プロフィール
株式会社RisingAsia 事業責任者 今野珠優 秋田出身、27歳。H.I.S.⇨trippieceを経て新卒で独立しました。 教育事業にて起業後、タビタツ https://tabitatsu.jp/ 参画。 世界中の観光資源にアクセスする仕組みを創っています。 総合旅行業務取扱管理者、通訳案内士。
初めての事業化は、学生時代
エントリーシートや授業ノートの有料閲覧サービスを友人と創っていたことがあります。今でいう有料noteの領域特化版ですね。大学4年の就活終了後、有名企業のエントリーシートを執拗に後輩達に欲しがられたことがキッカケで。直々に渡すのは面倒だし、とはいえ執拗に必要とされてるし...。就活生を豊かにする解決方法としてサービスを打ち出しました。この時から実体験から感じたニーズを汲んで、ビジネスで解決することに喜びを感じていました。
9ヶ月間の会社員生活
幼い頃から自分は社長になるんだろうなぁと思ってました。親が実業家で会社を興すのを間近で見ていたので。会社員の自分はイメージ仕切れなかったのですが、大学3年時、H.I.Sの創業者・澤田秀雄さんの「運をつかむ技術」という本を読んで同社への入社を決意しました。率直な感想としては「業界を革新するって凄いな(感嘆)」といったところでしょうか。またその後わずか6か月で、株式会社trippieceに8人目の社員としてジョインしたものの、3か月で退職し、9か月の会社員生活に幕を閉じました。
なぜ9か月で辞めたのか?
9か月で会社員を辞めたのは、深い理由はなく、単純に「視座を上げるには環境を変えるのが速いと気付いたから」でした。H.I.S.入社当時、社内では直属上司や同期とばかり仕事をしていました。しかしtrippieceに転職した途端、仕事をする相手は取引先課長・部長以上の方になっていました。今では代表・役員・社内決議権を持つ方とのアポイントメントが常になりました。社会人4年目にして、日本の経済を牽引している素晴らしい方々に日々面会させて頂いているのは、「視座」に意識をして行動を続けた結果なのでは、と思っています。
マイクロ・アントレプレナー(ゆとり)生活
独立後は2年で6つマイクロ事業を立ち上げました。フレームワークを描いて、組織を編成。オペレーションをまわして短期収益化という数百万〜数千万規模の小さなビジネスを連続的に創っていました。この経験を経て、大きくは勝たずとも「とりあえずは黒字化」という小さな勝ちパターンが醸成された気がします。会社に属さなくともお金は稼げるし、好きな生活もできる。社会人10か月〜2年目までは、社会的欲求が満たされた一種の「ゆとり」状態にありました。
きっかけは、タイムチケット
ゆとり時代、私は趣味で「元H.I.S.社員がいっしょに旅行案考えます。」というタイムチケットを出品していました。そこに購入申込をしてきたのが、株式会社Rising Asia代表・三木健司。初対面では、ざっくばらんな旅行の話から、タビタツの話までを楽しみました。率直な印象は「タビタツ超良いサービスじゃん!」でした。これ以上も以下もない位、率直にそう思いました。私もワクワクしていました。海外在住日本人を何人か紹介し「手伝える事があったら、手伝うね。」と言いその時は、別れました。
ミイラ取りがミイラになる瞬間
半年後、私はとあるキッカケで留学イベントを催すことになりました。イベントとなれば集客コンテンツが必要ですよね。そこで私はタビタツを『使おうと』したんです。「留学生が現地案内できるって受けるかも♪」「留学説明会 feat. タビタツ、三木に働いてもらおう♪」と。留学説明会の提案は順調に進み、三木は乗り気。いや、乗り気に乗り気が相まって、自社ビジョンを語り出したのです。タビタツの課題、将来的な展開・弊害、どんな世界を創りたいか、一緒に働きたい人の像。真ん丸な澄んだ瞳で話し始めるものですから、私も誠意を持って聴きました。そして最後のキラー質問「今野さん、旅行の国家資格所持者ですよね?」「は・・はい。」これであっけなくジョインが決まったのです。ミイラ取りがミイラになる・・んだなぁ。三木のここぞという場面での惹き込み力は凄い、覇王色級です。
事業責任者って何してるの?
