グラスト(以下、GRUST)では成長意欲あるメンバーも多く、業界未経験であっても実力があれば拠点責任者に抜擢されるなど、若手にチャンスを与える風土があります。そしてチャレンジ意欲の高いメンバーが集っているからこそ、ときにはGRUSTを離れ、起業であったり他のやりたい道を選ぶメンバーも当然います。
オフィスサポート事業部にてキャリアコンサルタントを務める八木は、GRUST入社後、わずか約半年で退職。その一年後には再びGRUSTに出戻り入社しました。そこで今回、なぜ彼は一度退職することを決めたのか、また出戻りを決意した理由、そして今後の展望について語ってもらいました。
入社して約半年で退職「起業するなら今しかないと思った」
―― 八木さんはGRUSTへ出戻り入社をされているとのことですが、その経緯を教えていただけますか?
GRUSTの前はエンタメ業界に勤めていたのですが、より自身が思い描く成長スピードでキャリアアップできる環境に進みたいと思い、転職を決意。
また、もともと「出会った人々を幸せにしたい」という想いがありまして、人材業界ならその想いを実現できそうだと思い、人材業界の中でも成長率や職場環境が理想的だったGRUSTに入社。それが2019年3月のことでした。
しかし、入社して3ヶ月経ったタイミングで、前職の先輩が起業しまして「一緒にやらないか」と声をかけられたんですね。当時は30歳になる直前のタイミングで、自分の中でも「起業にチャレンジするならいまのタイミングだ」と。また、毎日のようにその先輩から連絡をもらっていたため、GRUSTに入社したばかりであったのですが、起業にチャレンジしたいという気持ちが勝り、2019年10月末、入社して約半年で退職しました。
―― 退職するとなって、上司やまわりの方の反応はいかがでしたか?
やはり、当時の上司には驚かれました。というのも、当時の所属部門は現場が激動のタイミングで、これから立て直すぞという時期だったんですね。そのため、上司からは「辞めずに一緒に立て直しを頑張ってほしい」といったことを言われていて、上司とも毎日のように面談をしていました。
そんな中、前職の先輩がテストマーケティングでうまくいっていたのを目の当たりにし、「この事業は成功する」と強く思ってしまい、後ろ髪を引かれる思いではありましたが、起業を選んだ形でした。
まさかの解散で再び就職活動。100社エントリーしても面接に進めるのは3社だけという状況だった
―― そこから再びGRUSTに戻られるわけですが、それはどういった背景があったのでしょうか?
GRUSTを離れて1年後の2020年10月23日、再びGRUSTへ出戻り入社しました。「あれ、起業はどうなった?」と思われるでしょうが、そのビジネスモデルがイベントビジネスだったんですね。
しかし新型コロナウイルスの影響で、そもそもイベント開催ができず、事業を前に進められなくなってしまい、「見通しが立てられない以上、早めに解散しよう」ということで解散。
その起業拠点が福岡で、私も福岡へ移住していたのですが、解散に伴い2020年6月に東京へ戻ってきました。そして1ヶ月間、自分は今後何をすればいいのだろうかと考える時間に充てて、7月から就職活動をスタートします。
しかし、転職エージェント経由で100社ほどにエントリーしたのですが、書類選考を通過して面接を受けられたのは3社しかありませんでした。エージェント業をやっている友人に相談してみると「1年未満で前職を退職した人は、書類選考が通りづらい」と。
そのため理想の条件での就職はなかなか難しく、また業務内容的にも強くやりたいと思える仕事が見つからない状況でした。
そんな中、GRUSTの当時の上司から「最近どうしてる?」といった連絡をいただいたんですね。そこで現状報告もかねて食事に行く機会があったのですが、そのときに「またGRUSTに戻ってこないか」とお声がけいただき、出戻り入社するに至ります。
―― GRUSTにまた戻りたいと思えた理由は何でしょうか?
