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【クロストーク】「出会う、繋がる、広がる」を創り出す


※本記事は以前別媒体でインタビューいただいたものを許可を得て再掲しています。

グローバルエージェンツで働く「人」にフォーカスを当てたインタビュー。

どんな人と一緒に働けるか、どんな雰囲気の会社なのかが伝われば幸いです。

【インタビュイー】

廣田章剛 / コミュニケーションデザイン部 マネージャー

水口恵里 / ホテル事業部 ホテルマネージャー・開発

菊地麗子 / ソーシャルアパートメント事業部

1コミュニケーションをデザインする

-今日の皆さんの服装、カラートーンが統一されていますが、合わせてくださったんですか?

全員:いえ、たまたまです。笑

-言わなくても揃うところが、いい感じですね。

なんとなく女性陣二人の目線が廣田さんに向いているので、廣田さんからお話を伺いたいのですが、まずはバックグラウンドから伺えますか?

廣田:僕はグローバルエージェンツが3社目で、一番初めに入った会社は広告代理店でした。

当時はメディアを担当していたのですが、広告代理店のメディアって空中から地上を見て、群衆の数字を追っていくマーケティングなんですね。

それはそれで面白い仕事だったのですが、もう少し近い距離でのマーケティングというか、人の表情を見ながら対面でコミュニティを作る仕事をしたいと思ったんです。

それができる仕事って何だろうと考えていた時に、食の力で地域コミュニティを活性化しようというコンセプトで事業を進めている会社を見つけて、面白いなぁと思い応募しました。

-そこが2社目ですか?

廣田:はい。ただ、最初は断られたんですよ、飲食経験ゼロだったので。でもアルバイトでなら、ということで入ったのが2社目の会社です。

それから約1年後に社員になって、新規事業に巻き込んでもらって。その時に立ち上げた店舗のコンセプトが「食×フィットネス」だったんです。その経験で、「食×〇〇」の可能性を感じました

-断られて、それでも!って食らいつくのがすごいですね。私なら心折れてすぐに引き下がります。

そこからグローバルエージェンツに転職したきっかけは何だったんですか?

廣田:前職で一緒に働いていた上司が、グローバルエージェンツの飲食部門の立ち上げに業務で関わっていて、その方から「面白い会社と、面白い業態と、面白い代表がいる会社があるんだけど興味ない?」と声を掛けてもらって。

それがきっかけで、グローバルエージェンツの飲食事業の立ち上げにジョインさせてもらいました。

もともとは飲食部門に入社して、「食×住居」という、生活コミュニティでどうやって食の価値を作り出せるかということをメインにしていましたが、3年ほど前に「コミュニケーションデザイン部」という部署が発足して、今は2つの部署に所属しています。

-「コミュニケーション」を「デザイン」するとは、具体的にどういうことをしている部署なんですか?

廣田:コミュニケーションに関わる業務全般、にはなるのですが、大きく分けると「マーケティング・プロモーション」「PR活動」「ユーザーコミュニケーション」の3つでしょうか。

さらに現在は事業規模拡大に伴い従業員の増加、かつ多拠点になっていく中で、社内のコミュニケーションの質が変わっていくのを感じていて、社外だけではなく社内においても能動的に情報を発信していくことや、仕組みを考え直す必要性があるなと思っています。

-たしかに、組織が大きくなると全体的なコミュニケーションは希薄になりがちですもんね。

廣田:そうなんです。コミュニケーションの質を保ち、進化させながら、どう形状を整えられるかということを、手探りですが少しずついろいろなチャレンジをして模索しています。

名刺には「コミュニケーションデザイン部」と書いてありますが、実は採用なども担当しているんです。

-比較的幅広く業務を担当されているんですね。。

廣田:はい。ここが僕達の会社の魅力の一つだと思うのですが、(組織が)縦割りじゃないんですね。多方面にチャレンジさせてもらえて、成長実感を得られる会社だと思います。


-いろいろなことにチャレンジさせてもらえる環境って、なかなかないですよね。正直、効率が落ちる部分もあるじゃないですか。知っている人が動いたほうが早いことも多いでしょうし。

でも、敢えてそれに挑戦させて、個人として成長する機会を支えてくれる組織ってありがたいですよね。

廣田さんは個人的に「グローバルエージェンツでこれをやりたい」とかビジョンみたいなものはあるんですか?

