コロナ禍の最中に都内の大学に進学し、実家でオンライン講義を受けていた大神さん。「これでは東京に進学した意味がない」と所属するサークルやアルバイト先を決めて上京した、決断力と行動力の持ち主です。
行きたい業界は特になかったものの、事業内容や企業理念に惹かれてGLに入社。自分で考えることの大切さなどを学びながら仕事に取り組んでいた入社3ヶ月目のある日、主力事業の1つでリニューアルを進めていたJapan Wingの事業責任者にアサインされました。
新卒1年目の事業責任者として、現在、どのように仕事に向き合っているのか、そして今後目指すものは。神田社長との語り合いで掘り下げます。
進学したのに大学生活を味わえないジレンマを、行動力で打開
神田:初めに、2024年4月にGLに入社するまでの経歴を聞かせてください。どのような高校・大学生活を送られたのですか?
大神:高校ではテニス部の活動に力を入れていました。小学高学年からテニスを始め、高校で所属していた部には上級者もおり、練習は週6日、冬の長期休暇には合宿もありました。
コーチや顧問が指導してくれることもあったのですが、基本的には生徒が自主的に目標やメニューを定めて取り組んでいました。皆で高め合おうという雰囲気がありましたね。
神田:ほぼ毎日練習だったんですね。大変だったと思うけれど、なぜそんなに頑張れたんですか?
大神:みんなで目標に向かって力を合わせていたことが理由だと思います。
学校全体では部活に所属している人はそれほど多くなかったのですが、私は自分とは違うクラスの人たちと知り合って自身を向上させる機会にもなると思っていました。
神田:そして現役で立教大学に進学されたんですね。どんな大学生活でしたか?
大神:コロナ下の2020年に進学したので、当初は地方にある実家でオンライン講義を受けていたんです。
けれど、せっかく東京の大学に進学したのにこれでは意味がないと、入学から半年して所属するサークルやボランティア活動、アルバイトを決めて上京しました。
インターンシップで将来をイメージできたことが入社の決め手に
神田:上京するための理由をつくった行動力が素晴らしいですね!そんな大神さんは、どのような就職活動を行ってGLを見つけたのでしょうか。
大神:行きたい業界が特になかったので、興味を感じた会社の説明会に足を運ぶ感じでした。そんな中でGLに出会って、事業内容に惹かれ、会社の理念やスタンスにもワクワク感を覚えたんです。
大学で日本語教育を専攻していたため、教育関連の事業を展開していることが魅力的だったし、当時大学のボランティア活動でデジタルツールを活用して課題を解決していたところだったので、システムやツールを駆使してビジネスを行っている点にも興味を感じて、インターンシップに参加しました。
神田:何が入社の決め手になったのでしょうか。
大神:インターンシップで仕事に取り組む中で、入社後の自分の姿がイメージできたんです。働いている人などの職場環境もすごく良くて、「楽しんで仕事ができそう」と感じたことが入社の決め手になりました。
神田:GLはインターンシップを入社後のミスマッチを防ぐための場としても位置づけているんですが、大神さんの場合もそれが機能したのでしょうね。他社の内定も獲得されていたそうですが、当社のインターンシップを頑張ってくれたことがうれしかったです。
実際に働いてみて、どんな学びがありましたか?
大神:入社後も含めてのことになりますが、自分で考えて取り組むことの大切さを実感しました。
GLは若手人材にどんどん仕事を任せる風土があり、その分、目標に到達するために何をするべきか逆算して自分で考えることが重要になります。
私はこの、「逆算して行動する」ことが苦手だったのですが、それを意識的に行うようになりました。
「やるしかない」と覚悟を決めて事業責任者に就任
神田:インターンシップ参加後の2024年4月に入社され、現在、入社約5カ月。今はどのような業務を担当していますか?
大神:Japan Wing事業部に所属し、事業責任者を務めています。
Japan Wingは日本でハイキャリアを目指す外国の方を対象にキャリアサポートを提供するサービスで、ハイキャリア出身の日本人講師による日本語や日本ビジネス文化のマンツーマントレーニングと、企業選定のアドバイスや就職活動対策などのキャリア支援を行っています。
私はこの事業の全体管理を行うほか、見込み顧客への営業活動やインサイドセールス、会社で活用している営業支援・顧客管理システムであるSalesforceの、Japan Wingにおけるシステム構築や運用改善などを手掛けています。
神田:少数精鋭の当社において事業責任者を務めながら、顧客拡大に向けた営業活動など、最前線の業務でも力を発揮してもらっています。入社後すぐにWBS(作業分解構成図)や議事録の書き方などについてコンサル出身のメンバーからレクチャーを受ける機会があったと思いますが、それも現在の業務にダイレクトに役立っているのではないでしょうか。
大神:入社後すぐのタイミングでコンサル経験者の方から密に指導を受けられることはなかなかないことだと思うのですが、貴重な経験となりました。しかも、1年目の4、5月に受けたことで、早い段階で仕事の質を効率よく高めることができたと感じています。
神田:今年7月、リニューアルを進めているJapan Wingの事業責任者に就任してもらいましたが、「事業責任者に」と声を掛けられた時、どのように感じましたか?
