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セブ合宿2020

セブ島で合宿してきました。

1月7日〜11日までの4泊5日。まさかの新年です。笑

思いついたのは10月半ば。 高野マネージャーが元JAL勤務だったおかげで、素早い手捌きで正月明けのホテルと飛行機を押さえてくれ、可能になった合宿です。(さすがです)

場所はフィリピンのセブ島。

僕の行動範囲で最も「いるだけで幸せになれる場所」で、 ホテルも一番いいのにこだわりました。英語合宿時に何度も足を運んだ憧れのホテルです。

「いつ・どこで・なにを」するか?

年末が近づくといろんなメディアで新しい1年がどんなになるのか予想が乱れ飛びます。 みなさんご存知のようにテクノロジーの進化は指数間数的に加速していて、 10年後には想像もつかない変化が訪れていると言われてますね。 なかでもこれまでエリートの代名詞であった、医師、弁護士、裁判官などは AIに代替されるというし、自動車だって空を飛ぶんだとか!(まじか) 初の月面基地が2030年完成予定で、水素発電の商用化も始まるそうです。

そんな新しい10年が始まるにあたり、クリエイティブである僕らは何を信じて何を疑い、生きて行けばいいのか?大事なスキルは何で、何が無駄なものなのか?何を目指して、毎日を積み重ねればいいのか?そんな不安に満ちていません?しかも僕らの人生は頼んでもいないのに100年に延長されちゃった訳です。

だから2020年の正月に、暖かくきもちいい場所で、みんなと、 仕事のこと、会社のこと、暮らしの充実、いやいやもっとみんなが気になっている 些細な日常ことまで話し合うことには、すごく価値があると思ったのです。 だからこのタイミングを逃す訳にはいかなかったというわけです。

もちろん僕が明快な答えを持っている訳じゃありません。 ただ15年前に邱永漢さんに勧められ、中国で仕事を始めようとした時、 僕の周囲で賛成してくれる人はほとんどいませんでした。 あれだってあのタイミングじゃなきゃ、僕は失敗していたように思います。 そう、新しいことを始めるのはタイミングが大事。 僕がいま考えている新しいチャレンジをみんなに共有もしたかったしみんなの話も聞いてみたかったのです。

デザインの応用

これは「僕説」ですが、 そろそろデザイナーは組むべき相手を見直す時期じゃないかと思っています。 50年前まで、日本でグラフィックデザイナーは単独で企業と仕事をしていました。 日本では前の東京オリンピックのポスターを作られた亀倉雄策さん、田中一光さん、 永井一正さん、福田茂雄さん、日本のグラフィックデザイン四天皇時代です。 内容はロゴや、何かの告知ポスターという事になりますが、 その仕事はその企業のトップと直接仕事をしていたわけで、そのデザインの視点は高く、 今で言う「ブランディング」もされた成果物がいっぱいあったと思っています。

この頃「現代広告の父」と言われるディビッド・オグルビーが、売るための広告表現を とても質の高いレベルで達成していて、広告産業としても大成功していました。 これを日本でマスメディアを整え、そこに売るための表現を載せるまでを ワンストップでやれば大きな産業になると見越し、実際に達成したのが電通という事になります。 ここでグラフィックデザイナーはコピーライターと共にチームを組み、 この広告制作にエネルギーを注ぐようになります。 のちに、熟練したデザイナーはアートディレクターと呼ばれるようになり 管理職になればクリエイティブディレクターと役職が与えられ、 組む相手もコピーライターから始まり、CMプランナー、マーケ、ストプラなど チームはどんどん大きくなっていきました。広告をすれば商品が売れた時代の話です。

でも時代はすっかり変わりました。 僕らの欲望以上に商品は街中に溢れ、テレビ番組は録画でCMスキップして見るモノだし、 雑誌以上にネット記事が溢れ、新聞を読まなくてもいつでもニュースに触れられるように なりました。いやむしろ、スポーツの結果などニュースを意図して避けても、 SNSで友達を通して知ってしまいます。 ECはSNSの中にも浸透し、CMなんかで教えてもらわなくても僕がいま買いそうな商品は、僕のスマフォの中でいつでも僕がボタンを押すのを待ってます。 そろそろ僕らデザイナーは、今までのチームを離れ 新しいパートナーと「新しい価値あるもの」を作る必要があると思っています。