短いながらも、GRUSTにいた期間はとても有意義な時間でした。GRUSTは惰性で仕事をしているような人がいなくて、同じゴールに向かってチーム一丸となって走り抜くような感覚。そのため、普通であれば仕事って「早く帰りたいな」とかって思うじゃないですか。
でもGRUSTにいたときは、そう思ったことがなく、毎日仕事が楽しかったんですね。
また、「戻ってこないか」と声をかけてくれた上司に、恩返ししたいと思ったことも理由のひとつです。実は私がGRUSTを辞めた後も、毎月のように連絡をいただいていて、ビジネスが順調かどうかと気にかけてくださいました。
そして上司ではあるのですが、同い年であるということもあり、フランクにコミュニケーションがとれる間柄で、私が起業したことに対しても「刺激された」と言ってくれたりと、すぐに辞めてしまった私のことを前向きに見てくれていて。
再就職もうまくいっていない中、また一緒に働きたいと言ってくれた上司がいたからこそ、GRUSTに戻ることができたと思っています。
―― 東京へ戻ってきて、すぐにGRUSTに戻ろうと思わなかった理由は何かありますか?
2つ理由がありまして、ひとつは就職活動を通じて、あらためて自分の市場価値を知りたかったというのと、もうひとつは出戻り入社の気まずさと言いますか、まわりの目が気になっていたんですね。
ただ、実際に出戻り入社すると「戻ってきたんだ」と驚かれつつも、「また一緒に働けるね」と歓迎してくれて。それも、上司が戻りやすい空気をつくってくれていたんだと思います。
また、拠点もはじめにいたときとは別の拠点に配置され、いろいろ気まずくならないよう会社が配慮してくれたんだと思います。おかげで、出戻り入社の気まずさというのは全然なく、気持ちよく働き始めることができました。
「GRUSTには戻れる場所がある」いずれはゼロイチを生み出すようなことにチャレンジしていきたい
―― 一度離れ、客観的にGRUSTを見る機会もあったかと思うのですが、あらためて八木さんにとってGRUSTはどういった会社ですか?
私が起業するということに対してもそうですが、仲間のチャレンジを暖かく見守ってくれる会社だと思います。またGRUSTの中で何かやってみたいことがあれば、みんなどう実現すべきかを一緒に考えて応援してくれますし、いい人ばかりが集まった会社だなと。
そしてGRUSTは業界未経験であっても拠点責任者になれたりと、実力があればキャリアップできる会社です。だからこそ、私自身もGRUSTで再びチャレンジしてみたいと思えましたし、いずれ責任者のポジションにつけるよう頑張っていきたいと思っています。
そのため、まずは個人予算を毎月達成し、チームとしての予算達成を目指して取り組んでいます。また、GRUSTの中で新事業部の立ち上げなど、ゼロからイチをつくっていくようなことにもチャレンジしていきたいと思っています。
―― あらためて起業での失敗経験を振り返り、GRUSTでその経験をどう活かしていきたいと思っていますか?
まず、起業での失敗を経験した分、少しくらいの失敗に動じない、強いメンタルが手に入ったと思っています。そのため、GRUSTの中で何か新しいことにチャレンジしていく上で様々な壁に直面することもあると思うのですが、そうしたときも自らを客観的に捉え、次に何をすべきかを常に考え続けていきたいと思います。
また、自らの失敗経験から伝えられることもあると思っていて。メンバーが何かキャリアでの悩みを抱えていたら、相談に乗ってあげたいなと思いますし、そのときに説得力ある答えを渡せるよう、私自身がちゃんと結果を出さなければいけないと考えています。
―― 最後に求職者に対してメッセージをお願いいたします!
一度しかない人生ですから、GRUSTを離れてやりたいことをやるというのは悪いことではないと思います。しかし、私がそうであったように、当然ながらうまくいかないこともあるでしょう。そんなときでも、GRUSTには戻れる場所があります。
また、GRUSTの中で新しいことにチャレンジするというのも選択肢のひとつ。GRUSTには、一緒に目標に向かって進める仲間がいますし、経験の有無関係なく、結果さえ出せば責任者となったり、ゼロイチをつくるようなことができる会社。
敷かれたレールを歩むようなキャリアだけでなく、自分自身でキャリアの幅を広げられる環境がGRUSTにはありますから、ぜひやりたいことがあったり、チャレンジ意欲がある方は、一緒に頑張りましょう。