廣田:実は、明確なビジョンや成し遂げたいことみたいなのはあまりなくて。

任されたことをどうやったら楽しめるか、どうやったら期待以上の成果を出せるかを重視しています。あとは現在のポジション的に、「この人のやりたいことをどうサポートできるか」ということなども考えていますね

なんかめっちゃ恥ずかしいな(笑)

-いやいや、素敵なお話です。

廣田さんのお話の中で「コミュニティ」「コミュニケーション」という二つのキーワードがたくさん出てきたのですが、最近御社の事業に関連する部分でその二つのキーワードを感じることがありまして。

浜町にオープンした「WAVES日本橋浜町」ってありますよね?

菊地:「WAVES日本橋浜町」は私が担当しました!

-そうだったんですね!私が勤めている会社「TRAVELING ELEPHANT」が日本橋の三越前エリアにあるんですが、実際に日本橋で生活していると街の動きを感じるんですよ。最近浜町が賑わっているなと。

御社が手掛けたソーシャルアパートメントの「WAVES日本橋浜町」も、他社運営ですが同じく浜町にできた新しいホテルも、同じ大手ディベロッパーからの声掛けですよね。

自然発生的に生まれているような賑わいもコミュニティも、実は誰かが盛り上がる仕組みを作ってくれているんだ、こうやって街はできていくんだと実感しました。

廣田:ディベロッパーのご担当の方の熱意が本当にすごかったんです。地域のコミュニティに入って一緒にイベントを作る姿を目の当たりにして、人の力の偉大さを感じました。

-やっぱり人の熱意とか想いで街も動いていくんですね。

最後に、廣田さんのよりパーソナルな一面を伝えるために、趣味を教えてください。

廣田:趣味かぁ。最近趣味がないのが悩みなんですよね。今は子供が小さいので、プライベートでは子供と遊ぶことが趣味みたいになっていますが…。

昔は写真が好きで写真展を開いたり、自分で写真を現像したりしていましたね。

-写真を勉強していたんですか?

廣田:大学の時にエクアドルに留学していて、そこで写真の授業があったんです。

-エクアドル留学って、結構珍しいですよね。

廣田:もともとスペイン語を勉強していたのですが、スペイン以外のスペイン語圏の国に行きたくて。それでエクアドルになったんです。

水口:廣田さんがスペイン語を話すイメージ全然ないです。聞いてみたい(笑)

-リクエストが来たので、お願いしてもよろしいでしょうか。

廣田:お断りしてもよろしいでしょうか。

全員:爆笑

2誰かの「欲しい」を形にする

-廣田さんのスペイン語は残念ながら聞けませんでしたが(笑)、次に水口さんのお話をお伺いできますか?

水口:現在は運営受託しているホテルのマネージャーと、今年オープンする麻布十番と川崎のホテルの開発を担当しています。

-掛け持ち半端ないですね。

廣田:優秀なんですよ、本当に。

水口:いえいえ、みんなに協力してもらいながらなんとかって感じです。毎日、会社の人をつかまえてはいろいろと教えてもらっています。

-水口さんはもともとホテル業界で働いていたんですか?

水口:いえ、通販会社の商品企画をしていました。

-これまた全く畑が違いますね。通販の商品企画からホテル業界に転職したきっかけを教えてください。

水口:もともとホテルに興味があって、大学でも観光学科だったんです。じゃあなんで最初からホテルに行かなかったのって突っ込まれそうですが、私が就活をしていた時に新卒で入れるホテルって、ジャンルが限られていたんですね。

特に大手のホテルだと仕事が分業化されているから、この部署でこれだけがあなたの仕事ですって限定されるのに抵抗があって。

-それで、なぜ通販の会社へ?

水口:私が働いていた通販会社は、自分が何をいくらで売りたいのか、どんな演出をするのか、そして商品を販売したら、その販売した商品が誰に届いたのかというのを一人の担当が一括で関わることができたんです。

私にとっては点ではなく線で働けるのが魅力でした。

-通販の商品企画をされていた方に初めてお会いしました。水口さんが企画をされていたのって、ジャ○ネットですか?

