全ての始まりは「海」- 自然との共生を目指すCEOが語るNatureの 「これまで」 と 「これから」 ━━ 【組織・カルチャー編】 なぜ僕らは 「管理しない」 のか? Natureの働き方と未来
全ての始まりは「海」- 自然との共生を目指すCEOが語るNatureの 「これまで」 と 「これから」 ━━ 【組織・カルチャー編】 なぜ僕らは 「管理しない」 のか? Natureの働き方と未来
ここでは、私たちがどんな組織を目指し、どんなカルチャーを大切にしているのか。そして、将来の仲間であるみなさんと、どんな未来を築いていきたいのかについて、お話ししたいと思います。
「任せる」からはじまる、成長の仕組み
Natureでのキャリアパスや成長について話すとき、僕たちの組織運営の根幹にある「ホラクラシー」と「ティール組織」の話は欠かせません。
僕は、新卒で三井物産に入った時に、これが従業員としての最初で最後の経験になるから、従業員の立場で会社にとっていちばん大事なものが何かを見つけようと思っていました。そして、6年間勤めた上での答えは「任せてもらう」ということでした。
三井物産のプロジェクト本部には、若手でも実績を出せば仕事をどんどん任せてくれる文化があり、それが個人の成長にとっていかに重要かということを痛感しました。僕自身も、入社5年目にマレーシアのプロジェクトへアサインされた際、当時の上司が考案した「プロマネ補佐」という謎めいた役割を任されました。事業を前に進めるために必要とあれば何でもやる、そんなポジションで仕事をさせてもらった経験があります。
その思想を突き詰めていく中で出会ったのが、従来のトップダウン型ではなく、一人ひとりが目的のために自律的に動く生命体のような組織モデル「ティール組織」という考え方です。
この考え方では、組織や個人は段階的に成熟していくとされ、指示に従うだけの働き方ではその先へ進めません。自ら役割にオーナーシップを持ち、「これは自分の仕事だ」と主体的に取り組むことで、より自律した働き方へ移行していけます。Natureは、こうした個人の進化を組織設計で支えることで、誰もが成長できる環境をつくっています。
「その、一人ひとりがオーナーシップを持ち、成長していくための具体的な仕組みが「ホラクラシー」です。Natureでは、上司・部下という役職はなく、誰もがプロジェクトの「ロール(役割)」を担い、そのロールに対して全責任を負います。管理職がいない代わりに、誰もがリーダーであり、意思決定者なんです。
自分の視点だけで物事を捉えるのではなく、「あの人だったらどう考えるだろう」「社会全体にとってはどうか」といったように、視点を多角的に持つ。この飛躍は、個人の成長において非常に重要です。そして、その成長を促す環境として、僕たちは「オーナーシップ」を大切にしています。
もちろん、これは簡単なことではありません。でも、この仕組みこそが、個人のポテンシャルを最大限に引き出し、会社全体の成長をドライブすると、僕は信じています。
「自由」が「創造」を生む
僕たちのバリューの中心には「自由と創造」があります。なぜ、この2つが大切なのか。
僕は、みんながやっていないこと、新しいことにチャレンジすることにこそ、ベンチャー企業としてのNatureの存在意義があると思っています。同じ競争軸で戦うのではつまらない。誰もやっていないからこそ、そこに価値が生まれる。そのためには、圧倒的な「創造性」が必要です。
そして、創造性を生むために不可欠なのが「自由」な環境だと思うんです。時間や場所、やり方に縛られていては、新しいアイデアは生まれません。だからNatureでは、働く場所も時間も、個人の裁量にできる限り任せるようになっています。ロンドンからフルリモートで働くメンバーもいれば、それぞれのライフスタイルに合わせて柔軟に働くメンバーもいる。
大事なのは、どこで何時間働くかではなく、ミッションに向かって最高のパフォーマンスを発揮できるかどうか。そのための環境として、僕たちは出来る限りの自由を提供したいと考えています。
自分たちが最高のユーザーであれ
最近家を建てて引っ越したのを機に、太陽光パネルやエコキュートを導入して「Nature Remo E2」から制御したり、新製品の「Nature EV Switch(ネイチャーイーブイスイッチ)」を入れてテストをしたりしています。すると、これまで見えなかったものがたくさん見えてきたんです。ユーザーとしてのペインや「こうだったらもっと嬉しい」という期待。プロダクトとの距離がぐっと縮まり、生活そのものがプロダクト開発のヒントを得られる場になりました。
これは僕だけではありません。Natureのメンバーは、自分たちのプロダクトのヘビーユーザーです。自分たちが日常的に使うことで、手触り感のあるフィードバックが生まれ、それがプロダクトの改善に直結する。この「自分たちが最高のユーザーである」という文化は、Natureの大きな強みです。
共同創業者である大塚さんも、まさにこの文化を体現している人物。創業初期から、この「ユーザーとしての熱量」が、僕たちのモノづくりの根幹を支えています。