大神:声掛けされて数時間後には周囲の人にも伝わっていて、「やるしかない」と覚悟を決めました。簡単には達成できないような目標が設定されていて、関わっている全メンバーに意識を転換してもらい業務手法も大きく変える必要があると、大きな責任を感じていました。同時に、できればJapan WingだけでなくGLが展開している他のビジネスにも何らかの良い影響をもたらすことができたら、とも思ったんです。
事業責任者に就いて約3カ月になりますが、チームメンバーは皆前向きで、良い雰囲気で仕事ができています。一方で、高い目標を達成するためにはまだまだ磨くべき点があると考えています。自分が先頭に立って、皆で切磋琢磨し高め合う環境づくりをしていきたいです。
支えてくれるメンバーと力を合わせて目標達成を目指す
神田:Japan Wingには大手企業の子会社で代表を務めた経歴の持ち主など錚々たるメンバーが参画しており、入社1年目の大神さんは支えられるシーンも多々あることと思います。一方、Japan Wingというサービスをどのように成長させるかを考えたとき、事業責任者としては能力だけでなく想いや情熱で皆をリードし、目標達成に向かってモチベートしていくことも必要になります。事業責任者を務める経験を通じて、「この人を応援しよう、この人のために頑張ろう」と周囲に感じさせるようなリーダーとして成長してもらいたいと思っています。
大神:Japan Wingは現在、新たなサービスの提供を構想するなど大きな変革期を迎えています。その現状を面白いと感じる気持ちは大きいのですが、年末までに目標を達成しなければならないこともあり、あまり悠長に楽しんでもいられません。多くの面で変更を行っており、それらについてスピードを落とさずに進めていくことへの難しさも感じています。
けれど、私よりも経験豊富な他のメンバーが「できることをしっかり進めていく」と言ってくれており、その言葉を信じて進めていけば目標の達成もできるのではないかと思っています。
神田:事業責任者としての目線がしっかり身についてきましたね。タスクの管理などについてはメンバーにサポートしてもらい、大神さんにはAIなどの新たな技術や社内メンバーの知見を活用したサービスを立ち上げるといった意欲的な取り組みをどんどん進めて、Japan Wingのリニューアルをリードしていってほしいと考えています。
変化が早く大きい環境、けれどそれがメンバーの成長につながっている
神田:職場として、また業務面でGLにはどのような特徴があると感じていますか?
大神:会社としてダイバーシティを掲げている通り、様々な経歴や個性の持ち主が集っており、経営者である神田さんからもそういった環境を楽しもうとする姿勢が感じられるところが特徴だと思います。
そして、企業としての変化が早く、大きい点もGLならでは。インターンシップに参加していたときもその変化についていくのが大変ではあったものの、それがメンバーの成長にもつながっていると感じていました。
神田:Japan Wingも、去年と今ではぜんぜん違いますよね。サービス設計も大きく変わっているし、事業運営についてもSalesforceを活用するようになりました。使い慣れていないメンバーにその利便性を理解して使いこなしてもらうように働き掛けるのは、大変な一方、やりがいもあるのではないかと思います。
大神:Salesforceについては、当初は使い方がわからないメンバーも多かったのですが、活用し始めてから活動の記録を振り返ったり、他のメンバーの活動内容を見て参考にしたりもできるようになって、「使って良かった、とても役立っている」という感想も寄せられています。導入時にうまくサポートして活用してもらうと理解も広まり、チームとしても良い方向に変わっていくことを実感しています。
多種多様な個性が集まっていて、変化に伴ってその人達も成長していく。そんなシーンに立ち合えるのはとても刺激的ですし、GLで働く醍醐味でもあると思います。
自分がしてもらったように、若手人材をバックアップする力をつけていきたい
神田:今後、GLでどのようなことに取り組みたいですか?
大神:まずはJapan Wingの変革を成功させたいです。現在は私が事業責任者を任されていますが、今後このポジションに新たなメンバーを迎えるときが来たら、自分が周囲にそうしてもらったように、自分もその人材を支えられるよう力をつけていたいとも思っています。
神田:GLにおいて管理職とは、成長を目指す人が就くポジション。責任を担うプロセスを通じて成長してもらいたいと考えています。
そして、成長し成果を出したら次のメンバーがそのポジションに就き、前任者は自身の経験を活かしてその人を支える。当社は現在、そういったサイクルを各部署で確立していくことに挑戦しており、大神さんにも一翼を担ってほしいと期待しています。
今後のキャリアについてはどんなイメージを描いていますか?
大神:現在、模索しているところです。GLには起業を目指していたり、明確な目標を持つ人が多く、そういった人達に囲まれて仕事をしていることで自分自身が高められていると感じています。
一方で私自身は、目標を設定してまっしぐらにそこを目指すのではなく、やりたいと感じたものに取り組んでいくうちにより興味が深まって次の方向性が見えてくるタイプ。そのため、、今は目の前のことに一生懸命向き合うことを大切にしたいです。
神田:いいですね!キャリアづくりには大きく分けて2つのスタイルがあると思うんです。1つは、あらかじめ自分のゴールを決め、そこから逆算してステップを設定して登っていくスタイル。もう1つは、目の前の課題を1つ1つ乗り越えながらステップアップしていくスタイル。
大神さんは後者で、自身の現況を確認しながら向上心を持って進んでいくタイプ。そういう人は頑張る一方で特定のポジションに固執しないから、大神さんについても早い段階で責任の大きいポジションを経験して成長してもらいたいと考えてJapan Wingの事業責任者にアサインしました。ぜひこの機会を活かして、大きく飛躍してほしいと思います。
最後に、GLへの入社を考えている方にメッセージをお願いします。
大神:先ほどもお話したように、GLは変化が大きく早い企業。その変化を楽しめる方、もしくは周囲に左右されずに自身の目指すところに向かって着実に進んでいける方がやりがいを持って楽しく働ける、そして成長できる職場だと思います。
就職は人生の一大イベントですから不安を抱く方もいるかもしれませんが、GLは自身の視野を広げ経験値を高める機会をもたらしてくれる会社だと思うので、興味のある方はぜひインターンシップに参加してほしいですね。
私も先輩として、そういった方々を支える環境づくりを行っていきたいです。