こんにちは。FISの広報担当です。
代表取締役社長 西山にコンサルタントとして働く心構えと、クレドに込められた想いについてインタビューしました。
ご経歴
銀行系システム会社にて、約10年間、金融系企業システム開発のプロジェクトリーダーを経て、同社のシステムコンサルティング部に異動後、アパレル業、製造業、金融業のコンサルティングを担当。2004年に船井情報システムズ(現在の船井総研ITソリューションズ)に入社後、衣料メーカー、ソフトパッケージメーカー、ネットサービス企業、製造業、卸売業等のIT導入及び活用をコンサルタントとして支援。2009年3月に代表取締役社長に就任。現在は、中堅IT・製造企業を中心に、営業力強化・ソリューション力の強化を推進している。
創業当時から船井総研グループのDNA
――クレドが生まれた経緯や想いについて教えてください。
【船井総研グループクレド】
- 力相応一番主義
- 勉強好き
- 素直
- プラス発想
- 過去オール善
- 即時処理
- 親身法
- 前始末と後始末
- 現場主義
- 約束は守る
- 儲け癖と節約癖
- 天職発想
クレドは船井総研の創業者の想いであり、全社員が共有している信念が宿っています。これらのクレドは、コンサルタントとしての行動指針や心構えとなる考え方であり、この考えを大切にしていたからこそ、お客様にご評価いただいていると感じています。
コンサルタント、社会人、経営者、すべてに通じるクレド
――グループのクレドの中でも、特にFISが大切にしているクレドについて教えてください。
私たち船井総研ITソリューションズ(以下、FIS)は、12のクレドの中でも、特に「勉強好き」、「素直」、「プラス発想」の3つのクレドを大切にしています。この3つのクレドは、船井総研創業者が成功の3条件として提唱したもので、変化の激しいIT業界のお客様を担当するFISでは特に重視しています。
「勉強好き」
コンサルタントは、お客様のプラスになることを徹底的に調べること、考えることが大切です。
お客様に対する理解が不十分だと、最適なご支援ができないため、様々な情報を常にインプットする必要があります。
お客様の業界知識、事業内容、エンドユーザーの状況、競合他社の状況などの情報をベースに、様々なことを情報収集します。
また、FISは主に、製造業や、IT業界のお客様を中心にご支援していることもあり、業界の変化のスピードが早く、勉強に終わりが来ることはありません。普段から常に自分で情報をインプットし、お客様にアウトプットすることが大切です。
「素直」
私たちはコンサルタントとして、お客様の業績向上につなげることが使命です。
そのために、お客様に信頼されることや、人の意見を受け入れることが何よりも大切です。
お客様の言っていること、やっていることを否定せず、まずは素直に受け入れる。
受け入れた上で、より成果につながる改善策を提示する。
スキルや経験がついてくると、どうしてもお客様が言っていることに対して、「実施してもあまり効果が得られない」、「その考えよりもこちらの方が効率的」など、頭ごなしに否定してしまいたくなることがあります。
また、悩んでいる時や課題にぶつかっている時に、まわりからのアドバイスや指摘を、素直に受け入れられないケースがあります。
そういった事態にならないように、まずは素直な姿勢で相手を受け入れることが、お客様の信頼獲得や自分自身の成長につながります。
「プラス発想」
コンサルタントに限らず、仕事をしていく上で自分の思い通りに進まないことや、得意では無い仕事を任せられることもあるかと思います。
その時に、簡単にあきらめたり、不平・不満を言うのではなく、「どうやれば課題を乗り越えられるのか」、「この課題を乗り越えることで、さらに自分を成長させてくれる」といった前向きな姿勢や考え方を持つこと大切です。
――FISが大切にしているクレドを体現したエピソードについて教えてください。
今回は、「勉強好き」についてお話させていただきます。
「勉強好き」について
あるお客様(営業部長)が、自社の営業スタッフの知識量や業界への興味関心が低いという課題を持っていました。このお客様の担当コンサルタントは、お客様の商材・サービスやターゲット業界に関する勉強のため、関連資格を自ら取得していました。そこで、その資格取得をお客様の営業スタッフの方々にも目指していただく事で、業界知識や興味関心を高めていただく策を提案しました。お客様は、役職に関わらず全メンバーで資格取得を目指す事とし、結果、営業スタッフの業界知識の底上げが出来ました。
