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「技術を極めたい」から「プロダクトを育てたい」へ。自社開発で変化したエンジニアの理想像。

多くの中学高校に導入され、生徒さんに「英語を話す」体験を提供している学校向けWeblio英会話。生徒さんの学習機会を逸さないように、サービスを安定して動かし、よりよい形へ発展させる核となっているのが開発チームです。

学校向けオンライン英会話事業でエンジニアをつとめる@k-akieさんは、「自社開発をやりたい」という思いからGRASグループにジョイン。システムの運用開発業務のほか、リーダーシップを発揮しチーム作りやエンジニア採用などでも活躍しています。@k-akieさんにGRASグループでのプロダクトづくりやチームワークについて聞きました。

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自社開発の環境で自分を成長させたかった


― 自己紹介をお願いします!

2020年4月に入社しました。学校向けWeblio英会話事業の開発メンバーとして、オンライン英会話サービスの開発業務のマネージメントや運用改善を担当しています。

前職では受託でシステム開発をしていました。お客様とのコミュニケーションから実装まで、上から下までひと通りの経験を積めたので、次は自社開発の会社で技術を頑張りたいと思って、GRASグループに転職を決めました。

― 他にも候補があった中で、GRASグループのどこに魅力を感じましたか?

理念ですね。「テクノロジーを通じて、人の可能性を広げる」という理念に惹かれました。GRASグループの事業ドメインのひとつである教育にも関心を持っていましたし、多様性やSDGsを推進している企業風土にも魅力を感じました。

― 入社後は、学校向けWeblio英会話の開発メンバーとして、教育事業に関わっていますね。普段の業務について教えてください。

学校向けオンライン英会話サービスの運用開発業務に加えて、最近は採用や新しいメンバーの入社フォローなどもやっています。

同じチームのエンジニアは5名です。デイリーMTGで進捗報告や情報共有をしつつ、障害対応、他部署からの問い合わせ対応、コードレビューなども進めます。コードレビューはGitHubベースでやっています。2週に1度チームで集まってKPTもやってますね。

― 学校向け英会話事業は、開発チーム以外に営業・CS(カスタマーサクセス)・Weblio Phillipinesなど複数の部署で構成されていますね。

開発・CS・営業・開発で定期的にMTGを行い、優先度を決めてタスクを実行しています。主に一緒に動くのはCSですね。CSから機能改善の提案や課題解決の相談がくるので、開発チームから技術面でのフィードバックなどをしつつ、実行方法や検証方法などを検討しながら進めます。


「プロダクトを育てる」という新たな挑戦

― 前職は受託開発、現在は自社開発。どのような違いを感じますか?

自社開発ではプロダクトを育てられることが大きな違いですね。自分たちで考えてプロダクトを作っていけることに、すごくやりがいを感じています。受託制作の場合は納期や工数がかっちり決まっていて、納品後は自分から動くことができません。

今は企画の検討段階から入ってカスタマーサクセスチームと一緒に動くので、学校向けWeblio英会話というプロダクトを作っているという実感があります。ビジネスサイドから相談ベースで話がきて、開発からも提案を返せるのは、とても健全な関係性だと思いますね。

自分の視点も「どうやって運用を回すか」から「どのように価値提供をしていくか」に変わりました。

― エンジニアとしての仕事への目線にも変化があったんですね。

転職活動をしていたときは、技術に強いエンジニアを目指していたんです。実装は楽しくて好きでしたし、自分の適性はそこにあると思っていました。今は、すでに動いているプロダクトを1から9に持っていく、プロダクトの拡張や改善のサイクルを回していくフェーズをうまくやるのが目標です。

GRASグループでサービス全体に関わるようになって、プロダクトを育てたいという気持ちが強くなりました。プロダクトを実際に使っている現場と検討を重ね、うまく動いているかを監視し、期待していた効果が得られたかを検証する。いま動いているものを大きくしていく作業を、実装以外の面からも関わっていきたいと思うようになりました。

マルチプレーヤーとよく言われるのですが、他部署とのコミュニケーションスキルや調整能力、レスポンスの速さなど、「なんでもやれる」という自分の強みにも気づきましたし、いまの役割でそれを生かせると感じています。

プロダクトをより効果的に進化させるために、様々な角度からプロダクトを定量評価するための基盤を作っていきたいですし、「運用でカバー」撲滅運動も進めて(笑)、個人に依存せずにシステムが安定稼働するようにしたいです。学校向け英会話・個人向け英会話・SRE合同でリファインメントを実施するミーティングも立ち上げました。

― そういったアイデアや提案をすぐに実行できる環境や体制はありますか?

