HID屋のメンバーをインタビュー形式で紹介していく本企画。

今回は、経営企画としてマーケティング・採用・財務を中心に全体的に業務を行っている、
「隼太」さんにインタビューし、挑戦を続ける理由等を深堀しました！

名前　　：「隼太」さん
職種　　：経営企画
誕生日　：山崎邦正と同じ誕生日
業務内容：経営企画としてマーケティング・採用・財務を中心に
趣味　　：登山・フットサル
休日　　：だいたい仕事してるか、それ以外はゆっくりしてる事が多いです

ーHID屋で、担当職種を行い始めたきっかけは何ですか？

最初は広告運用を中心に業務を担当していましたが、次第に視野が広がり、経営全般に関わるようになりました。私自身も別の事業を手がけていたことや、兄が経営者であったことも影響し、自然と全体の動きを把握し、経営戦略や事業運営を考える立場へと変化していきました。業務の幅が広がる中で、企業全体の成長を意識しながら、組織の最適化や事業の方向性を見極めることに注力するようになりました。

ーHID屋に入社/創業するまでどんなキャリアを歩んできたんですか？

新卒で入社したのはWeb系の会社で、そこで新規事業の立ち上げに関わり、マネージャーとして業務を担当しました。事業の立ち上げはスピード感が求められ、限られたリソースの中で市場調査や戦略立案、チームマネジメントなどを経験。事業が軌道に乗るまでの過程で、多くのことを学びました。その後、少しだけ会計事務所に勤務。企業の財務や経理の知識を深める機会となりましたが、事務作業が多く、実務よりも経営全体を俯瞰して考える仕事に興味があったため、別の道を模索することにしました。

次に働いたのは政経塾。ここでは経済や政治に関わる人々と交流し、社会の仕組みやリーダーシップについて学ぶ貴重な経験を積みました。しかし、ある日突然、経営者に指名されることに。まったく想定していなかった展開でしたが、与えられた役割に全力で向き合い、雇われ経営者として企業運営を行うことになりました。経営の経験はそれまでの仕事とは全く異なり、事業戦略の決定、人材管理、財務の管理など、あらゆる面で責任を持つ立場となりました。

その経験を経て、自分で事業を手がけるようになり、独立への道を進み始めました。最初に取り組んだのはNPOの立ち上げ。しかし、経営の難しさを痛感し、結果的にNPOは解散することに。理念はあっても運営資金の確保や継続的な活動の難しさがあり、事業として成り立たせることの厳しさを身をもって学びました。

NPOを閉じた後は、しばらく実家でプラプラと過ごしていました。特に次の進路を決めず、ゆっくりと考える時間を持っていた時期でした。そんな時、兄から声をかけられ、「一緒にやらないか？」と誘われたのが、HID屋での仕事の始まりです。思いがけない展開でしたが、これまでの経験を活かしながら、新たな挑戦をすることになりました。

ー挑戦する原動力は何でしょうか？

非営利業界での経験が長く、現在も非営利事業を手がけていますが、営利事業には営利事業ならではの魅力があります。お客さまの課題を解決し、価値を提供することで売上や利益となって返ってくる。その規模は非営利の事業とは桁が1つ、2つ違い、そのスケールの大きさが日々の原動力になっています。営利と非営利は対極にあるようでいて、実は密接に結びついていると感じています。営利事業で得た収益を活用し、社会貢献につながる非営利事業を推進する。そんなビジョンを持ち、将来的には事業の枠を超えて、より大きなインパクトを生み出したいと考えています。利益を追求するだけでなく、その先にある価値を見据え、両輪で社会に貢献できるような事業の形を模索しています。

ーHID屋に入社/創業する決め手は何ですか？

入社の決め手は、正直なところNPOを潰した直後で時間もあり、お金もなかったからですね（笑）。ちょうど先のことを考えながら実家でプラプラしていた時期で、「何かしなきゃな」と思っていたタイミングでした。そんな時に兄から「一緒にやらないか？」と誘われて、特に深く考えずに「じゃあやってみるか」と決めた感じです。でも、結果的には良い選択だったと思います。仕事を通じて学ぶことも多く、非営利とは違う視点でのビジネスの面白さも感じています。

ーどんな事を意識して仕事されているんですか？

弊社には各業種の専門家が集まっており、それぞれの分野で高いスキルを持つメンバーが揃っています。そのため、彼らが最大限の能力を発揮できる環境を整えることが、組織全体の成長につながると考えています。私は、各担当者の考えを尊重し、トップダウン型の意思決定をなるべく避けることを意識して仕事をしています。

もちろん、組織としての大枠の方向性は必要なので、その部分は私や社長の兄で決めることが多いです。ただし、細かい部分まで指示を出すのではなく、方向性だけを示し、あとは各担当者に裁量を持たせて仕事を進めてもらうようにしています。というのも、優秀なメンバーが多い組織では、トップがすべてを決めるよりも、各自が自分の専門性を活かして動いた方が、より高い成果につながると考えているからです。

実際、方向性さえ間違えなければ、あとは担当者を信じて任せることで、きちんと成果が出てくることをこれまでの経験から実感しています。意思決定のスピードも上がり、各メンバーが自分の仕事に責任とやりがいを持つことで、より良い結果を生み出すことができます。また、トップダウンで指示を押し付けるのではなく、各メンバーが主体的に動ける環境を作ることで、組織全体の柔軟性や創造性も高まります。

このようなスタイルを意識することで、組織の成長とともに、個々のメンバーもスキルを伸ばし、より良いパフォーマンスを発揮できると考えています。結果として、企業としての成果にもつながるため、これからもこの方針を大切にしていきたいと思っています。

ー最後に今後どんな人に入社してほしいですか？

入社してほしいのは、自分なりの目標を持ち、仕事が好きで、自分の頭で考えながら前向きに率先して行動できる人です。私は細かい指示を出すよりも、各自が裁量を持って主体的に動くことを大切にしているので、指示待ちではなく、自ら考え行動できる方が活躍しやすい環境だと思います。

また、私自身仕事が好きなので、同じように仕事に熱意を持っている人と一緒に働けると、お互いに楽しく、気持ちよく働けると考えています。単に業務をこなすのではなく、仕事そのものを楽しみ、成長意欲を持って取り組める人が加わることで、チーム全体の活気や成果にもつながります。そんな前向きで意欲的な方と一緒に、より良い環境を作っていきたいと思っています。