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グローバルアスリートプロジェクト発足のきっかけ

初めまして。代表の田中です。
グローバルアスリートプロジェクト発足のきっかけを書かせていただきます。
本プロジェクトのミッションの一つは『海外に挑戦する日本人アスリートの語学面をサポートする』ことですが、このプロジェクトを立ち上げようと思ったきっかけは僕自身の経験が大きく関係しています。

僕は新卒で都市銀行に入社して3年で退職し、ベンチャーの広告会社を経て、2014年に縁あってアンビションアクトというスポーツマーケティング・マネジメント会社の創業時にジョインすることになり、そこから10年以上様々なスポーツビジネスに携わってきました。現在は自らが経営するスポーツビジネスの会社とこのグローバルアスリートプロジェクトを営んでいます。

選手マネジメントにおいては、元フットサル日本代表で日本人で初めてスペインリーグでプレーしたフットサル界のキングこと木暮賢一郎やサッカー日本代表GK・川島永嗣、卓球・中国超級リーグで日本人として初めてシングルスで勝利した卓球元日本代表の小西杏や同じく卓球の吉田海偉、日本人メジャーリーガーなど、海外で活躍する様々な競技のプロアスリート達をマネジメントする機会に恵まれました。

選手マネジメント以外においても、Jリーグクラブをゼロから立ち上げる仕事をきっかけに、Jリーグクラブやプロ野球球団のビジネスサポート、スポーツメーカーのプロモーションやマーケティング、スポーツイベントの主催や運営、スポーツ業界に就職したい学生のサポートなどなど、様々なスポーツビジネスに携わらせてもらいまいた。

海外のスポーツにも多く触れ、サッカーW杯も前職の広告会社に勤務していた時に日韓W杯の仕事に携わるチャンスがあり、南アフリカ、ブラジルと3大会、W杯の現地に仕事で行かせていただき、ヨーロッパ各地のサッカーやアメリカのプロスポーツなど様々なスポーツに接する機会に恵まれてきました。


2014 W杯 ブラジル大会


海外出張も多いときは年6,7回は行くようになりました。
しかし、頻繁に海外に行くようになり、そこでぶつかったのが言葉の壁です。

英語が話せず、各地で出会う外国のスポーツビジネスパーソンや選手たちと会ってるのにコミュニケーションが取れない・・・目の前にたくさんの出会いがあるのに・・・
本当に悔しい思いをしました。
学生時代になぜもっと真面目に英語を勉強しておかなかったのかと激しく後悔しました。
学生時代は誰よりも英語を勉強しなかった自信があります!
(勉強しなかったのは英語だけじゃありませんが・・・)
中学も高校も大学もスポーツしかやってきませんでした。。。

その後、30歳中盤を過ぎた頃に真剣に英語を勉強することを決意し、英語に関する本を買い漁り、あまりにも英語の基礎力が無いため、中学3年分の英語を一から全部やり直し、英会話学校にも通い、聞くだけで話せる(はず?)の英会話教材も使いました。
ありとあらゆる英語学習法を試し、膨大なお金とそれなりの時間を英語学習に充てました。

それなのに、思うように上達しない・・・
自分には英語を話すセンスがないのかとさえ思うようになりました。

ちなみに本格的に英語の勉強を決意したのは川島永嗣の海外移籍がきっかけです。彼がまだ20代前半の時に出会ってから現在までの10年以上、僕は彼のマネジメントという立場からずっと彼のことを近くで見てきました。

彼はゴールキーパーが海外でプレーするためには複数言語の習得が必須であることを理解し、19歳の頃から複数語学の準備をし続けていました。それが南アフリカW杯を機にプレーヤーとしての活躍はもちろんのこと、それらの努力が実を結び、一つの夢を叶える瞬間を目の当たりにしたんです。

川島永嗣 初めての海外移籍 ベルギー・リールセSKにて

さらにその後も彼は、ヨーロッパにおいて決して市民権を得ているとは言えない日本人サッカー選手(しかもGK)が、監督・コーチ、チームメイトや地元サポーターから受け入れられるために、いかにコミュニケーションが大切であるかを理解し、ピッチの中でも外でも、きちんとその国の言葉を使ってコミュニケーションをとる姿を、僕は間近で見ることができました。

ベルギーの名門 スタンダール・リエージュへ移籍

そして、彼のように語学の重要性を認識し、きちんとした準備をして言葉の壁を乗り越えることができれば、日本人はもっともっと海外で活躍できるのでは?!僕自身がスポーツビジネスの世界で言葉の壁にぶつかって苦労しているようにスポーツ選手の世界でも言葉の壁にぶつかり、本来の実力を発揮できないということが起きているのではないかと。

実際に海外に移籍したものの、コミュニケーションが上手くとれず、帰国したアスリートの話を関係者も含め、色々な方から聞きました。こうした状況を何とかしたいと思うようになりました。

これが、このプロジェクト発足のきっかけです。

その後、僕の想いに賛同してくれる人達との出会いにより、想い描いていたものが形になり、2011年にプロジェクトが発足し、スタートすることができました。

発足からこれまでの6年間で200人を超えるアスリートの語学習得サポートをし、今もたくさんのアスリートから問い合わせを受けています。

同時に、海外でプレーするアスリート200名以上から直接話を聞き、プロジェクトの意義を強く再認識しています。


世界を目指すアスリートを語学面からサポートしたい! /グローバルアスリートプロジェクト代表 田中隆祐さん | RareJob English Lab by レアジョブ英会話
サッカー、野球、バスケ、バレー、卓球、スキー、スノーボードなどなど、幅広い種類のスポーツ界で日本を離れ、世界を拠点に活動する日本人アスリートが増えてきている。そんな彼らを待ち受けるのが言葉の壁だ。実力は十分あるのに、外国語による監督の指示やチームメイトとのやり取りが理解できず活躍の機会が得られない選手も少なくない。そんなアスリートを数多く見てきた田中隆祐さんは、英語など言葉のハンデを何とか早...
https://www.rarejob.com/englishlab/interview/20140910/


次回の創業ストーリーは英語サッカースクールの立ち上げ話を書かせてもらいます。

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