【メンバーインタビュー】SESから自社開発へ。複雑な医療SaaSと社内DXに挑むエンジニアが語る、手触り感のある開発とは。
こんにちは!ゴールデンルールス株式会社(以下、GR)採用広報担当です。GRは、医療機関向けに経営改善・業務効率化を支援するSaaS『Mighty Brain®︎』シリーズを提供するヘルステックベンチャーです。
今回は、2026年1月にGRへジョインしたエンジニアの石井さんにお話を伺いました。新卒からSESや無期雇用派遣として様々な現場を経験してきた石井さんは、30歳を機に「自社サービスに携わりたい」と、GRへの転職を決意しました。
SESから事業会社へ移る際の「キャッチアップできるか」「医療・経営のドメイン知識がなくても大丈夫か」という不安をどう乗り越えたのか。医療データと向き合う日々や、社内のAI活用について語っていただきました。
「自分の関わったシステムがどう役立っているか見えにくく、自社サービスに腰を据えてコミットしたい」と考えているエンジニアの方へ。GR開発チームの雰囲気をお伝えします!
プロフィール
石井(いしい)さん
新卒からSESや無期雇用派遣のエンジニアとして、官公庁や通信系のシステム開発・保守・運用に幅広く従事。2026年1月にゴールデンルールスへ入社。現在は自社プロダクト『加算だポン』の機能追加に伴う複雑なSQL構築や、生成AIを活用した社内業務のDX化を牽引している。休日は部屋の掃除をして過ごすことが多いインドア派な一面も。
「環境を変える最後のチャンス」。Wantedlyのスカウトから始まった自社サービスへの挑戦
ーー本日はよろしくお願いします!まずは、石井さんのこれまでのキャリアと、転職のきっかけについて教えてください。
石井: よろしくお願いします。私はこれまでSESや無期雇用派遣という形で、官公庁や通信系企業などの様々な現場で開発や保守を行ってきました。特定のジャンルにこだわっていたわけではなく、Salesforceの運用保守に入った時期もありましたが、基本的には外部のベンダーとして案件に参画する働き方でした。
転職を考えたのは、去年の時点で30歳になり「環境を変えてみる最後のチャンスかな」と感じたことが大きいです。これまではずっと現場に出る働き方だったので、次はサービスを提供している事業会社で、新しい視点を持って働いてみたいと思うようになりました。
ーーそこからどのようにGRと出会ったのでしょうか。医療業界に元々興味があったのですか?
石井: いえ、正直なところ特別に医療業界へ興味があったわけではありません。身内に医療関係者がいるので少し縁は感じましたが、医療業界に絞っていたわけではないんです。
そんな中でGRからスカウトをもらい、カジュアル面談でテックリードの浦田さんと話したのが最初のきっかけです。その面談が本当に盛り上がりまして、GRの事業や『加算だポン』のシステム構成について質問していたら、あっという間に1時間以上が経っていました。
ーー1時間以上!それはすごい盛り上がりですね。最終的な入社の決め手は何だったのでしょうか?
石井: 面談後のオフィス訪問で、働くイメージが明確に湧いたことです。また、働き方の面でも決め手がありました。他社の選考ではフルリモートの企業もあったのですが、GRは週3日の出社を取り入れています。私自身、エンジニアやコンサルタントなど様々な職種が混ざる環境においては、文字ベースよりも直接喋った方がコミュニケーションが取りやすいと感じていたため、この環境なら長く続けられそうだと感じました。
業務時間を半分に。ユーザーの声が届くDXと、奥深い医療データの世界
ーー入社して約半年が経ちました。実際に入社してみて、ギャップを感じた部分はありましたか?
石井: 一番のギャップは、コーディングをしないということです。現在はシステム開発自体を外部に発注している部分が大きく、エンジニアとしては適切な管理が求められます。前職まではバリバリ手を動かしていたので技術職としてのギャップはありましたが、私としてはネガティブな感情はなく、むしろ今までやってこなかった新しいことにチャレンジできると前向きに捉えています。
ーー現在は具体的にどのような業務を担当されているのですか?
