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本日よりオリジナル劇場アニメーション『数分間のエールを』が公開されました。
本作は、ミュージックビデオの制作に情熱を注ぐ男子高校生と音楽の道を諦めた女性教師の出会いを軸に、モノづくりの楽しさや苦しみを瑞々しく描いた作品となります。
弊社アニメスタジオ100studio(ワンダブルオースタジオ)が映像制作チームHurray!(フレイ)と共に制作しています。
公式HP:https://yell-movie2024.com/
プレスリリース:https://hike.inc/news/4571/
本作はモノづくりを題材にしていることもあり、クリエイター必見の作品となっていますが、さらに特記すべきポイントはオープンソースの3DCGソフトBlenderをメインツールとして使用していることではないでしょうか。多くのアニメ制作の現場では3DアニメーションソフトMayaがメインで使われていますが、Blenderは無料のオープンソースソフト故、コストが抑えられるだけでなく、アメリカ航空宇宙局NASAでもBlenderを使用し宇宙探査の疑似体験やシミュレーションを行っていたりと、その機能は世界でも注目されるツールです。
主題歌はリズムカルでキャッチーなサウンドが特徴のロックバンドフレデリックの書き下ろし、メインキャラクターである女性教師の歌唱アーティストはストリーミングサービスを中心に数多くのフォロワーを獲得するシンガーシングライター菅原圭、「ラブライブ!」「宇宙(そら)よりも遠い場所」の花田十輝が脚本を担当するなど、その独特な画作りが魅力的なだけでなく、見る人の心をくすぐるクリエイター陣が集結した作品となっています。
本作の見どころを、100studio代表堀口さんと副代表の森さんにお伺いしました。
代表 堀口さん:
ぽぷりか監督を中心とした映像制作チーム「Hurray!」の先進的でまっすぐな映像演出と、花田十輝脚本によるモノづくりの楽しさや苦しみを描いた本作は観た人に「エールを送る」作品です。「クリエイターを支えるスタジオ」として発足した「100studio」が初めて届ける本作を是非ご覧になってください。
副代表 森さん:
100studio立ち上げとほぼ同時にスタートし、「Hurray!」のみなさんと共に初めて世に送り出す劇場作品になります!ものづくりの初期衝動や「なぜつくるのか?」という想いを改めて呼び起こす、熱い魂を持った作品に仕上がりました。
100%の熱意が込められた映像と音を是非、劇場で観て頂けたら嬉しいです!
実はわたし、6月上旬に開催された初号試写にお邪魔させて頂きました。
詳しい内容は控えますが、ゼロからものを生み出す美しさと同時に、ゼロからものを生み出した苦しみ両方がとても美しく表現されていて、見ている自分の心の奥がきゅうっとつかまれたような気持ちになりました。
試写会冒頭で「もともとやりたかったことを、宣伝含め、自分がやりたいように全て表現できた」というぽぷりか監督の挨拶がとても印象に残りました。この言葉には、「好き勝手やった」のではなく、それだけモノづくりに対する強い想いを込めた作品が出来上がった、という意味が込められているのではないかと勝手ながら感じています。
私はクリエイターでも何者でもないけれど、心のどこかに閉まっていた夢の引き出しをそっと開け、また追いたくなるような、そんな気持ちにさせてくれるような作品 でした。
私の幼少期から秘める「国家秘密組織の一員になる」という夢を、今こそ、追いかけるトキがきたのかもしれないーーー。
あなたのその夢、100studioで一緒に叶えてみませんか?