株式会社HashHubです。
「ブロックチェーンを次のステージへ」をビジョンに掲げ、ブロックチェーンスタジオの運営や入居者への開発支援、自社プロダクトの開発等を行なっている当社ですが、スタジオでは各分野の勉強会や開発者同士のミートアップなど様々なイベントも開催しています。今回は、日々行われているイベントの様子をご紹介いたします。今後開催予定のイベントもお知らせしておりますので、是非ご覧ください!
今後開催予定のイベント一覧▷ https://hashhub.connpass.com/
Scaling Bitcoin Unofficial After-party
10月7日、慶応大学で行われたScaling BitcoinのアフターパーティーをHashHubのスタジオで急遽開催しました!Scaling Bitcoinは今年も2日間で開催され、このイベントのために来日した多くの海外開発者もHashHubに集まりました。
急遽開催にも関わらず、アフターパーティには多くの人にご参加いただきました。海外の開発者と交流できる機会を多く持てるのもHashHubの魅力の一つです。
HashHubデモデイ
HashHubでは、入居者が集まりそれぞれのプロダクトや事業戦略について発表し、フィードバックや質疑応答を行う「HashHubデモデイ」を定期的に開催しています。11月7日には第2回目のデモデイを実施しました!
「発表者以外も参加者は全員発言しましょう!」という説明でスタートしたデモデイ。発表者は多くの参加者の前で自身が取り組むプロダクトについて説明を行います。今回は真木大樹氏(BlockBase)、岡野克彦氏、古賀勇太朗氏(volvox)の3名により、それぞれのプロダクトが掲げるビジョンやミッション、事業戦略の説明が行われました。
最前線のプレイヤーから聞く中国のブロックチェーン
11月25日には「最前線のプレイヤーから聞く中国のブロックチェーン」と題して、中国のトークン&ブロックチェーンビジネスコンサルタントや中国取引所で開発を行うエンジニアをゲストに招き、中国市場の動向等についてお話しいただきました!
北京・上海で感じた中国のブロックチェーンの最近の動向
呉培宏氏の登壇では「北京・上海で感じた中国のブロックチェーンの最近の動向」というタイトルで中国のブロックチェーンの現状をお話していただきました。
中国では2013年より金融機関によるビットコイン取引が規制されていたものの、2015年後半にはICOブームが起こり、2016年11月にはBTC取引高20兆円を記録するなど、2027年に中国国内での規制が強まるまで仮想通貨に対し圧倒的な期待が高まっていました。また、規制後も2018年8月時発表のブロックチェーンに関する特許取得数は企業規模世界トップ20社のうち14社が中国関連企業であるなど、未だにブロックチェーンに関する研究開発には非常に積極的な国であることが伺えます。(なお、法定通貨については送金規制や預金引き出し規制が厳しくなる一方であり、様々な取引記録が管理可能な「法廷デジタル通貨」への取り組みも開始しているとのことです。)
また、ブロックチェーンを大きく「プライベート・コンソーシアム型」「パブリック型」とカテゴライズした際、中国では政策の影響で管理機構が介入することができるコンソーシアム型のみが公式的に取り組むことが可能となっていますが、規制が厳しくなる中でもブロックチェーンに関する金融サービスをはじめ、第二のCryptokittiesを狙ったNFT(NonFungibleToken)ゲーム、エアドロップサイト等は数多くリリースされており、ブロックチェーンメディアについては30媒体以上もの数があるそうです。
しかしながら、中国国内でも成功例とされている事例はまだ少なく、IT大手によるコンソーシアム型の実験やDappsゲーム、金融サービスなどブロックチェーンの活用事例は今なお模索中であるとのことです。
Vitalikの論文「Liberal Radicalism」から読み解くトークンでの資金調達の構造的な問題点と解決策
続いてZFrank Yao氏の登壇ではVitalikによる論文「Liberal Radicalism(自由急進主義)」の要約、人間組織の姿やトークンによる資金調達の構造的な問題点である「投票問題」についてお話いただきました。
登壇では今の人間組織を例として「国家」「会社」「ERC20」「DAO」とカテゴライズした上で、更にそれぞれの構成を「集金(方法)」「政治」「規制」「公共財」「信頼関係」と区分けし、これら全ての人間組織に課題があり、分散型組織と言われるERC20に該当する組織も実態は完全な分散型組織ではなく、(「国家」や「会社」がそれぞれ規制、公共財、信頼関係に保証される一方で)規制や公共財、信頼関係のないものに人々が投資を行なっていると説明されました。
国家と会社が公的資源を利用する効率と合法性については今回議論しないとした上で、分散型組織は現時点で「民主的組織」でしか考えることができない為、分散型組織が、より効率的な投票、或いは集団的な「Decision Making」を行うことを考えようとVitalikらが作成した論文が「Liberal Radicalism」であり、「我々は公的な資金集めをした組織に自己管理の最善策を提案したい」と記載されています。1p1v(一人一票)であったとしても、公共財は投票した人の思った通りに分配されない可能性があり、そうならないようQV(QuadraticVoting/二次投票)を採用した分散型組織の提案がされているとお話いただきました。
【12/18開催!】ブロックチェーンビジネスサミット ~Beyond PoC~
12月18日、ベルサール六本木にてMicrosoft・Neutrino・HashHubの3社共同でイベントを開催いたします。ブロックチェーン業界に携わるキーマンが一同に介し、様々な角度からブロックチェーンビジネスを読み解く盛り沢山の内容となっておりますので、ご興味のある方は是非ご参加ください!
登壇予定
TBA
正田英樹氏 (株式会社chaintope)
杉井 靖典氏(カレンシーポート株式会社)
Jim Maricondo氏 (ConsenSys)
東 晃慈氏 (株式会社HashHub)
宇佐美 峻氏 (株式会社Yenom)
小川 晃平氏(株式会社VALU)
キヨスイ氏
安 昌浩氏 (株式会社ALIS)
大日方祐介氏
福島良典氏 (株式会社LayerX)
平野淳也氏 (株式会社HashHub)
柿澤 仁氏 (OmiseGo)
※12/7時点
イベントではブロックチェーンを使ったビジネスの今後を考えるセッションのほか、エンジニア向けのハンズオン、ブロックチェーンの基本的な知識を補える予習セッション、懇親会も予定しております。皆様のご来場をお待ちしております!
その他今後開催予定のイベント👯▽
HashHubではブロックチェーン技術者や起業家だけでなく、ビジネスデベロッパー、投資家など色々なバックグラウンドの人の為に多様なイベントを開催しています。 どなたでも参加できるイベントを数多く開催しておりますので、是非ご参加ください!
入居者募集中!▽
HashHubスペースは国内外の最先端の暗号通貨、ブロックチェーンプロジェクトが集うブロックチェーンスタジオです。東京本郷で学び、創り、ブロックチェーンが切り開く新しい領域の最先端を一緒に走りましょう。ご興味のある方は是非下記のページからお問い合わせください。
公式Twitter & Medium🕊▽
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