私たちはお客様のご支援に入る際、まず最初に、お客様の業務や、事業環境等に関して、現状把握を実施します。その中で、お客様のプラスにつながることを徹底的に勉強し、考え、ご支援に活かすことを実践しています。
全力でお客様の業績向上のために考え続ける
――ご入社される方は、クレドの考えや素養を持っている方が多いのでしょうか。
初めから全て兼ね備えている方は、なかなかいらっしゃらないですね。多くの方がご入社後に、学んだり、気づきを得ています。特に、中途入社の方は、言葉では素直にわかっていても、今までの経験やノウハウが捨てられず、苦労されるケースがあります。入社当初、コンサルタントとしてのスタンスが理解し難く、お客様の要望にそのまま応えれば良いという考えに捉われるケースです。
例えば、お客様から「新規顧客を増やしたいので、マーケティングオートメーションツール(以下、MAツール)を導入したい」という相談があったとします。お客様の要望通り、そのままMAツール導入をした場合、導入後、メールマガジンを企画・作成したり、ダウンロード用コンテンツを企画・作成したりといった、運用面での課題が出てくるケースがあります。我々コンサルタントは、お客様の真の要望・課題を捉え、事前に起こりうる課題や懸念を把握した上で、その解決策を提案・支援することが求められます。コンサルタントとして目の前に壁が立ちはだかったときには、クレドを見直すことで、その壁を乗り越えていく指針としています。
――お客様の要望に応えるだけでは成果につながらないということについて、詳しく教えていただけますでしょうか。
私たちはお客様の一員として、考え、行動し、成果を生み出すことを何よりも大切にしています。そういった姿勢がないと、決して長期的な成果にはつながりません。お客様のご要望をそのまま鵜呑みにせず、お客様の立場になって考えることが、何よりも大切です。
「導入後にどんなメリットがあるのか」、「事前に準備すべきことは何か」、「運用上どういった役割が必用か」、「導入に際した懸念事項は何か」といった内容をすべてお伝えした上で、検討してもらう必要があります。こうしたことを考え、行動できるコンサルタントになるためにも、クレドの考え方を非常に大切にしています。
――社員にクレドを伝えるための取り組みについて教えてください。
グループ全社員、クレドが書かれた紙を社員証と一緒に持ち歩いています。
また、現在はリモートワークで限られたメンバーでしか実施できていませんが、週1回のグループ全体朝礼にて、クレドに関するスピーチをしています。クレドについて自身の考えや想いについて話をしたり、クレドに関するエピソードを話す機会を設けています。
――社員様に対するクレドの浸透率に関してはいかがでしょうか。
クレドの浸透率は非常に高いですね。先ほどお伝えした取り組みの効果もありますが、私たちはお客様にも自社のクレドの考え方をお伝えしています。クレドはコンサルタントとして大事な考え方ということはもちろんですが、純粋にビジネスマンや経営者として成長・成功するためにも必要な考え方でもあります。実際に弊社グループでは年間700以上のセミナーを実施していますが、「勉強好き」「素直」「プラス発想」はセミナーを聞く心構えとして、お客様にお伝えすることもあります。仕事をしていく上で、クレドに触れたり、振り返るシーンが多いので、自然に社員に浸透していると感じますね。
――最後に求職者の方へメッセージをお願いします。
私たちは船井総研グループにおいて、IT領域に特化したコンサルティングを行っている会社です。クライアントは製造業やIT業のお客様を中心担当しています。
またコンサルタントとして、経営者、幹部の方とやりとりすることが多く、ダイレクトにお客様の業績向上に繋がるご支援を行う必要があるため、コンサルティング業務を通じて経営者の視点や考え方が身に付き、より早く成長することができる会社です。
私たちの仕事はお客様に改善策を提示して終わりではありません。
お客様の成果につなげるために、お客様の一員として、時には施策の実行までご支援します。
だからこそ、常に素直な姿勢で物事を捉え、勉強を怠らず、前向きに行動できるようなクレドの考え方を非常に大切にしています。
私たちが大切にしているクレドにご共感をお持ちいただける方、ぜひFISで一緒に働けることを願っています。