水口:いえ、違います!笑

私が働いていたのは別の会社で、お昼の情報番組の合間に流れるテレビショッピングを手掛けている部署でした。美容からファッションから、幅広く面白い体験をさせてもらいました。

-お昼間のテレビショッピングって、ご自身の年齢と結構離れたターゲット層ですよね。自分の興味以外に多方面にアンテナを張らないといけないし、大変じゃなかったですか?

水口:そうですね、やはりそこは大変な部分ではありました。本当に面白かったんですけど、やっていく中で自分が共感できるモノやサービスを提供する仕事につきたいと思って、転職活動を始めたんです。

-自分の好きなものを提供したり、そのよさを伝えたりするのって、比較的簡単なことだと思うんですね。でも、相手が何が欲しいか、何を欲しているのかを考えてそれを提供するのって、一番難しいことですし、すごい想像力ですよ。

水口:いえいえ、恐縮です…。

-現在のホテルのお仕事も、相手を思いやることがサービスの基礎になっているんですよね。全く畑違いと思っていましたが、通販での経験が存分に活かされているんですね。

……あまり響いてない感じですが、ご自身のすごさに自覚なかったですか?

水口:はい。考えたことなかったです。笑

-水口さんがグローバルエージェンツのホテル部門に転職しようと思ったきっかけは何ですか?

水口:転職活動を始めて、「ちょっと話聞いてみよう」くらいの軽い感じでグローバルエージェンツに行ったんですが、気がついたら採用されてて、北海道のホテルの立ち上げに参加していました。

-「気がついたら北海道」っていうのもなかなかの挑戦ですね!

廣田:本社にきて、一瞬で北海道に行ったもんね。

水口:もともと親が転勤族なので、引っ越しには抵抗がなかったんです。むしろ東京以外に住みたいと思っていたので、北海道に行くのも全く躊躇なかったです。

-そのフレキシブルさいいですねぇ。

もともとホテルに興味があった水口さんが北海道に行って、初めて自分がいいと思えるような、共感できるサービスや空間でお仕事できることになったんですよね。楽しくてしょうがなかったんじゃないですか?

その北海道のホテルで特に印象に残っているエピソードってありますか?

水口:そこでの仕事は本当に楽しかったです。

印象に残っているエピソードは、自分で企画運営したイベントですね。勤務していたホテルの屋上にルーフトップテラスがあって、焚き火もできるんです。

-焚き火ですか!

水口:北海道って暖かい時期が少ないから、ルーフトップテラスって希少なんです。地元の方にも好評で、そんな場所を活かさない手はないと思って、マルシェを企画しました。

SNSで活動している(モノづくりの)作家さんを探してアポイントをとったり、アルバイトスタッフの知人を紹介してもらったりして、ゼロからマルシェを作り上げました。

-ゼロからの総合的なモノづくり。やっぱり通販の時の経験が存分に活かされていますね。

水口:そうかもしれないですね。笑

3人が集まる場所作り

-最後に菊地さん。トリなのでよろしくお願いいたします。笑

バックグラウンドや、グローバルエージェンツで働くことになったきっかけなどを伺いたいです。

廣田:菊地は本当にユニークですよ。笑

菊地:私のバックグラウンド、大したことないけどいいんですかね?

地元が石川県なのですが、ディズニーランドでアルバイトをしたくて関東の大学に進学しました。

-え、それ本当ですか?

菊地:はい、本当なんです。関東って全部一緒だろうと思って横浜の大学に入ったら、横浜からディズニーランドが遠くて、アルバイトは諦めました。

-先に調べなかったんですね…。

菊地:調べなかったですね。大学も私が入れる関東の国立大学でゆるい学科があるところはどこですか?って先生に聞いて決めました。

-大学の選択理由が、「ディズニーランドでアルバイトがしたいから」って方にお会いしたの、初めてです。大学卒業後はすぐにグローバルエージェンツに入ったんですか?