石井: 大きく分けて2つあります。1つは社内業務のDX化、もう1つは『加算だポン』の機能追加(グラフの追加やSQL構築)です。
DX業務に関しては、社内のアナリストが病院向けに提出しているレポート作成業務の効率化を行っています。私が入社した当初、このレポートは手動で作ると1〜2時間はかかるような重い業務でした。そこで生成AI(Claudeなど)を活用し、リストに印をつけるだけでAIがコメントのベースを作成するような仕組みを構築しました。これにより、現在では1つのレポート作成が30〜45分程度にまで短縮されています。
ーー半分以下の時間に短縮されたのですね!自社開発ならではの手応えは感じますか?
石井: そうですね。自分が作った社内ツールに対して、実際に使っているアナリストやコンサルタントのメンバーから直接フィードバックがすぐにもらえるのは、非常に面白いです。「ここを直してほしい」という意見をもらい、改善するとすぐに感謝のリアクションが返ってくるので、やりがいを感じますね。
ーー『加算だポン』の機能開発の方はいかがでしょうか?医療データの扱いは難しそうですが……。
石井: これが本当に複雑でして(笑)。弊社は大量のデータを扱うためデータベースのSQLとは切っても切れない関係なのですが、ここの独自性が非常に強いんです。「どの患者さんにどの診療報酬加算を請求できるか」「入院か外来か」など、条件が積み重なった極めて複雑なSQLを組む必要があります。
今まで色々な現場でSQLを書いてきましたが、ここまで複雑なものは見たことがありません。正直、年単位で勉強してようやく理解できるレベルだと感じています。ただ、社内はコミュニケーションが取りやすい環境なので、過去の成果物を調べたり、長く携わっている浦田さんに質問したりしながら、なんとか乗り越えています。
SESでは見えにくかった手触り感。自社開発だからこそ分かる、システムと利益の繋がり
ーー前職のSES時代と比較して、開発環境やカルチャー面で大きく変わったと感じる部分はありますか?
石井: AIの活用に対するスタンスは全然違いますね。私が以前いた現場では、機密情報の観点から生成AIの利用がNGなケースが多かったです。しかし今の時代、AIは必須のツールになりつつあります。GRでは生成AIを使って効率化を試みることが当たり前に推奨されているため、この違いは大きいです。
チームの雰囲気としては、遠方のメンバー以外は同じタイミングで出社し、基本は各自黙々と作業を進めるタイプが多いです。ただ、決してコミュニケーションがないわけではなく、分からないことがあればすぐチャットで聞いたり、出社日には直接話して盛り上がったりと、良い距離感で仕事ができています。
ーー今後、石井さんが個人的に挑戦してみたいことやキャリアの目標はありますか?
石井: AIに関わり始めたばかりなので、もっとどっぷりと勉強して、スペシャリストとしての道を歩んでいきたいです。マネジメントを目指すというよりは、現場で技術を磨き続けたいと考えています。
また業務面では、今は私が対応している『加算だポン』のグラフ追加を、将来的には画面のUI上からユーザー自身が柔軟に作れるような形に改善していきたいというアイデアも持っています。
ーー現在、GRでは一緒に働くエンジニアを募集しています。石井さんから見て、どのような人がGRの環境にマッチすると思いますか?
石井: 新しいものを受け入れられる、頭の柔らかい人ですね。「自分はエンジニアだからこうだ」と固まった考えを持つのではなく、色々な人の意見を取り入れて柔軟に動ける人が合っていると思います。
また、「自分の会社がどうやってお金を稼いでいるか」に興味を持てるエンジニアにはすごくおすすめです。SESなどの現場だと、自分の作っているシステムがどう利益に繋がっているのかイメージしにくいことも多いと思います。GRなら、自分が作ったものがどう影響を及ぼし、現場の課題をどう解決しているのかをダイレクトに感じ取ることができます。
ーー最後に、応募を検討している方へメッセージをお願いします!
石井: 医療業界と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、入社時点で診療報酬の深い知識などは全く不要です。GRは門戸が広く開かれているので、少しでも興味を持っていただけたら、まずは気軽に話だけでも聞きに来てください。お待ちしています!