採用について | フラー株式会社
フラーは『世界一、ヒトを惹きつける会社を創る。』というユメに挑戦し続け、アプリとデータをテーマに事業を展開するIT企業です。柏の葉キャンパスと新潟に拠点があります。
https://www.fuller-inc.com/career/recruit
デジタルパートナー事業を営み、多数のアプリ制作を手がけるフラーには、さまざま分野で活躍するアプリエンジニアがいます。
今回は、Androidエンジニアチームより、
・奥澤(見出し画像左):テックリードとして活躍しながら書籍を出版したメンバー
・m.coder(見出し画像中央):DroidKaigi 2021(https://droidkaigi.jp/2021/)でセッション登壇したメンバー
・文(見出し画像右):iOSから転向した成長中のメンバー
以上三名に、フラーでの仕事内容や環境、やりがいについてなどを語ってもらいました。
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
フラーAndroidエンジニアチームでテックリードをしている奥澤です。
最近、Androidアプリ開発についての、初学者向けの本を出しました。イケてるAndroidアプリ本です。
Jetpack ComposeによるAndroid MVVMアーキテクチャ入門:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09DNV323P/
m.coder(DroidKaigi2021セッション登壇):
Androidエンジニアのm.coderです。2021年1月からフラーに入って、今で入社9ヶ月目ぐらいですね。
今度のDroidKaigi2021で、1日目にセッション登壇することになりました。
(編集注:インタビュー当日はイベント開催前)
文(iOSエンジニアより転向):
入社して十ヶ月目の文です。僕は、フラーに入ってからAndroidエンジニアになりました。
それ以前はずっとiOSエンジニアをしていました。
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
フラーのAndroidエンジニアは基本的に、各プロジェクトにアサインされ、そこでAndroidアプリを主担当として手がけることになります。ただ、入社したての方などについては、他のメンバーがサポートとして付きます。並走しながら学んでもらう形ですね。
わたしの役職であるテックリードは、Androidチームでは今年の初めくらいに新設されました。
テックリードとして自分は、まず、Androidエンジニア間の交流をもっと強くしようという意識を持っています。なので、週に1回15分程度、みんなでAndroidについての話をする時間を設けています。
それから、今のフラーではプロジェクト間で使っている技術や設計が異なっている場合があるので、その共通化ができるように動いている最中です。
また、スキル評価やそのための1on1なども行っています。
あとは……「困ったことがあったら呼んでくれよ」と言っておき、たまに呼ばれる係です(笑)
m.coder(DroidKaigi2021セッション登壇):
実際、設計やプロジェクトの進め方などで困ったとき、奥澤さんに気軽に聞けるのは助かります。まさに『困ったときに頼る先』で、わたしたちとしては「とにかく奥澤さんに聞けばなんとかしてくれる」という気持ちですね。
文(iOSエンジニアより転向):
他にも、1on1のときにキャリアについてなど相談すると自分のことのように考えてくださるので、すごくありがたいです。
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
GitHub上での話をすると、一番気にかけているのは……強すぎる言葉は使わない、本気の喧嘩はしないということですね。
というのも、自分はかつて本気の怒りをぶつけてくるコードレビューを受けて、モチベーションを失ってしまったことがあったんです。なので、フラーに来てテックリードになったときに、そういうのはこの会社では起きないようにしようと思って。
だって最悪、もしメンバーの離脱になんて繋がってしまったらすごく悲しいですよね。
なので、いい感じの塩梅でというか、もちろん指摘はし合うけれど、それはあくまで穏やかな形でというのを心がけています。
m.coder(DroidKaigi2021セッション登壇):
そういえば、採用候補者さんとのカジュアル面談で「マサカリ飛んできますか?」と聞かれたこともあったんですが、「うちはないですよ」と答えました。みんな、基本的に穏やかです。
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
文字だけのコミュニケーションでは、いつも以上に丁寧さを意識しないと、受け取る側にショックを与えてしまいます。だから、個人としてもチームとしても気をつけるようにしています。
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
最初にお話しした通り、Androidアプリ設計についての書籍を出しました。
この本の中で解説しているのは、実際にフラーの社内でも採用されている設計についてです。そういう設計をしたことがない方がフラーへ入社されたとき、それを一から説明するのはちょっと大変な面もあります。
そして、そのことはきっとフラー以外の会社でも同じ状況かなと思いましたし、かつ技術書の市場を見渡したときに、ちょうどいい本も見当たらなかったので、じゃあ自分が書こうかなと。
文(iOSエンジニアより転向):
ちょうどアサインされたプロジェクトに関わる部分なので、僕もこの本を読んで学んで、取り入れていこうと思っています。
m.coder(DroidKaigi2021セッション登壇):
Androidをこれから学ぶ人たちにとって、すごく良い本だなと思います。同じような苦しみをみんな経験してきているので、これからの人は、この本で知識をつければそれが少し軽減されるのかなと思います。
自分が初学者だった頃にこの本があればなあ……(笑)
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
そう言っていただけると嬉しいですね!
