僕は比較的カタブツな両親の家庭に産まれ、育ったので、根本的には極めて日本的な、極めて義理堅い価値観が流れています。
小さい頃から、「一度はじめたものは最後までやり抜く!」が基本だったので、小学校1年生からはじめた野球は高校3年生の引退までやり抜きました。(大学では違う経験がしたかったので、ほとんどやりませんでしたが。)
そういう、筋の通った判断軸は基本的には良いと思ってるのですが、こと人生40年〜45年続ける「仕事」については、どうでしょうか。この変化の早い世の中で、成長実感もやりがいも感じない環境に身を置き続けること、それ自体がとってもリスクだと思います。
僕自身もかつてそうだった気もするので、心境も理解するのですが、それにしても今は本当にそんな時代じゃないし、一歩踏み出すことに躊躇しすぎだなー、と。いや、そもそも真面目に”環境を変える”というアクションに向き合っていないだけなのでは、とも思います。
少し前の為末さんのブログ。とっても言い当ててると思いました。
"日本社会は別れにウブすぎる。出会って別れるのは当たり前で、そんなことにいちいち騒がないで、各自それぞれ自分に合うところを探した方がいい。私は日本は辞める練習の量が圧倒的に少ないと感じている。"
(続きはこちら)
http://tamesue.jp/blog/archives/think/20180409
会社をすぐに辞めればいいという話しではなく、長期間に渡って同じ会社で続けることが悪いという話しでもなく、無為にやりがいも感じぬまま、モンモンと組織に見を置き続けるのはどうか。ということです。
翻って自社に目を移すと、それは同じ会社のスタッフとは長く一緒に働きたいと心底思っています。ただそれは、働いている以上、「成長実感」は感じながらはたらいてほしい。そういう環境を会社として提供し続けたい。し続けなければダメだと思っている思いでもあります。
※職種や個人の趣向性・価値観によっても違うので、10人のうち10人にそれを押し付ける気持ちはありませんが。。
できるだけ優秀な人材こそ、日々成長実感を感じながらはたらいてほしいし、成長した暁には次のステージを会社が用意したい。それでさらに成長してほしい。そういう想いも根底にあるので、事業拡大を志しています。