Natureの現在地と、これから目指す場所
今のNatureの強みは、間違いなくデザイン性を含めたUI/UXです。これは創業以来、徹底的にこだわってきた部分であり、僕たちのプロダクトが多くの人に受け入れられている理由の一つだと思います。
一方で、ハードウェアにおける開発能力のさらなる強化という課題もあります。「Nature Remo」というハブとなるプロダクトから始まり、スマホHEMS「Nature Remo E」シリーズ、そしてEV充電コントローラー「Nature EV Switch」へとプロダクトを展開してきましたが、これからは蓄電池やV2Hといった、よりハードウェアとしての難易度が高く安全性の要求水準も高い領域にチャレンジしていきます。
この挑戦を成功させるためには、知識と経験を持った新しい仲間が必要です。
僕たちは、エネルギー市場という非常に大きな舞台で、壮大な挑戦をしています。この市場は、再生可能エネルギーへの転換という大きな波が来ており、とてつもないポテンシャルを秘めています。その中でNatureは、東京ガスやENEOS、KDDIといった社会インフラを担う大手企業や、パナソニック、ダイキンといった大手メーカーのパートナーとして、業界を横断しながら社会課題の解決に取り組んでいます。
スタートアップでありながら、これだけ大きなプレイヤーたちと未来を創っていける。このダイナミズムこそ、今のNatureで働く面白さだと断言できます。
僕が共に働きたい人
では、Natureで一緒に働きたいのはどんな人か。
それは「ミッションへの共感」と「積極精神」の2つを持ち合わせている人です。
ミッションへの共感は、僕たちが進むべき方向を共有するための羅針盤です。
そして「積極精神」とは、常に物事を前向きに捉え、あらゆることに果敢に挑戦していく心の状態を指します。
これは、思想家の中村天風氏の言葉です。うまくいかないこと、気に入らないことも色々ある中で、最終的に結果を出せる人は、ドジャースの大谷翔平選手のように常に積極的な精神を持っている人です。このマインドセットは、変化の激しいスタートアップにおいて、何よりも重要だと考えています。
CEO塩出晴海の素顔:ルーティンと意外な趣味
よく「座右の銘は?」と聞かれるのですが、今の僕の答えは「汝の敵を愛せよ」です。以前は「神は細部に宿る」でしたが、睡眠障害に悩まされた経験をきっかけに、考え方が大きく変わりました。人は、自分の意志だけで動いているわけではない。その人のDNAや育った環境、無意識の領域が与える影響は時には意識よりも大きい。そう考えると、誰かの言動や行動に対して腹を立てたりするのではなく、その背景ごと受け入れることが大切だと気づきました。その思想を究極的に表現しているのが、キリストのこの言葉だと思うんです。
この気づきから、自分自身をコントロールするためにいくつかのルーティンを始めました。今ではもう3、4年になりますね。
朝は5時半に起きて、瞑想、そしてトライアスロンのトレーニング(ラン、スイム、バイクのいずれか)。帰ってきてシャワーを浴びて、ストレッチをして、ギターを弾く。時間が許せば読書も。これが毎日の習慣です。トライアスロンは、1年でアイアンマンレースを完走するという目標を立てて始め、無事に10ヶ月で達成しました。
最近は、一人で黙々とやるトライアスロンのような競技だけでなく、よりエンターテイメント性のあるスポーツをやりたいなと思って、大学時代に半年だけやっていたテニスを半年前から再開しました。スクールに通って、テニス歴20年を超えるメンバーと今週決戦の約束をしています(笑)。
もう一つ、ここ数年で夢中になっているのがワインです。きっかけは、横浜のフレンチレストランで飲んだ一杯のピノ・ノワールでした。それまで薄くて美味しいと思えなかったピノ・ノワールの概念が覆るほど感動して。そこから、ワインの背景にある自然との共生、テロワール(土地の個性)といった世界に魅了され、フランスのブルゴーニュやボルドー、イタリアのモンタルチーノやバローロ、アメリカのナパ、日本の余市や長野など、世界中のワイナリーを巡っています。
ワインは僕にとって、コミュニケーションツールでもあります。フランスのバンドールという地域を訪れた時、たまたま同じゲストハウスに泊まっていたベルギー人とドイツ人のご夫婦と意気投合し、ベルギーワインの素晴らしさを熱く語られたこともありました(笑)。こういう出会いがあるから、旅はやめられませんね。
未来の仲間たちへ
僕たちが目指しているのは、単なるスマートホームデバイスの会社ではなく、「自然との共生をドライブする」というミッションの実現です。
そのために、僕たちはこれからも挑戦を続けます。常識に縛られず、自由な発想で、まだ誰も見たことのない未来を創造していく。
「管理される」のではなく「自律的に」働きたいと思っている方、
安定した場所よりも変化と挑戦に満ちた場所で成長したいと願っている方、
何より、僕たちのミッションに共感し、その実現に情熱を燃やしてくれる方はぜひ、Natureの扉を叩いてみてください。