1
/
5

キリヒラ#05 久我さん~あの先輩に聞く!キャリアを切り拓いた瞬間~「境目なくつくる」できりひらいた!


こんにちは!博展採用担当の田崎です。新4年目がさまざまな先輩にキャリアを切り拓いた瞬間を取材するキリヒラ企画の第5弾をご紹介します!

<インタビュアー紹介>

岡本(おかもと):コンテンツデザイン局の配信ディレクション課所属。営業やグループ会社のスプラシアを経て、今年の4月から撮影配信チームで撮影やWEBサイトのディレクションを担当。最近ではルルレモンを担当。趣味はサッカースタジアム観戦。調布にあるスタジアムでユニフォームを着てFC東京の応援をしている。竹中(たけなか):ユニット2所属のプロデューサー。最近では下期に納品予定のEスポーツのイベントに携わっている。プライベートではピクミンブルームというアプリにハマっていて、ピクミンを育てるために友達と電話をしながら歩くのが趣味。一緒にやってくれるピクミン仲間募集中!

竹中)4年目社員が、さまざまな先輩にキャリアを切り拓いた瞬間を取材する”キリヒラ”企画の第5弾!今回は、コンテンツデザイン局の久我さんにインタビューしていきます。
まず最初に、久我さんの経歴からお聞きしたいと思います!

久我)学生時代にメディアアートを勉強して、大学卒業後に映像系の制作会社に入り、デジタルコンテンツや映像の仕事をしていました。5年ぐらい企業ショールームや工場見学コース、VIP用のBtoB施設での映像やデジタルコンテンツ制作のディレクターをしていたのですが、もっとデジタルと空間を融合した仕事がしたいと思い、博展に転職しました。入社してから現在で7年ほど経ちましたね。博展では空間におけるデジタルコンテンツのディレクションを担当しています。

岡本)転職組なんですね!新卒からかと思っていました!

竹中)久我さんはファッションも素敵で同性ということもあり、部署は違いますが以前から注目していました!いつかお話できたらと思っていて、今回お声がけさせていただきました。

1.キャリアのターニングポイント

岡本)キャリアのターニングポイントはなんですか?

久我)人や役割によって色々な「つくる」があるとおもいますが、私が特に携わっていきたいと思っている「つくる」は、アイデアから考えて「つくる」でして、プロジェクトに関わる時は始めのアイデア会議から参加したいんです。そのきっかけとなったのが資生堂の”EXPERIENCE A NEW ENERGY”で、私の中でターニングポイントとなったプロジェクトです。

竹中)FRAME AWARDSやDSAといった国内外のアワードで賞を獲ったプロジェクトですよね!

久我)はい!資生堂の新スキンケアシリーズのプロモーションのために制作したインスタレーションで、ニューロサイエンスから着想を得ている商品の特徴を、新素材の光ファイバーで表現しました。当時、デザイナーの中榮さんがモニュメントの表現方法に悩んでいるのを聞きつけて、私が「それだったら前に使ったことのあるこの光ファイバーを使ったらどうですか?」と持っていったら、「あ、これだ!」となってあの造作が実現しました。空間デザイナーと密にできた仕事で、自分の中で空間とデジタルを境目なく融合することができたと思ったプロジェクトでした。

竹中)それは「つくった」プロジェクトですね!

久我)いいえ、実はそんなことなくて、、、このプロジェクトは、クライアントであるヴィジュアルデザインスタジオ WOWの企画を実際の形にするという関わり方で、一番はじめのアイデアから出せなかったので、私の中では「つくった」とは言えなかったんです。ただ、このプロジェクトをきっかけに、そのあとのPOLAのプロジェクトにつながりました。

竹中)POLAでは「つくる」ことができたんですか?

久我)はい!Red B.AというPOLAのスキンケアシリーズのプロモーションイベントを提案した際に実現しましたね。万華鏡のような鏡の空間を、お客様が光る玉を持って2択のクイズラリーをしながら進んでいき、正解の方に玉を置くと光が増すといった空間体験とデバイスを作りました。

当時、デザイナーの白銀さんやプランナーの平山さん、豊沢さんとアイデアをブレストしたんです。その時に出たアイデアが、ほぼそのまま実現しました!クライアントからは商品コンセプトや客層にあった企画だと喜ばれ、私自身がやりたかったデジタルと空間の境目がなくできたプロジェクトでした。

竹中)わかります!営業はスケジュールやお金の管理をしていればOKという考え方もあると思うんですけど、私自身は職種関係なくアイデアを出しあって、実現していくというのが理想です!

岡本)ワンチームの感じですね!私の所属する配信チームでもプロジェクトの始めから関わりたいとみんなで話しています!よく撮影が決まってからKARABAKO(自社配信スタジオの名称)をこういう風に使いたいと依頼があるのですが、はじめから相談をもらえればもっと良い提案ができたのにと思うことがあります。ぜひプロジェクトの始まりから関わっていく機会を増やしたいです!

久我) デジタルコンテンツのディレクターをやっているとその部分しか関われないことが多く、自分でも関われる範囲の限界を感じていたのですが、このプロジェクトをきっかけに、デジタルコンテンツを作る役割だけではなく、手法にとらわれずクライアントさんやエンドユーザーさんにとってより良い体験づくりから考え、実現する手段としてデジタル技術を駆使するという意識になりました。

2.出産を経て仕事への向き合い方に変化が

竹中)最近、育休を終えられたんですよね!また博展に戻ってこようと思った理由は何ですか?