どの会社にも事業責任者と呼ばれる役職の方っていますよね。各社代表の意向や創業メンバーの特性にもよるのかも知れませんが、私は通常のそれと比べて抽象的な仕事をしていると思います。逆に言えば、具体的な本来やるべき仕事は社内の他のメンバーが巻き取ってくれているのかもしれません。
1つ目は「代表の想いを引き出すこと」
三木は2兆以上の規模の会社を本気で創ろうとしていて、溢れんばかりの理想像があるんです。でもその像は大き過ぎて説明するにも言葉足らず。説明を口外するには積み上げ式の論理を求められる事がほとんどですよね。でもそれができないんです。そんな時は時間をかけて壁打ち質問をします。言葉を紡いで思考を建設し、階段の昇り降りをするのが自分のミッション。offensiveな秘書業務とも言えるかもしれません。
2つ目は「想いを組織文化・事業思想に反映すること」
1.で引き出した想いを組織文化・事業思想に反映することをしています。抽象的な例えにはなりますが、自分達が自分達らしく居られること、いわば「タビタツらしさ」に誰よりも拘りを持っています。組織文化で言えば、オフィスの立地・内装から福利厚生の内容。弊社オフィスは広尾にあり、社員は2km圏内に住むようにしています。なぜ広尾か・・はお会いした際に直接お話しさせてください♪ 事業思想で言えば、タビタツのルーツは「代表がタイで盗賊に襲われた話」にあります。この原体験や旅行者体験を問いなおし、シンプルに事業として再定義することが任務と思っています。
株式会社Rising Asia(タビタツ)の現況
事業は仮説検証が済んで、叩くポイントが分かりました。黒字化も達成。事業が本格稼働して、13か月間右肩上がりできているので、組織に恒常的な「小さな勝ち癖」と「フロー状態」が続いています。ビジョンに邁進している状態です。ここであえて言うなら、事業側は「ビジョンに逃げない」ことを意識したいですね。オセロの目を1枚1枚めくり返すような、勝つべくして勝つ積み上げ式の戦術を怠るべからず、と自戒の意を込めて発信します。
チームはフルタイムで4名。全員が起業家出身という稀有なチーム編成です。社長が4人居るって普通に凄いですよね。このチームで動いていて思うのは、起業家(アントレプレナー)とマネージャーは別物ということです。私の起業家の定義は「抽象概念における答えを創れる人」のこと。答えが出るのを待つのではなく、自分のペースで見切りをつけて答えを創る、それを中長期的に正解にしていくことが自分達の仕事なのだという共通スタンスを持っています。
株式会社Rising Asia(タビタツ)の未来
2017年は組織拡大の年になりそうです。毎月2名以上の社員採用を進める予定で、今は持ち時間の1/3を採用に充てています。いずれ仲間になるならば、1か月でも、1日でも早くジョインしてもらいたいです。それ程、事業側にめまぐるしい変化があるのでこれを一緒に体感したい、一緒に創りたいというのが率直な意見です。
2025年の旅行産業を想像するとワクワクしませんか?
宇宙旅行は主流になっているのかな? その前に海底旅行が流行るかな? 観光ビジネス都市は誕生してるかな? 代理店はまだ存在しているかな? 飛行機に代わる移動手段はなんだろう?
私たちは2025年の旅行産業の中心に居たいと思っています。今から考えたらちょっと飛び抜けた思考になってしまいますが、誠意を持って建設していきたいと思っているので、同じ意志をお持ちの方は是非一度お会いしてブレストしましょう♪