なんと言っても人生は延長されてしまっているわけだから。

越境するデザイン

デザインの歴史はそのままデザインのステージとして今も重要な役割を担っていいます。おそらくそれは時代の要請もあって拡張してきたものだと思います。Stage1でのデザインの役割は「情報の見た目を整える」こと。プロのデザイナーなら、まず担保しなければいけないものです。「かっこよく」「美しく」「かわいく」「やさしく」「ヘビーに」などシンプルな形容詞で表現できる世界観を上手に作り分けることです。Stage2でのデザインはやっぱり「人を動かすこと」ですね。広告やプロモーションはここに特化したデザインで「かっこいい」や「楽しい」や「かわいい」を使い分け、状況に応じ最適な表現を作り出します。ここではいかすコピーやかっこいい写真も強力なデザイン素材になります。この50年で最も成長したジャンルと言えます。そうすればStage3のデザインは「ブランディング」ということになります。ただ僕の思うブランディングは所謂「企業を上手に定義・表現すること」だけではないし、そう思っている人も多いと思いますが、それはまた長くなるのでここでは端折ります。要はこの3つのステージは、俯瞰すればグラフィックデザインが「越境してきた歴史」とも言えます。

デザインのパンデミック

IDEOの「デザイン思考」が流行りましたね。デザイナーならみんな「何をいまさら!」って突っ込んだはずです。でもデザイナーにとって当たり前の習慣が、一般的にに価値があるんだと発見したティムブラウンは凄いです。ただのものづくりの習慣を、定義し、名前をつけ、流通しやすい概念にしあげた。この功績はあっという間に世界に広がり、ビジネススクールから始まり、今や日本の一般大学にまで「デザイン思考」は普及しました。いまちゃんと読んでないのはデザイナーくらいじゃないかと思ったりして。しかし弊社にも優秀な一般大学からデザイナーを志向しインターンに応募してくる学生が増えています。僕にしてみれば、親が泣くんじゃない?ってことになりますが、じっくり話を聞けばその多くは「デザイン思考」への興味からの「グラフィックデザイナー」志望であることがわかります。その昔デザインを志す若者は「造形の魅力・憧れ」からのデザイナーだったわけで、その結果デザイナーは美大・芸大など限られたルートからしかなれない閉じた職業だったものが、今やそのルートは「デザイン思考が生み出す付加価値」への興味から、デザイナーを志すように広がってきたと思うと、僕は正直彼ら彼女らとどのように付き合って良いか分かりません。しかし優秀な彼らは僕が採用しなくてもどこかに就職し、1年づつ世の中を変え始めるはずです。これは僕が古い文脈に縛られてしまっていることに気づいたきっかけでもあります。

おっとこれはセブ合宿の話、w

話が枝葉だらけ収集ついてません。笑 いったいどこまで読めばセブでの合宿内容に辿り着くのか?でもまだまだ枝葉はたっぷり残りすぎてて、弊社のセブの合宿なんてどーーでも良い話にさえ思えてきました。ですよね?? そう、合宿内容なんてどうでも良いんです。デザインはもっと越境することを求められています。ブランディングもまだ始まったばかりのジャンルだと思っているし、まだまだ験算の必要があります。同時に大学が「デザイン思考」を授業で扱い、それを学んだ学生がデザインに興味を持ってやってくるなら、僕があっちに行ってみた方がおもしろいかも、と思っていることや、AI到来を恐るか、歓迎するかは、AIに対する知識量なのだから、それをしっかり勉強してみようと思ってること、その上でデザインに次のステージがあるならそれは何?など、そんな僕の「いまここ」をみんなに共有し、みんなの「いま」もひとりひとり聞いて、その上で次の10年でどんな風にGrand Designが変わっていくのか、強くなっていくのか、おもしろくなっていくのか?を話し合うのを2020年正月に始めるってことには意味があるぞ、って強く思った次第です。

ご迷惑をおかけした人たちが沢山いらっしゃるのは重々承知しており、恐縮の限りではありますが、弊社が今までより良いクリエイティブ、良いソリューションをご提案していくための年1の行事と捉えてください。

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