ブログに書くとか、他にも情報発信の手段はあったのですが、紙の本で出すのが一番多くの人に触れてもらえると思いました。出してくれる出版社さんに出会えて良かったです。
ちなみに、怖くてまだ反響は確認できていないです……!
m.coder(DroidKaigi2021セッション登壇):
『アプリのメンテナンス画面・強制アップデートを再考する』という題で登壇いたします。
Androidアプリに限らずですが、モバイルアプリって、長期運用するとなると「メンテナンス画面や強制アップデートはどうしよう」というのが、絶対に問題として出てくるものです。
そこについて、こういう技術でこういうことが実現できるよ、それにはこういうメリットとデメリットがあるよ——という話を紹介していく内容になる予定です。
このあたりについてはちょうどフラーでも、新しいやり方で工夫してみたりなど、試行錯誤して知見を貯めている部分でもあります。
今回の発表はあまりベテランの方向けではなくて、どちらかというと、そういうものを実装した経験がなくて悩んでいる方のご参考になればと思っています。
ちなみに応募のきっかけは、今回フラーがDroidKaigi 2021のスポンサーになったことです。ならせっかくだし、自分も応募してみようかなと。また、Twitter上で「応募してみませんか?」というお誘いをいただいていたことも、背中を押してくれました。
ただ、DroidKaigiはすごく有名で規模の大きいイベントなので、正直応募して受かるとは思ってはいなかったというか、記念受験のノリで出したので、びっくりしています。
でももちろん、受かったからにはがんばります!
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
今回のm.coderさんのような登壇も含めて、勉強会に参加するのは、知識の幅を広げるのに良いことですよね。
現実的には、10聞いたら役立てられるのはそのうちの1くらいですが、その1を探しに行くのに意義があると思います。
m.coder(DroidKaigi2021セッション登壇):
なにかあったとき、そういえばあの勉強会でこの話してたなーとか思い出す感じですよね。
文(iOSエンジニアより転向):
僕も勉強会は、興味のある分野について参加しています。たとえば、エンジニアながら、だからこそちょっとデザインについて知りたいなと思ったときに、その手の勉強会に出てみたりとか。
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
ちなみにフラー社内には登壇が趣味という人もいます。
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
社外活動の許可は取りやすい会社だと思いますね。僕の出版についても、スッと話が通ったのでやりやすかったです。
m.coder(DroidKaigi2021セッション登壇):
登壇の話も、申請したらものすごい速さでワークフローが通りました(笑)
そのときに、社内のみんなから「頑張ってください!」というコメントをいただけて、やっぱり嬉しかったですね。
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
なお、直近ではDroidKaigiですが、そういう勉強会やイベントについては、都合がつけば就業中でもチェックしていいよということになっています。言質をしっかり取りました。
文(iOSエンジニアより転向):
それについて、一つ、奥澤さんとm.coderさんにお礼を言いたいことがあって。
この三人がアサインされているプロジェクトで、今の自分ではまだちょっと難しいとはわかっているものの、個人的に挑戦してみたいなと思う実装があったんです。
そこで、「この期限まではちょっと挑戦させてください」とお願いしたら、お二人とも快諾してくださって。
本来、納期のことを考えたらリスクは上がりますし、ダメだったときに他のメンバーの方に尻拭いしていただくことにもなるので、そういうことはさせない方がチームとしては楽だと思います。でも、そこを挑戦させてくれたのが、すごくありがたかったなと。
この場を借りて、改めてお二人にありがとうございましたとお伝えしたいです。
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
いやあ、できるかどうかはわからないけど、やってもらえたら助かるなあと思いましたしね。
m.coder(DroidKaigi2021セッション登壇):
そうやってチャレンジしてくれるのって、ありがたいことだと思います。
文(iOSエンジニアより転向):
お二人のその懐の深さに感謝です!
