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こんにちは、ヒラソル・エナジーの広報担当、阿野(あの)です。
ヒラソル・エナジーは、山梨県米倉山に開設された「次世代エネルギーシステム研究開発ビレッジ(以下、Nesrad)」に入居し、山梨県における拠点として活用していくことになりました。2023年3月30日にこのNesradの開所式と内覧会・入居企業プロジェクト紹介が行われたので、その様子をご紹介します。
Nesradは、山梨県が設立した最先端の研究開発拠点であり、蓄電システムやIoT技術、水素・燃料電池などのエネルギーシステムの研究開発を行っています。現在、9社の研究機関や企業が入居しており、ヒラソル・エナジーもその一員として参加しました。
ヒラソルがNesradで行っているプロジェクト
ヒラソル・エナジーは、2019年からNesrad近くの米倉山太陽光発電所でPPLC™技術(注1※)の実証試験を行っており、現在Nesrad施設屋上にも発電所を建設中です。今後は、施設内での発電所と蓄電池を用いて、PPLC監視プラットフォーム、ヒラソルOpenEMS制御プラットフォーム(注2※)などの実証プロジェクトを行う予定です。
※1)PPLC™技術...太陽光パネル1枚ごとにセンサーを設置し、電圧や温度などのデータを収集することで、多数のパネルの発電性能を一括で監視・管理するAI/IoTシステム。
※2)ヒラソルOpenEMS制御プラットフォーム...自家消費太陽光発電と蓄電池の最適な制御と、エネルギーの有効活用・コストカットを実現する管理システム。高いサイバーセキュリティ性能を持ち、多彩なメーカー製品の混合システム構成が可能であることが特徴です。米倉山では、6機種5メーカー、日本・中国・ドイツの異種混合メーカーの製品を相互制御するエネルギーシステムを実証中です。
開所式と入居企業プロジェクト紹介の様子
Nesradの開所式では、山梨県の長崎幸太郎知事をはじめとするご来賓の方々から、この研究開発拠点が地域経済やカーボンニュートラルに与える期待や、今後の発展に向けた応援のメッセージをいただきました。その後、ご来賓の方々によるテープカットが行われました。
各入居企業プロジェクト紹介では、代表の李旻とCTOの池上、営業責任者の庄田がブースにて、ヒラソル・エナジーの取り組みや、実際のPPLCセンサーのデモなどをお見せしながらご説明しました。来場者からは、ヒラソルの技術に対する興味や期待の声が多数聞かれました。
他の入居企業様や山梨県企業局の方々とも、取り組みについての共有や情報交換をさせていただきました。
Nesradの屋上には...
Nesradの屋上には、現在ヒラソル・エナジーが建設中の太陽光発電所があり、近々完成予定です。防犯のため外部から屋上に行く階段はなく、約2mほどの高さを脚立で登ったので、グラグラして怖かったです!ここで発電した電力を用いて、ヒラソルOpenEMS制御の実証実験や施設内の電力供給、PPLC™監視プラットフォームの実証実験などが行われます。また、屋上から北を望むと、ヒラソルが2019年からPPLC技術の実証試験を行っている米倉山太陽光発電所が見えます。
Nesrad屋上でヒラソルが建設中の太陽光発電所(奥は、PPLCセンサーの実証をしている米倉山太陽光発電所)
屋上の発電所には、脚立で登ります!
水素システム、蓄電システム、発電・送電システムや、それらを融合するIoT技術などに取り組む企業や団体が集う研究開発拠点であるNesrad。各企業が、技術や知識を共有し、刺激しあいながら、より先進的な取り組みを推進していくことが期待されています。
ヒラソル・エナジーも、Nesradで実証を進める独自開発の技術で、発電所を効率的に運用する方法を模索し、 百年続く太陽光発電の実現=太陽光発電が人と地球の資産であり続ける未来につなげていきたいと思います。