セミナーの問い合わせ対応、受付というバックオフィス業務から、現在はコンサルタントへとキャリアチェンジした後藤みづきさん。
その背景に何があったのか、今回はインタビューからその裏側に迫ります。
ープロフィールー
後藤 みづき
株式会社船井総研デジタル
ITコンサルティング事業部 BPRコンサルティンググループ
マネージャー
2013年8月株式会社船井総合研究所に中途入社。コンサルティング部隊の営業事務として、経営者向け会員組織運営を担当。2014年にFCR(現船井総研デジタル)設立後、顧客対応を主としたフロント部門のリーダーを経験。現在は、営業事務時代の経験を生かし、一般企業向けにバックオフィス部門の現状業務の可視化から課題発掘、改善提案など、生産性向上に向けてコンサルティングをおこなっている。
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最初のメイン業務は、セミナーの事務局でのサポートでした。
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―はじめに、入社のタイミングや業務内容を教えて頂けますか?
私が入社したのは2013年8月で、まだ今の船井総研デジタル前身の船井総研コーポレートリレーションズができる直前に入社しました。
当時は船井総研の研究会とかセミナーの事務局を募集していて、そういう仕事をしてみたいなと思っていたので入社を決めました。
最初のメイン業務は、セミナーの事務局ということで、セミナーに申込みいただいた受付のお電話対応や、問い合わせ対応、申し込みされた方への受講票の発送、当日の名札の準備など、そうしたサポート業務でした。
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コンサルティング!?私があれやるの?っていう感じで、もう毎日緊張していました。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ーそこから、現在のコンサルティング業務に至るまでどういった経緯がありましたか?
そうですね。会社が変わって組織の体制が変化してきたというのが、大前提としてあります。
当時、私は研究会事務局約40人の組織の中で、マネージャーをやっていたんですよね。
その研究会事務局の中でも業務の効率化をしようとか、今まで東阪(関東、関西)でやり方バラバラだったものを統一化していこうとか、そういった業務改善はやっていたんですけど…。
自分達だけではなく、外部の企業さんへも、そういうサービスが提供できるんじゃないの?
じゃあそういうサービスを作っていこうよ!という流れで変化していきました。
その際に、プロジェクトの一員としてやってみない?というお声をかけてもらい、じゃあやります!みたいな。恐らく、3年前の2020年くらいだったかと思います。
―戸惑いはなかったですか?
戸惑いました。めちゃくちゃ。笑
コンサルタントの一番近くで仕事をしてたのもあり、大変さはそれなりにイメージがついていたので、私があれをやるの?っていう感じで、もう毎日緊張していました。
さらに当時は、ざっくりとこんなサービスできないのかな?というものしかなくて、まずは企画を作っていく!みたいなことから始めたという感じですね。
ただ、お客様もいなかったので、考えて試したところで誰に持って行くんだっていう…
そんな中、柳楽さん(船井総研デジタル現社長)より「ここで自分たちが考えたものをやって、しっかりお客さんにサービス提供してごらん」というお言葉と共に、お客様をご紹介いただいき、そこで初めて業務可視化ということから取り組んでいきました。
最初は、じゃあ業務可視化して、お客様の会社の業務を一覧化できたとしても、そこからどうしてあげれば改善できるか…なかなかイメージがつかず戸惑いました。
ですが、もうお客様の会社と思わずに、自分がその部署の上長だったら?と意識してみたら、色々思いついたんです。もっとこうやったらいいって。
それを、第三者目線で無邪気にお客さんが伝えていきました。もっとこうできたらよくないですか?みたいな案も含めて。
結構シビアな言い方をしちゃうと、女性スタッフの多いバックオフィスは、変化を嫌う方が多いという特性があって、なかなか外部からの意見と受け入れてくれないので、そういった無邪気さは大事かなと。
―それは船井総研時代での経験が活かされているんですか?
活かせていますね。
でもやっぱりそれだけだと足りないから勉強はします。
その業種に合ったものや、最新のツールだったり、新たに学びながら都度ブラッシュアップして提案していくっていう感じにはしています。
―キャリアチェンジに関しては望んでいたんですか?
