はじめまして、ハタフルの代表をしている臼井です。と言ってもまだこの「代表」だったり「社長」って言葉にしっくりきていないですし、働いてるメンバーも「社長」なんて呼んでくれる人は皆無!調子のいい時だけ社長扱いされます。それはそれでフラットな感じでいいのかなとも思うんですけど笑。
さて、突然ですが、僕は会社というものが嫌いでした。
元々集団で行動することが苦手なタイプではありましたが、会議多いうえに、ガヤガヤして集中できない、あっちこっち社内の調整しなきゃいけなかったり、これ意味ある?とか時々思ったり……擦れた感じでした。
そんな性格もあってか?サラリーマン時代は、孤軍奮闘するポジションが多かったような記憶があります。それはそれで当時の僕としては誰かを取りまとめて動くのが面倒!とか思っていたので働きやすかったんですけどね。
その後、地元である福島に戻るタイミングでフリーランスになりました。理由としては、せっかくサラリーマンやめるんだし、一回は経験しておきたいなという軽い気持ちだったり、フリーランスになれば、やるだけお金になるじゃん!っていう欲望も少し……。
フリーランス最高!!!でも満たされない
晴れて会社嫌いだった僕は個人として戦うことになったわけですが、地元とはいえコネやツテがあったわけでもなく、全てがゼロからのスタートでした。(貯金もそんなになかった汗)かなりアドベンチャーではありましたが、セミナーなどを開催したり、登壇なんかも呼ばれたらなるべく出るようにしたり、とりあえず臼井という個人を知ってもらえるように動いていました。
そんな我武者羅と福島の会社が困っているポイントを見つけて、それなりにトントンと話は進んでいきました。その結果、忙しくなりつつもそれだけ収入が増えて「え、個人楽しすぎわろたwww」ぐらい調子に乗ってました。
しかし、はじめのうちは喜んでいたものの、日に日にいくら案件を受注しようが、なぜか満たされなくなっていきました。しまいには、せっかく福島に帰ってきたのに「何してんだ俺は」という虚しささえあって半年後くらいにはフリーランスに飽きるという始末……。
元々、福島に戻ってくる一番の理由は現在弊社で運営している自社媒体の福島TRIPを滞りなく運営し、次のステップ(マネタイズ)へと繋げたいからこそ。にも関わらず、あっちもこっちも手を出して、結果的に福島TRIPの運営が滞っていました。(今でも満足に運営できてるとはいえないけど汗)
正直、お金を稼ぐのは楽しいけど、本来自分がやりたかったことを成し遂げないと帰ってきた意味がないという気持ちが次第に強くなっていました。
会社嫌いが会社設立した経緯
そんな時に、あるお客さんから言われたことがとても刺激になりました。よくあるHPのリニューアルの依頼で、依頼前はWebについて半信半疑で不安そうだったのですが、リニューアルは大成功!お問い合わせも増えてお客さんは大喜び。笑顔で「次はこんなことやってみたい!」と言われてハッとしたんです。
成果を出すためにやったことは、これまで自分の中では当たり前(集客だったり、CVをとる施策だったり)のことだけど、地方の会社にとっては当たり前じゃないんだなと。そう考えると、もっと地方にはWebで困っている人が多いんじゃないか?それに自分たちの力でお客さんの新しい選択肢をつくりだせるのは楽しい!と思ったわけです。
その後も色々な案件を通じて、同じく困っている人が多かったので、ここまでくると「あぁ、目の前に困っている人がいて自分たちが解決してあげられるなら、やるほかない」みたいなちょっとした良心も芽生え始めました。
その結果、「地方の企業にWebをもっと普及させてあげたい」ということで、やりたいことが増えちゃいました……。
新たにやりたいことリストが増え、いよいよ1人だときつい。それに自分がもっているスキルだけでは足りないし、なにより限界がある。(フリーランス寂しい……ボソッ)
でも、1人じゃなくて組織だったらどうか?
一緒の価値観で同じ課題を解決できる人たちがいれば、めっちゃ良いじゃん!ということで会社を作ろうと決心。晴れて会社嫌いの僕が会社をつくることになりました。
それから設立半年後くらいには、同じように地方の抱える課題を解決したいであったり、福島TRIPのステップアップに協力してくれるメンバーも増えたことは本当に運が良かったなと思います。
シェアオフィスしているパートナー会社と一緒に仕事できるのも楽しい!
自分ごととして働ける会社(場所)
さて、冒頭で僕は会社が嫌いと言っていたのですが、結果として会社をつくりました。その熱量を振り返ると、もちろん自分がやりたいこと(福島TRIPのステップアップ)があっただけではなく、自分ごととして課題(地方のWeb問題について)やビジョンを捉えることができたから。
会社が嫌いだったわけではなく、今までは自分ごととして会社が目指す方向性に本気で乗れなかったから「熱量低い = 会社嫌い」と思い込んでいただけなのかもしれません。そういう熱量の低さゆえ、目の前の仕事はできていても先を見据えた動きだったり考えが至らなかったと猛省。
そういった反省からハタフルでは、メンバーが自分ごととして働ける会社にしたいと考えています。そのためにはハタフルとしてのビジョン「地方の旗振り役になる」ということはもちろんですが、個人の自己実現も尊重しています。パラレルな働き方をしているメンバーもいますし、それが結果的に組織にとってプラスに働くと思うのであればオールオッケイ!(もちろん相談してください笑)
福島に戻ってもor移住しても熱量高く働きたいという方がいらっしゃれば、そんな場所をご用意してますので是非ご連絡ください!
って、書いていて途中から全然関係なくなってきたので最後に無理やり書いておきます笑。