Vision に「クリ エイティブ魂に火をつける」を掲げるHamee株式会社は、2019年4月から3ヶ月間に渡りインスタレーション作家の音羽晴佳さんを小田原本社オフィスにお招きして、アート作品を制作していただき、アートを通して創造とはなにかを感じ、考えるためのプロジェクト AIR in Hamee(アーティスト・イン・レジデンス)を実施しました。
一体何が始まるんだろう?と不思議に思う社員。アートがビジネスシーンにどんな影響を与えられるのか?とチャレンジするアーティスト。誰もが、何が起こるかわからないところから実験的にスタートしました。
期間中、3回開催されたオープンスタジオ(制作の様子を公開して、アーティストが来場者と交流する機会)では、様々な仕掛けで社員がアートを体験しました。
音羽さんからロッカーの暗証番号のヒントを聞いた人だけが観る事ができるインスタレーション。
そこにはHamee創業初期のヒット商品にまつわるオブジェと、社員が描いたイラストがありました。
中央ホールの吹き抜けに貼られた社員が描いた小品を対岸から双眼鏡で鑑賞する展示。
他にも、この吹き抜けには、対岸の人と会話ができる糸電話が設置されました。
自然に人を巻き込む不思議な力を持つ音羽さん、いつのまにか電子工作に詳しい社員とコラボレーションして電子制御の作品に挑戦。
1Fホールがアート制作のスタジオに変わりました。 来訪されたお客様も興味津津の様子でした。
執務エリアにいくつもの風船が放たれ、プカプカ漂う光景も日常風景に。
完成直前の大作。この後、大変身を遂げます。
窓からの日差しを受けた完成作品。
社員に作品を解説する音羽さん。
オフィスという慣れない環境で試行錯誤しながら真剣に制作に打ち込み、関わる人々を笑顔にしていく音羽さんは、 正にHamee のValue「笑顔と入魂」を体現されていました。
壁面に展示された完成作品は、Hameeのオフィスの雰囲気を柔軟にし、そしてクリエイティブ魂に火をつける空気を醸成してくれています。
音羽晴佳 略歴
2011 年 女子美術大学美術学部絵画学科洋画専攻卒業
2015 年 100 周年記念 大村文子基金 女子美パリ賞を受賞し ,パリ国際芸術都市 Cité Internationale des Arts に 1 年間派遣される。
主な展覧会として
2019 ReadArts 「びじゅつじょろん」藤市民会館 , 静岡
2018 「ツクル森」アウル京北 , 京都 2017 かけがわ茶エンナーレ 「おもてとうらとあちらとこちら ちかづくはなれるかさなりあう」吉岡彌生記念館 , 静岡 「お元気ですか。나는 잘 지내. 」 violet gallery, ソウル
2016 平成 27 年度女子美パリ賞成果発表展 「I know that you were here.」Joshibi SPACE 1900, 神奈川 「音羽晴佳展 あそぶ≒うまれる = かわる」フェルケール博物館 , 静岡
2015 「PLAYING FLAGS 」 cite international des arts , パリ 「The form of relationships」 cite international des arts , パリ
2013 NCC Shizuoka 2013 企画展公募 EXHIBITIONS 音羽晴佳個展 「花嫁人形」静岡市クリエーター支援センター , 静岡 など
このプロジェクトは産学連携として女子美術大学(洋画専攻)と連携し、画材の提供という形でホルベイン画材株式会社にご協賛いただきました。そして、アーティストの選考は下記の審査員によって行われました。
審査員 (敬称略)
イケムラ レイコ:アーティスト、女子美術大学客員教授、ベルリン芸術大学元教授 国立新美術館などで大規模個展を開催する等、国際的に活躍。
菊竹 寛:Yutaka Kikutake Gallery ギャラリスト・「疾駆/chic」編集長
水沢 勉:美術評論家、女子美術大学客員教授、神奈川県立近代美術館館長
樋口 敦士:Hamee株式会社 代表取締役社長
主催:Hamee 株式会社、女子美術大学
協賛:ホルベイン画材株式会社
後援:Arts Odawara 準備委員会
アートプロデユース:小林俊樹 Art & Design 012