全く望んでなかった。笑 まさか自分がと思いました。
未だにITコンサルタントと名乗っていいのか戸惑います。
ただ、この会社きて面白いなと思ったのが、自分が想像してなかった仕事に携わるチャンスがたくさんあることです。
今も、全く想像できてはいない範囲で「新しいこんな事業をやろうよ」とか、「こういう組織作ろうよ」っていう話はどんどん出てきているのかなと思ってて…そういうところには、年齢とか年次とか問わず、面白そうだなと思ったらずっと飛びついていく感じではいたいなと思っています。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――現場目線を忘れない。という意味では親しみやすさとか、すごく大事にしてる―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―船井総研と船井総研デジタルの違いはどう感じていますか?
そうですね。良くも悪くも、船井総研デジタルのコンサルタントの親しみやすさっていうのはあるかなと思います。
船井総研のコンサルタントは先生っていう感じ。若手の時からそういうオーラをみんな放っていて、それはそれでかっこいいし、経営者の信頼を得るために必要な振る舞いをしているんだろうなと理解しつつ…
ただ、我々が常にコンサルティングの中で携わっていくのは、現場社員の方や、部門長の方が多いので、先生オーラを出しすぎると距離を置かれてしまい、思うように支援が進まないということがあるんです。
現場目線を忘れない。という意味ではその親しみやすさとかをすごく大事にしているのが、船井総研デジタルの強みかな?
―バックオフィス時代の実務経験も強みになっていますか?
めちゃくちゃあります。
実務を分かっているからこそ、お客様がポロっとこぼした言葉をしっかり拾って共感できたり、そこから更に、その大変さってこうですよね、と深掘りしていくと、一気にお客様が分かってくれるっていう感激があるので、それは凄いなと感じます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ひとりの力で何とかしようではなくて、みんなの力で誰かのために良くしていこう!そんな人と働きたい―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―船井総研デジタルでは、チームで働く事への意識が高いと思いますが、なぜだと思いますか?
会社ができた時から、ビジョンやミッション、社員として大事にしてほしいということを経営層が打ち出してきたし、それを社員と一緒に考えて作って発信し続けてきたから、見ている先が一緒なんですよね。
だから、成果を出そうと思った時に、自分ひとりじゃどうにもならないとなったら、周りの人の力を借ります。
普段の仕事からそういう風に取り組んできたから、自ずとそういう意識が芽生えていったっていうのはあるのかな?
家庭の事情などでも各々働き方がありますが、協力し合うし、助けたら助け返してくれるし、っていう繰り返しです。そういったチームワークは成り立っているかと思います。
―その上で、これから船井総研デジタルはどんな会社になっていくと思いますか?
めちゃくちゃ強い会社になると!笑
なぜなら、船井総研デジタルは会社合併後、キャリア採用も多くなり少しずつ文化も変化する中、みんな生き生きとしているんです。
キャリア採用で入社された方は、私より先輩な方々も多いのですが、皆さん自分は勉強が足りないと成長意欲が強いく熱心な方が多いんです。
また、どのスタッフも仕事が好きというのがあるので、目の前の自分が取り組んでいる業務に誇りを持ち、今ある環境や人を大事にしています。
そうやって、どんどん勢いのある強い会社になり今後も進化していくと思います。
―仰る通り、船井総研デジタルのメンバーは仕事好きの印象がありますが、何か指導されているんですか?
指導することはあります。それは、仕事の目的が何かという部分で…
ただ作業をこなすとか、言われたことだけをやるじゃなくて、私たちはお客様からこういったオーダーを頂いて、それをこう叶える為にいるので、お客様志向で自分の行動は考えようねっていう話などはしますね。
―これからどんな方と働きたいですか?
専門性を持った方っていうのは、もちろん仲間として来てくれるといいなと思っています。
専門性っていうのは、その業務に詳しい方、バックオフィスの経理や人事、情報システムとか担当された方です。
ただ、スキルだけではなく、うちの会社のいい所って、ひとりの力で何とかしようではなくて、みんなの力で誰かのために良くしていこう!という気持ちが強いんです。
そうやって人のことを考えて行動できる人が多いので、同じ気持ちを持った人と一緒に働けると嬉しいです!
左:後藤みづき 右:山本翼
編集後記
インタビュー前、「最近のエピソード何かありますか?」との問いかけに、「なにもないなー。毎日ご機嫌に過ごしていたらこうなりました!」と笑顔で話してくださった後藤さん。
彼女がいるだけでその場が明るくなり、現場も終始賑やかにインタビューが進みました。
私達はそんな後藤みづきさんを引き続き応援すると共に、同じ志をもっている方と今後出会えることを楽しみにしております。
インタビュアー:山本 翼/撮影:小池 俊二/記事:石毛 彩
船井総研デジタルでは、
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