菊地:卒業後1年半くらいはフラフラしていました。

-菊地さんの新卒の時って、就職氷河期じゃないですよね?それなのに1年半もフラフラするって珍しいですね。

菊地:実は、当時「住みやすい街ランキング」で1位だったオーストラリアのメルボルンにどうしても住んでみたくて。卒業したら住んでみようって決めていたんです。

結局メルボルンに住んだのは半年くらいだったのですが、その前にはスペイン、北欧、倉敷、富山と、転々と住みながら旅をして回りました。

-バックパックで?

菊地:いや、スーツケースで。

-……「バックパッカースタイルで」って意味の質問でした…。私の言い方が間違っていましたね!ごめんなさい!笑

廣田:天然!!!

菊地:バックパッカーというよりは、基本的に一箇所に数ヶ月いたので、スペインではシェアハウスに住んで、倉敷ではゲストハウスのヘルパーで働いて、富山は旅館に住み込みで働き、オーストラリアはシェアハウスに住んでいました。

就活のために関東に帰ってきてからも、鎌倉のカフェの物置で住み込みしていました。

-そんな簡単に住み込みとかって、この時代に見つかるんですね。

菊地:私もどうやって検索したかは忘れましたけど、フリーアコモデーション(※1)っていうのがあるんですよね。

(※1)宿泊者が宿泊施設の仕事をするかわりに、宿泊料無料で寝泊まりができるという仕組みのこと

-なんで就活の時にグローバルエージェンツを選択したんですか?

菊地:人と会える仕事を探していた中で、求人サイトで見つけて応募しました。将来的には人の集まる場所を作りたいと思っていたので、そのどちらもできるのが魅力的で。

-菊地さんはソーシャルアパートメント担当ですよね?実際入ってみてどうですか?

菊地:すごく楽しいです。弊社のソーシャルアパートメントを選んでくださるお客様は、そもそもユニークな方が多いので、案内しているだけでも面白いですし、入居してからそこで生まれるそれぞれの方の人生の変化を目の当たりにできるのにもやり甲斐を感じますね。

あと、今は顧客管理のシステム周りも触っているんですが、よりよいサービスにしていく手順も楽しんでいます。

-菊地さんご自身がソーシャルアパートメントに住んだことはあるんですか?

菊地:あります!

-ちょっと意地悪な質問なのですが、オンラインでも「ソーシャル疲れ」って言われていますが、オフラインでのソーシャル疲れってなかったですか?

菊地:私はなかったですねぇ。人と関わりたくない日は一人でテレビの前に座って、黙々とご飯を食べたりしていました。

-「ほっといてオーラ」を上手く出していたんですね。チャンネル権を握ったまま、テレビを独占していたのですね。笑

菊地:あ、本当ですね。共用のテレビを独占していました。(独占は)まずいですね。笑

ソーシャル疲れではないですが、ソーシャルアパートメントでの生活が楽しすぎて一人の時間が持てないなぁってことはありましたね。

-それはいい悩みですね。私が若い頃に御社のサービスがあったら、一度は絶対住みたかったです。

菊地:私、二人(廣田さん、水口さん)と違ってちゃんとしたバックグラウンドとかないのに、このインタビュー受けて大丈夫ですかね?

廣田:めっちゃ面白いからいいと思う。

水口:うん、いいと思う。

-私もいいと思います。笑

御社の、風通しよく、楽しそうな雰囲気がすごく伝わってきました。

終わりに

取材中、お三方のサービス精神溢れるお話に何度も脱線しながら、大笑いしながらの楽しい取材でした。

印象的だったのは、インタビューをさせていただいた皆さまもそうですが、廊下ですれ違った社員の方々も、すごく柔らかい表情をされていたことです。相手に威圧感を与えず、かつ凛とした雰囲気というのが近い表現でしょうか。

組織が縦割りではなく、広く面で繋がっていて、社内の誰にでも声を掛けやすい「心のゆとりを生む環境」がそうさせているのではと思いました。

急成長を続けるグローバルエージェンツ。

まずは職種名にとらわれず、自分のできること、やりたいことを伝えてみてはいかがでしょうか。

最後に、本文では掲載できなかったこぼれ話を。

水口さんの趣味はカレー作り(「カレーの木」と言う植物も育てる程だそうです。)、菊地さんの趣味は、たくさんありすぎて書ききれませんでした。また、内容がユニークなので、機会があればぜひご本人に聞いてみてください。(インタビュワー:高田郷子)

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