文(iOSエンジニアより転向):
躊躇いはもちろんありました。でも、iOSをまた本気でやりたいという気持ちが出てくれば、その時は自分の時間を使ってでも勉強するだろうな……という確信みたいなものを、自分自身に対して持ってもいました。
フラーから「Androidエンジニアになってみませんか?」というオファーをもらったのは、良いきっかけだったんだと思います。元々Androidは勉強するつもりだったので。
なので、iOSエンジニアとしてのキャリアを捨てたという認識はないです。逆に、Androidを学んだからこそ、iOSの方の理解が深まった部分も最近すごく実感しているので、よかったなと思っています。
両方のOSを学んだからこそ得られるものもあるのかなと。iOSとAndroidの違いをちゃんと知っているからこそ、両方のことを意識した仕様を考えられたりとか。
それができることが、エンジニアのみならず他の職種のメンバーみんなへの貢献に繋がればいいなと思います。
文(iOSエンジニアより転向):
各プロジェクトのアーキテクチャの統一に挑戦していますよね、奥澤さん主導で。
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
そうですね。自分が設計から担当している案件に、いくつかこれまで採用したことのない新しい技術を導入しているんですが、さらにそれを他のプロジェクトに横展開できるようにと動いています。普遍的というと大げさですけど、それがフラーで標準的な設計になるように。
m.coder(DroidKaigi2021セッション登壇):
私は今新規プロジェクトを担当していますが、実際、そこには奥澤さんが今お話ししていた案件で採用されたアーキテクチャを導入しています。
社内でアーキテクチャが統一されていると、新しいプロジェクトの始まりもスムーズにいきますし、この設計でいけばいいということがわかっているので、その後もすごくやりやすいですね。
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
レビューの際も、同じ設計であるという前提があるので楽です。
おかげで、以前のプロジェクトで踏んだ罠を他で踏まないようにすることができます。
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
主体性のある方ですね。そこは間違いなく。
m.coder(DroidKaigi2021セッション登壇):
そう思います。プロジェクト単位だとどうしても少人数で進んでいくことになり、「こうしたい」という意思を持って進めていかないと何も進まないので。
それから、フラーはUI/UXデザインをすごく大事にしているので、そのデザイン意図を汲み取れる方などもありがたいですね。
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
そこがバックエンドとの大きな違いかもですね。アプリエンジニアはユーザーが触れるUIに関わるので、UIに対するこだわりのある方歓迎です。
逆に向いていないのは……まさかりを人に投げるタイプは、フラーには馴染めないかなと思います。
文(iOSエンジニアより転向):
威勢の良いことを言ってしまうようですが、奥澤さんを倒すというのを目標に!(笑)
まだ全然背中も見えないですが!
m.coder(DroidKaigi2021セッション登壇):
私も「奥澤さんを倒す」で……!(笑)
奥澤(テックリード、Androidアプリ技術書出版):
じゃあ僕は、倒されないように頑張ります……!
フラーでは、新メンバーを随時お迎え中。ご興味お持ちいただけましたら、こちら↓の採用ピッチ資料もぜひご覧ください。
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(インタビュー:松岡・坂詰、文章:平山、写真:島)
なおこの記事は、フラー公式note「フラーのデジタルノート」に掲載中の記事を転載したものです。