はい。変化のスピードが速く、とても柔軟な会社です。社歴や実績、経歴関係なく、「私はこれがやりたい」と手を挙げて提案すれば、入社3日目からでも実行できます(笑)。それが当たり前に受け入れられる土壌がありますし、メンバーも「やってみよう」と後押ししてくれますね。

自律的に動くことを求められる合理的な風土なので、自分たちでルールを作っていける感覚です。自分の考えを持っていて、あれがやりたいこれがやりたいというエンジニアには向いている職場じゃないでしょうか。


フルリモート開発でのコミュニケーションの工夫

― 働く環境についても聞かせてください。@k-akieさんは入社1日目からフルリモート勤務ですが、戸惑われませんでしたか?

面接からすべてがリモートでした。フルリモートで仕事をするのは初めてでしたし、誰も知らない状況で「どう発言しよう?」と戸惑いもありました。でも入ってみて分かったんですが、おしゃべり好きなエンジニアがすごく多いんです(笑)。メンバーの方からどんどん話しかけてくれますし、チームから定期的にアクションを起こしてくれるので、不安はすぐに解消されました。

誰かの問いには基本即レスで、いつも誰かがしゃべっているおかげで、コミュニケーションのハードルがすごく低いです(笑)。些細なことでも質問する・質問されるが当たり前の空気なので、フルリモートでも「聞きたいことを聞けない」という支障はないですね。

―とはいえ、オフィス勤務と比べるとコミュニケーション面で不便なこともあるかと思います。工夫していることなどはありますか?

決まった場を設けて顔を合わせるようにしていますね。定例MTGで流れにのっていればお互いの仕事がフローとして分かるので、自分から声を上げてコンタクトしていくよりもだいぶ楽です。新しいメンバーが入ってきたら、早い段階で顔合わせをし、チームイベントに招待するなど、接する機会を意識的に増やしています。

毎朝の業務MTGの他に、プロジェクト横断でエンジニア全員が参加できる「夕会」もやっています。こっちは雑談歓迎で、カジュアルに色々話せる場にしているんです。「この変数の名前いまいちなんですけど良い案ないですか?」みたいなちょっとした質問もしやすいですし、悩みの相談もできたり。

「ちょこっと」の会話が少ないと寂しいですよね。別プロジェクトのエンジニアとは業務での関りが少ないので、お互い何をやってるのか分からなくなりますし。リモートワークで気持ちよく働くために、「ちょっと聞きたいんですけど」ができる夕会の存在はすごく大きいです。

― GRASグループのサービスを支えている開発メンバーですが、尊敬している部分をひとつあげるとしたら?

みんな学習意欲がとても高いところです。退勤したあとにプログラムを書いていたりしますし、仕事だからやる、ではなく、好きだから勉強する、好きだからコードを書く、を実行する人ばかりです。メンバーから良い刺激をもらうことは多いです。

メンバーは学習したことをよくチームに共有してくれるんです。記事や本の紹介はもちろん、外部の勉強会への参加したことなどもSlackやMTGで話しますし、Qiitaに投稿することもあります。アウトプットする場がたくさんあるのがよいですね。

― 未来のエンジニア仲間にメッセージをお願いします。

自分で組織をよくしたい人、自分で考えてプロダクトを作りたい人に向いている職場です。手をあげれば、やりたいことに挑戦できますし、エンジニアはそれにのっかってくれる人ばかりです(笑)。変化のスピードが速く、改善のサイクルも速いので、それを一緒に楽しめる仲間が増えてほしいですね。お待ちしています!

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◇略歴◇
K. Akie
前職は受託開発の起業でシステム設計・開発の上流から下流まで担当。「『はい』か『Yes』しか言わないエンジニア」として高い問題解決能力をクライアントと社内の双方から評価される。2020年4月GRASグループ株式会社に入社。学校向け英会話サービスのシステムの運用開発に従事。趣味は本を積むこと。最近読み始めたのは「エッセンシャルスクラム」。

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