データアナリスト（メタバース事業）によく寄せられる質問とその回答を公開します！

【Q1】メタバースはかなり新しい分野だと思うのですが、どのような分析が求められるのでしょうか？

メタバース事業の分析では、事業の課題解決に繋がると思われる精度の高い仮説に加えて、ユーザー行動に基づく膨大なデータを用いてその仮説を証明するまでを、高い質でスピーディーに行うことが求められています。

仮説を立てる部分では、新しい領域であることから経験則や正攻法が殆ど存在しない中、新たに思考することが求められます。

また仮説の証明では、多くの施策が並行して行われている中、必要に応じて統計的手法などを用いてノイズを省き、納得感のある証明を行うことが求められます。

【Q2】メタバースの分析経験はないのですが、他にどのような経験があれば強みとして活かせそうでしょうか？

Q1に記載の通り、メタバース領域では過去の成功事例が少ない中で新たな仮説を立て、膨大なユーザー行動のデータを自身で集約し、証明する必要があります。

そのため過去の成功事例が少ない領域において自身で仮説を立て、ユーザー行動に基づいたデータを元に課題解決までを一気通貫したという経験を持っていると、強みとして活かせると思います。

【Q3】IT業界・アプリ事業でデータアナリストとして従事するメリットは何でしょうか？

データ分析の前処理の少なさや分析サイクルのスピードが早いことだと思います。

まず、データの前処理（整形）よりも分析手法の思考に時間を費やせることは大きなメリットです。

IT業界以外では、ITを用いないサービスなどがある影響でデータの欠損が存在し、分析の前にデータの前処理（整形）をデータアナリストが行わなければいけないケースが存在します。一方、IT業界であれば、広告からユーザー行動全てがデータとして格納されており、データの前処理を殆ど行うことがなく分析手法の思考に時間を費やすことができるため、分析手法の経験を蓄積したい人にとっては非常に良い環境だと思います。

またスピード感が高いことによって、分析のサイクルを多く回せることも大きなメリットです。

アプリ事業以外では、施策の実施に国の承認が必要なケースが存在するため、施策を考えても実行や検証が出来るのが1年先になってしまうことがありますが、アプリ事業の場合、最短で翌日に施策実行/検証が出来るため、スピード感をもって分析サイクルを回し、経験を蓄積することができる非常に良い環境だと思います。

【Q4】グリーでデータアナリストとして従事するメリットは何でしょうか？

Q6に記載の通り、アナリシスグループはメタバース、コマース、ゲーム・アニメという3つの事業ドメインに対し専属のチームで向き合っています。

事業を横断して貢献できる環境が整っているため、他の事業の知見を得て自身の業務に活かすことができるというところが最大の魅力です。

【Q5】データ分析の専門会社などの他会社支援ではなく、事業内部の分析組織として従事するメリットは何でしょうか？

事業会社であるが故に、分析による示唆提供に留まらず、実際に事業貢献に繋がるところまでコミットできると言う点が強みであり、メリットです。

事業の幅の広さの観点で見ると、グリーは事業横断しているとはいえ、全業界を対象としている支援会社と比較すればごく一部の事業ドメインです。

しかし、事業会社であるが故に事業の深い所まで支援を行える体制にあるという点に特徴があります。

ビジネスに興味があり、自分のデータ分析で事業貢献をしたい方にとってはとても良い環境だと思います。

【Q6】データアナリストが所属する組織はどのような体制になっているのでしょうか？

データアナリストはグリー株式会社 開発本部 データテクノロジー部 に所属しています。

データテクノロジー部は、以下1グループ、3つのチームで構成される部になっており、データテクノロジー部全体で協力して事業の支援を行う体制になっています。

• アナリシスグループ：ログ設計〜可視化・分析/提案・モデル作成まで一気通貫して担当
• データエンジニアリングチーム：データ基盤の構築やML/AI等による事業貢献を担当
• プロダクトマネジメントチーム：データテクノロジー部のプロダクトのマネジメントを担当
• AIリサーチチーム：ML/AIの研究分野を担当

また、アナリシスグループには以下3つのチームが存在しています。

メタバースアナリシスチーム

• 主にメタバース事業のバーチャルライブ配信アプリ「REALITY」に対してログ設計〜KPI設計/可視化・データ分析・モデル開発・ML/AI導入を担当しています。
• 担当領域としては、マーケティングやREALITYアプリ内ゲーム、配信/SNS機能等ユーザー行動に関する内容全てになっています。

コマースアナリシスチーム

• 主にコマース事業に対してログ設計〜KPI設計/可視化・データ分析を担当しています。
• 業務領域に記載している事業の横断ダッシュボード作成やユーザーのニーズに即した記事を提供する仕組み構築等によって事業への貢献を果たしています。

ゲームアナリシスチーム

• 主にゲーム事業に対してログ設計〜KPI設計/可視化・データ分析を担当しています。
• 協業先との契約に踏み込んだ提案とプロモーション実施の推進やゲームプロダクトの分析力育成、プロモ効果測定等によって事業への貢献を果たしています。

【Q7】主にやり取りする相手はどのような方ですか？

主に事業責任者レイヤーの方とやりとりします。

【Q8】アナリシスグループのキャリアパスとしてどのような例がありますか？

アナリシスグループで身につけた能力を活かして部長職や社長になられた方がいます。

また、アナリストとしての専門知識を追求し、スペシャリストとして進んでいる方もいます。

【Q9】分析スキルにまだ自信がなく、分析スキルを高めていきたい段階なのですが、大丈夫でしょうか？

新卒など、分析が未経験でも一からデータアナリストに育てています。

育成ノウハウが蓄積されているため、チーム内の研修プランやOJTを通して分析スキルを身に着けられます。

分析経験のなかった方が、アナリシスの業務を通じて分析スキルを身につけ、全社MVPに表彰された実績もあります。

【Q10】アナリシスグループにはどういう人が多いですか？

とても幅広く、プライベートを重視する方、仕事を重視する方、突き詰めることが好きなタイプもいれば、コミュニケーションが好きなタイプもいます。

タイプは幅広いですが、議論が好きなところは共通しています。