久我)もともとずっと働き続けたいと思っていて、博展では時短という選択肢もあったので、復帰をポジティブに考えていました。

岡本)どのくらい休まれていたんですか?

久我)ちょうど1年くらいですね。

岡本)育休中がちょうどコロナ禍だったと思いますが、働き方を変えようとか、転職は考えなかったですか?

久我)博展でやりたいことがあったので、その考えはなかったですね。デジタルと空間の融合ができる可能性を秘めているのは博展だと思っているので。あと、部署に若手が多いので、後輩の育成にも興味があったんです。産休前は、ブラジルや上海に海外出張したり、遅くまで仕事をしたり、ハードな働き方をしていました。復帰後は同じような働き方はできないけれど、今まで自分がやってきた経験が、これからはチームの中にいるだけで役立てられるかもしれないと思って。

竹中)私は女性としてこれからの働き方を考える事があって。営業は遅くまでやり取りがあったり、急な出張があるので、この先ずっと同じ働き方ができるか不安に思うことがあります。

久我)私は博展に入った時に、人事の早川さんに子育てしながら働く方がたくさんいることを聞いて、長く働ける未来があるなと思って入社しました。定年退職するまでのゴールを自分の中で描いていて、出産などのライフイベントがあった時には、時短で働くこともあるだろうなと思っていました。なので、忙しく働いていた時のイメージは、今は限られた時間の中の青春のような働き方だと思っていました。青春って聞くと、一生懸命働くとか、仲間と一緒に和気あいあいと働くというイメージを持つ方もいるかもしれないけど、私の中ではそれもあるんですが、部活と一緒で、部活も3、4年だから頑張れるじゃないですか!だから今は経験を積む時と割り切って、ハードな仕事も楽しくやってました!

岡本)そういった考え方がモチベーションにも繋がっていたんですね!

久我)そうですね!長い目で見て、いつか出産を経て復帰をした時に仕事がある状態にするために、経験値を積むことや信頼を得ることが大切なんじゃないかなと当時考えてましたね。

3.今の仕事の一番のモチベーション

竹中)今の仕事のモチベーションって何ですか?

久我)いくつかあるんですけど、一つはこの先を見据え、どんな働き方をするかをこれから考えないといけないなと思っています。今は今できる経験値を積んで、子育てが少し落ち着いた時には、更に価値発揮ができるようにしておきたいです。もう一つは後輩の育成ですね!私がいなくてもチームみんなが自走できるようにしたいです。やっぱり子供の体調不良などで突然いなくなってしまうことがあるので。今って育児もそうですが、介護や病気など、男性、女性関係なく突然働けなくなることがある時代だと思うんです。そんな時に、辞めるという選択肢がなくなればいいなと思っていて、そういう仕組みや働き方を考えたいですね。

岡本)今後やりたいことって何ですか?

久我)良いものを実際に見たり、作っている人と会ったり話したりして勉強したいですね!そしてその良いを言語化していきたいです。先週も京都出張の時に、京都でやっている展覧会を調べたり、会いたかった会社の人と会う約束を入れたり、スケジュールをびっちり詰め込んだんです!そしたら上長の南さんに「めっちゃ楽しそうじゃん!」って言われてw。子供がいるとなかなかできないと思ってたことも、意外とやってみたらできることもあると思って!今は家族と時間のやりくりを相談し合いながら、夫婦お互いやりたいことはまず諦めずにやれる方法を探すところから頑張っていこうと思っています!それが若いメンバーへ、こういった働き方の人もいるんだな、という例の一つになればと思っています。

竹中)すごい、エネルギッシュですね!!私も、正直ずっと続けられるか不安に思うこともあったんですが、久我さんのお話を聞いて考え方が変わりました!

岡本)久我さんの何でも勉強したいマインドがすごいですね!経験が全て無駄になっていなくてキャリアにつながっている。自分も前向きに吸収する姿勢を見習いたいです!

久我)自分は良い意味でライフとワークが一緒になっているので、プライベートでやりたいこと、見に行きたいものがそのまま仕事に活かせていて、それがエネルギッシュさの源かもしれないですね。

竹中)素敵です!良いお話をありがとうございました。

あとがき

仕事もプライベートもエネルギッシュな久我さん。実はインタビューの始まりは、趣味の旅行の話で大盛り上がり。旅行好きといっても行き先がアフリカの火山を見にいったり、マサイ族に会いにいったり、南米で氷河を見たりと、難易度高めな旅行経験が豊富!!何でも見てみたい、経験してみたいというパワーに溢れたお話は、聞いていて思わず引き込まれてしまいました。これからは、ワーママとしての久我さんの働き方が楽しみです!

(取材/文章・法橋)
(サムネイルデザイン・森)

▼企業サイトはこちら

株式会社博展 HAKUTEN | Communication Design®
博展は体験価値の創造を通じて、企業・団体のコミュニケーションをデザインしています。オンラインイベント、WEBプロモーション、ショールーム、ポップアップショップ、プライベートショー等の企画・デザイン・制作を手掛けています。
https://www.hakuten.co.jp/
株式会社博展's job postings

Weekly ranking

Show other rankings
Like Ayuka Tazaki's Story
Let Ayuka Tazaki's company know you're interested in their content