですよね。私、昔から面接が大好きなんですよ。面接会場は夢を叶えられる場所で、面接官は夢を叶えてくれる人なので、「この人たちが認めてくれたら、私、楽しく過ごせる!」って思って受けているので。
印象的だったやり取りは、「最近の趣味は何ですか?」と聞かれて、「クワガタです」と答えたら、近藤さんが「何クワガタですか?」ってさらに聞いてきて。「ノコギリです」って答えたのは今でも覚えています(笑)。
長谷澤:この2人の面接は自分も同席したんですが、すごい印象深くて。本当に対照的でした。大澤は在学中の活動や経験の説明がすごくロジカルで、こういうタイプがいたら面白いなと思って。かたや中嶌はクワガタトークをしたり、自己紹介ポエムを朗読したりとエッジが効いていて。
採用の選考基準に一つに、「一緒に仕事をしたら面白そうと思えるか」というのがあるんですが、2人はすごい飛びぬけていて良かったです。
ーののかさんは実際入社してどうでしたか? 月曜日、嫌いになっていないですか?
中嶌:はい! すごい恵まれた環境にいるなとひしひしと感じています。全員が優しくて気にかけてくれてくれるので、ありがてぇ〜って(笑)。
それぞれが考える「理想の営業像」
ー現在、どのような目標を持って業務に取り組んでいますか?
大澤:僕は営業職なので、給料の3倍から5倍ぐらい稼いでやっと会社の利益に還元できているってところがあるので、まず自分の給料の3倍は稼ぐっていうところを目標にしています。今期中には5倍ラインを目指していけたらとは思っていますね。
正直僕は帰属意識や「会社のために」という思いが強いわけではないんですけど、営業職を志した者としては、一つ乗り越えるべき壁だろうと考えています。
ー「3倍から5倍稼ぐ」という意識は入社前からあったんですか?
大澤:そうですね。先ほど話した就活中に出会った尊敬する方が、「まずは5倍稼げ」と言っていて。その人は入社5年目だったんですが、「今は年収1000万円で、大体5000万~1億円くらい売り上げを立てている。年収2000万円にしたいから、売り上げ1億円を目指す」と話していたので、その感覚を持つのが営業職としての第一歩かなと思いました。
ーののかさんの目標を教えてください。
中嶌:売上目標は、大澤と以下同文です(笑)。
社内貢献で言うと、会社が少しでも明るい雰囲気になれる存在であればいいなと思っています。
ー「こういう営業になりたい」など、目標としている人はいますか?
中嶌:具体的に誰か1人を目標としているというより、「この人のここが素晴らしい」をいっぱい吸収したら、私が最も素晴らしくなると思っているので、社内の皆さんの要所要所を尊敬しています。
例えば長谷澤さんは、すごく柔らかいし、否定しない。大澤は難しいことをよく知っている。技術職の方の話でわからない単語が出てきた時に聞くと、辞書みたいな感じで答えてくれているので、ウィキペディア要らずで過ごさせてもらっています(笑)。
他にも、「行動・感情・GO!」というタイプのトップセールスの方に対しては、論理的に思考しなくても、行動量を増やせばそこにたどり着けると思えるので、わかりやすい目標として尊敬しています。最近中途入社した2人からは、社内の雰囲気を明るくしてくれるところを吸収したいなと思っています。
自走を促すフォローアップ
ー長谷澤さんは事業部においてどのような役割を担っていますか?
長谷澤:HR事業部全体の予算数字の責任がメインです。それ以外にも、契約書などの法務まわり、福利厚生や待遇面といったハイウェルならではの制度作りの企画提案など……何でも屋さんみたいな感じですね。
基本的には月に1回、メンバーと1on1を行い、「最近どう?」みたいなラフな感じで、仕事のことからプライベートな話までざっくばらんに話をしています。去年ぐらいから、営業目標に対してのレビューも取り入れています。
それ以外にも、オフィスに来ているメンバーには話しかけるようにしています。落ち込んでいそうな人を食事に誘ったり、部全体がここぞという局面を迎えたときは「夜、飲みに行く?」と声をかけたり、どちらかというと縁の下の力持ちのようなポジションでいるよう意識しています。
みんなには自分で考え、気づき、動く人になってほしいので、答えは言わずにヒントだけしか言わないようにしています。メンターです、私(笑)。
ー先輩社員や上司からのアドバイス・サポートで、印象に残っているエピソードはありますか?
大澤:具体的にこういう言葉を言われたという訳ではないですけど、皆さん僕の好きなようにやらせてくれて、もしトラブルが生じそうになったらすぐ相談に乗ってくれて、対処法を考えてくれるんです。
ベースとして相談しやすい環境が整えられているからこそ、失敗することを恐れずに挑戦できる。これは本当にありがたいなと思っています。
ー昔からそういう組織風土だったんですか?
長谷澤:そうですね。私は1社目も2社目も体育会系の営業会社だったので、入社当初はどちらかっていうと「俺に合わせろ」みたいなマネジメントをしていましたが、だんだん一辺倒のマネジメントって通用しないんだなと実感しました。そこから、まず何をやりたいのか聞いて、挑戦させて、失敗したらフォローに入るスタイルに変えました。
ーののかさんは何か印象に残ってるアドバイスはありますか?
