こんにちは。採用広報担当の紙谷です。先日の料理部に、フクロウラボを卒業したエンジニア宮下さんが遊びに来てくれました。在籍当時の想いを聞かせてほしいとお願いしたところ快諾頂いたので、今更ながら退職者インタビューをさせてもらいました!今回は、創業当時を知る宮下さんから見たフクロウラボに迫ります。
■小さなマンションの一室で、客先まで出向いていた頃が懐かしい
(左:宮下さん 右:CTO若杉さん)
紙谷:宮下さん、はじめまして。今日は宜しくお願いします。早速ですが、宮下さんはいつ頃フクロウラボに在籍されていたんですか?
宮下さん:2015年2月~2017年9月ですね。フクロウラボがまだ桜ヶ丘のマンションにあった頃で、第4号社員くらいだったんじゃないかな。
紙谷:お~。初代オフィスの頃ですね!4号社員とは、かなりの初期メンバーですね。
宮下さん:それから比べると、オフィスめちゃくちゃ広くなりましたよね~。人数もすごい増えてるし。
(初代:桜ヶ丘オフィス)
(4代目:南青山オフィス)
紙谷:宮下さんって、どういう経緯でフクロウラボに入社されたんですか?代表の清水さんか若杉さんの元々のお知り合いですか?
宮下さん:いや、それが、、、ある日突然、清水さんから連絡が来たんですよw
Twitter上で僕が、清水さんの投稿をコメント付きで何気なくリツイートしたら、急にリプが飛んできてw
その数日後にたまたま前職オフィスで清水さんのASO(アプリストア最適化)の講演があって、そこで挨拶したのが初対面です。
それで、3日後にはランチに行って、『Circuit(当時のメイン事業だったディープリンクを用いたプロダクト)』の話をされて興味を持ち、すぐオフィスに遊びにこない?と誘われて、、、その後飲みに行ったりもして、最初は前職に在籍しつつフクロウラボでティザーサイトの制作などをし始めました。
紙谷:おおぉ、そんな出会いが、、!直感で出会った人を誘うの、清水さん今も昔も変わらないですねw
前職に比べると当時のフクロウラボはイカダみたいに不安定で小さく、超スタートアップだったと思うんですが、フクロウラボに入社しようと思った理由を教えて下さい。
宮下さん:大手にいたのでスタートアップで働いてみたかったのと、純粋に清水さんが真面目で信頼できる人だなと感じたことが大きかったです。なんかわからないけど、『この人についていけば大丈夫』っていう根拠のない自信がありました。他のスタートアップの社長もたくさん見てきましたけど、割と口だけみたいな人が多い中、清水さんは酒は弱いしクソ真面目だなと。
技術面では、当時のフクロウラボはディープリンクを使ってプロダクトを試行錯誤していた時期で、僕はその中で、ディープリンクでアプリ/Webの世界に新しいUXや革新的な技術を提供したい、と思っていました。立ち上げ期には事業開発から携わり、デザイン、プロトタイプ作成業務、Circuit各サービスの管理画面の実装やトラッカーの開発などをしましたね。
紙谷:現在のメイン事業である『Circuit X』がリリースして事業が伸びるずっと前の、フクロウラボ創業期ですね。Googlephotoで「この自由な人誰だ」ってずっと思ってたんですけど、宮下さんだったんですね。やっと会えましたw
■ピボットした事業が軌道に乗ったタイミングで、自分の将来を考え始めた
紙谷:では、ここからはズバリ、退職に纏わる話をお伺いしたいと思います。フクロウラボを退職しようと意識し始めたのは、いつ頃からですか?
宮下さん:もともとはディープリンクに興味があってフクロウに入りましたが、ピボットしたアフィリエイト事業自体にはそこまで興味がなかったんですよね。とはいえ中途半端なところで辞めたくはなかったので、自分がやれることはやろうという気持ちで頑張っていました。
ある程度アフィリエイト事業が成長して軌道に乗ったタイミングで、そろそろいいかなという気持ちと、他の事業に興味が出始めて転職を考え始めました。この辺は自分の性格が飽き性なところもありますね。転職先では、開発者が多く、技術力の高いサービスの開発に携わりたいなと考えていました。
紙谷:なるほど。会社としてもターニングポイントだった時期ですね。創業期から在籍していたエンジニアさんが、数名このタイミングで退職したと聞きました。
宮下さん:はい、既存のビジネスをやるならココじゃなくてもいいかなという思いもありましたね。当時はまだ売上もあまり立っていませんでしたし。事業としては0→1→10くらいが終わって、10→100くらいのフェーズで。技術的な負債や課題はありつつも、開発はある程度落ち着いて、営業力がものをいう状況という印象でした。
紙谷:当時のフクロウラボで、まだまだ伸びしろだなと思っていたところはありますか。
宮下さん:経営判断が、代表の清水さんに委ねられていたこと、ですかね。
紙谷:それで言うと、2年で随分仲間が増えました。もちろん最終的な決裁者は清水さんですが、プロダクトの責任者である有岡さんや各部署のリーダーも、積極的に事業推進のための意思決定をしています。まだまだ成長中ではありますけどね。
紙谷:フクロウラボでの業務で、面白かったところはどんなところですか?
宮下さん:やっぱり0→1で事業を立ち上げて、事業が成長していくフェーズに携われたことですね。事業立ち上げフェーズで、様々な会社の人にヒアリングしたり、ブレストしたりして事業開発していたのが楽しかったです。
紙谷:逆に、一番大変だったことはなんですか?
宮下さん:開発したサービスが全然導入されなかった時期ですかね~。。。いろんな会社に行きましたが、鳴かず飛ばずで。。。営業担当としてアポに行く清水さんについて行って、プロダクトの説明などもしていました。当時は相手先のエンジニアもあまり知らないような仕組みだったので。
紙谷:エンジニアさんがアポに一緒に行くのは、今では全く無いですね~。確かに一緒に来てもらえたら、専門的な話もできるし、顧客の声をダイレクトにプロダクトに反映できていいですね(エンジニアさんは仕事がめちゃくちゃ増えちゃいますけど)。
■0→1の開発経験は、今でも貴重な体験
紙谷:宮下さんから見て、今のフクロウラボの印象は?
宮下さん:すごい人が増えてて、活気があるなぁという印象です。筋トレマシーンまであるじゃないですかw
紙谷:ですね、オフィスは3回移転して、5倍くらいの社員数になってます。昔からある腹筋ローラーも、新入りの懸垂マシンも、どっちも健在ですw(なんだか最近筋トレが流行ってますw)
フクロウラボでの経験で、今の仕事に役立っていることはありますか?
宮下さん:スクラムの開発経験とか、0→1の開発経験は大きいですね。おかげで課題と向き合ってなんとかする力がついたし、海外ベンチマーク先をウォッチする習慣は今でも役に立っています。清水さんは人を大事にする人で、安心してついていける人だと思うので、それぞれが今いる場所でできることを精一杯やれば、必ず自分に返ってくると思いますよ。
紙谷:宮下さん、本日は遊びに来てくれてありがとうございました。インタビュー後も、CTOの若杉さんや平尾さんと技術的な話をしたり、今度勉強会しようよ、とか夢中で話す様子が少年のようで、なんだか羨ましくなりました。みんな本当にエンジニアリングが好きなんだなぁと。進む道は別々になっても、会えば変わらない空気感でわいわい話せる関係性が良いですね。また、遊びに来てください!
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