中嶌:営業がうまくいかない時に、当時の上長に「営業って、運ゲーじゃないですか?」と言ったことがあったんですね。SES業界は生もので、運次第でうまくいく/いかないが決まるからつまらないって。
そうしたら、「確かに運ゲーなのは認める。ちなみに、好きなゲームは何?」って聞かれたんですね。その時答えたのが麻雀で。
「麻雀って運ゲーだと思う?」「運もあります」「そうだよね、運もあるよね。でも運をどれだけ排除できるかによって、勝つか勝たないかが決まるんじゃない? 自分がこういう役をいっぱい知っていたら、勝てるじゃん。営業も同じなんだよね。例えば知識だったり私の対応だったり、運の要素を排除する。弱いキャラで手当たり次第闘うんじゃなくて、強い奴に強い奴で臨むのが楽しい」って言われたら、「確かに!」って納得しちゃって。
「運ゲーから運を排除するのが、運ゲーの楽しみ」という言葉が営業をする上で一番生きているし、下の世代にも受け継いでいきたいなと思っています。
「挑戦するほっこり集団」の意味
ーハイウェルさんと言えば「挑戦するほっこり集団」というスローガンですが、皆さんはどう解釈していますか?
大澤:よく「挑戦できて、失敗できる環境」って言うじゃないですか。この「失敗できる環境」は何なのかを紐解いていくと、例えばSESってそもそも安定している事業なんですよね。やれば稼げるし、ある程度有能な人たちが集まると、結構大きな売上になる。そうすると新規事業に投資できるので、さまざまな挑戦ができる。
でも挑戦して失敗すると、失敗の回収にすごく時間がかかるじゃないですか。その上、精神も疲弊する。実際若い人たちが悩むのは、精神力の回復に時間がかかることなんですよね。そこを上手く巻き取れる環境が、会社として作れているんじゃないかなと思うんです。
ハイウェルは「ほっこり」があるから、挑戦したい人だけが挑戦できる。そこまで考えてこのスローガンを作っていたら、近藤さんはすごいですよね。本当の意味でなかなかない環境なんじゃないかなと思っています。
中嶌:私は最初にスローガンを見たときは、お茶をずっと飲んでいるのかな? お菓子を食べながら仕事ができるのかな? と思いました。率直に面白いスローガンだなって。
以前近藤さんが「一日のほとんどを過ごすのが会社だから、より面白く、より挑戦できるようにしたい」と言っていたのが印象に残っていて、それをギュッとまとめた言葉だと思っています。
長谷澤:前向きにチャレンジする人に対して、皆で応援していこうよっていうのは、昔も今も心掛けています。そういう雰囲気作りは近藤や役員は大事にしているので、引き続き挑戦とほっこりでいきたいですね。
次世代の人たちにも、ハイウェルが魅力的に映るために
ー最後に、これからの展望を教えてください。
大澤:僕はできれば40代でコールドスリープ(人体を低温状態にすることで老化を防ぐ手法)したいんですよ。どうしても100年後の世界を見てみたくて。だから40代までに100年間コールドスリープできるだけのお金を貯めるのが目標です。
だから、とにかくお金を稼ぎたい。けれど、単にお金を稼げれば良いわけではなく、自分の名前で稼げるようになりたい。スターになりたいとずっと思っています。これは面接でも言ったんですが、スターになるために必要な力を身につけるファーストキャリアとして営業職がベストだと考えて選びました。
中嶌:私と大澤がハイウェルに入りたいと思った目標の人がたまたま同じだったんですね。その人に対して感じた魅力を、今度は私たちが次の世代に引き継ぎたい。私はその人みたいに賢くないので、自信はあんまりないんですが、大澤と私を足したらいけるんじゃないかなと思っています。
私たちが魅力に感じたハイウェルが何年も在り続けるようにしたいなというのが、今後の展望です。
ー今後どういった方に入社して欲しいですか?
中嶌:excitingな面白さじゃなくて、interestingな面白さを持ってきてくれると良いなと思っています。
大澤:全然違う形のピースを持っている人がいいですね。パズルって、変な形になるにつれ難易度が上がるじゃないですか。でもうまくハマるとすごくキレイだし、そっちの方が面白い。作ってる人も感動するし、それを見ていた人も感動できると思うんですよね。なので、異なる形のピースを持つ、面白い人たちが入ってきてくれたら良いですね。
さらに、そういう人たちが入りたいと思える会社になっていきたいです。
ー長谷澤さんはハイウェルをどんな会社にしていきたいですか?
長谷澤:みんなが「仕事をして、楽しいな」と思ってほしいですね。
長谷澤:でも、面白さは人によって価値観が異なります。和気あいあいとやるのが面白いという人もいれば、いろんなビジネスにチャレンジできるところに面白さを感じる人もいる。こんなクライアントとお取引できるんだ、というところに面白さを覚える人もいる。だから決まった答えはあえて設けない方がいいと思っています。
ただ、面白いと感じるポイントを一個でも二個でも増やせるようなルールや制度を作っていきたいですね。