\オーナー制度2023の受付けが始まりました!/|株式会社FoundingBase
福島県国見拠点「クニミノマド」事業では、くだものの木を1本シェアをする「オーナー制度」を2月1日(水)から募集します。 ...
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福島県国見町では、2022年4月から1本の桃の木を複数人でシェアする桃の木オーナー制度を実施しています。
福島県国見町では、くだものの木1本を複数人でシェアするオーナー制度を実施しています。
あらかじめ申し込みを行いオーナーになることで、各くだものを受け取るだけではなく、生育過程を知ることができたり、農業見学や収穫体験などに参加することができます。
国見町は福島県の最北端に位置し、宮城県との県境にある人口約8,000人(令和4年12月現在)のまちです。
町の主な産業は農業で、米や果樹(もも・りんご・あんぽ柿・さくらんぼなど)の生産が盛んに行われています。
町のシンボル・阿津賀志山はかつて、源頼朝率いる鎌倉軍と奥州藤原氏が戦った奥州合戦の地となりました。奥州藤原氏が築いた防御施設「阿津賀志山防塁」は日本三大防塁の一つとして国指定重要文化財に指定されています。激戦が繰り広げられた山のふもとには田畑が広がり、季節ごとに変化する景色が魅力です。
4月になると桃の木が一斉に花を咲かせ、桃源郷のような景色を見ることができます。
また、肥沃な大地は農業にも適し、美しい田畑が四季折々の顔を見せてくれます。
クニミノマドは四季折々の様々な景色を見ることができる「窓」であり、国見町と関わる方をつなぐ入り口として、自然と人に出会うなかで、一人一人が気付きを受け取る場所でありたいという想いから2021年に立ち上がりました。
人口減、少子高齢化が進行するなかで、国見町の地域や人々との多様な関わりを生み出し、継続的に関わり続けられる仕組みを作ることで、町との関係人口創出に取り組むことを目的としています。
国見町は、全国的に有名な観光地ではありません。
そして、イベントを実施しても1回だけの参加になってしまったり、町との関わり方のきっかけが少ないがために、短期的で一時的な関わり方になってしまっている点が課題でした。
また、国見町は観光農園がなく、ほとんどの農家がJAや道の駅に卸しています。直接販売する贈答用の果物はごくわずかであり、消費者の方と直接関わることは少なく、販路が限られております。
加えてコロナウイルス感染症拡大の影響で、これまでのイベント施策は立て続けに中止になっていました。
そこで、国見町や農家さんとの関われる機会をつくり、一度だけの関係性で終わらず、長期的かつ継続的に関われる仕組みを考えた結果、町の主要産業である桃とそれを作る農家にスポットを当て、始動することになったのが「オーナー制度」です。
町の職員の方に一緒にできそうな農家を紹介をしてもらい、共感してもらえる方をパートーナー農家として依頼をしました。
福島県内外の方がオーナーになっており、定期的に生育状況を見ることができます。
国見町では現在、桃とりんごの木のオーナーの募集を受付ております。
2023年度は4月の桃のお花見会、6月の袋掛け体験会、7月〜11月にかけて収穫体験と果物のお届けを行います。
今回は一部にはなりますが、4月に開催した桃のお花見会当日の様子をお届けします!
今年は昨年より10日前後早い開花とも言われております。
ハダカだった枝に新しい芽がふくらみ、あっという間に満開になりました。
桃ができるまでには、剪定・摘蕾・摘花・袋掛けなど、最後収穫に至るまでたくさんの工程があり、それらの過程を経て美味しい桃が作られています。
今回のオーナー制度でのイベントでは、町外から12組28名の方が参加。
当日は、花すぐり(摘花)体験をした後に、お茶菓子を囲み農家さんとの交流、最後に開花した桃とりんごの木の前で記念撮影をしました!
ご家族連れが多く、子供たちが摘んだ花びらや木の周りに咲いているたんぽぽを集めたり、広々とした農園で駆け回る姿もありました。
桃の花は、最終的に収穫する実の数の30倍~40倍咲くと言われており、花が咲くために必要な養分は、前の年の秋に枝や根に蓄えたものでまかなわれています。
そのため、蕾が膨らみ、段々と桃色になり始める頃から不必要な花を摘み取る作業を花すぐりと言います。
やり方は様々ですが、上向きの花は手や剪定バサミで取ってしまい、下向きのものを残します。
密集している花は、桃同士がぶつかり傷んでしまうため、花の間隔や向き、更には枝の向きをイメージしながら行います。
根気のいる作業ですが、良質な桃を作るための大事な事前準備です。
花すぐり体験が終了した後は、参加者の方々と農家さんとで木の下でお花見会をしました。
桃やりんごができるまでにいくつもの作業があり、たくさんの手間がかかっていることや、特に今年は霜の影響を受ける可能性が高く、生産量に影響が出る可能性があるとお話いただきました。
毎年同じ状況がない中、毎年農家さんたちは丹精込めて、品質や味を守りながら育てていることを改めて感じ、思いの詰まったくだものの生育過程を側で見届けたいと思いました。
最後は1組ずつ感想をシェアしました。参加者の感想の一部をご紹介します。
・桃はよく夏に食べるが、農園で体験できる場所はなかなかないため申し込んだ
・花畑に感動。これから桃になる様子を観察できるのも含めて次回も待ち遠しい
・今年は違う品種に申し込んだ。愛着が湧いてきて食べ比べをするのが楽しみ
・昨年は子供を抱っこして農園に来たが、今年は他の子たちと一緒に農園を走り回る姿が印象的だった。くだものの成長とともに子供の成長を感じる時間だった
これからオーナーの皆さんと約半年間、花から、実になり、収穫するまでの生育過程を一緒に見守ります。
りんごの木オーナー制度(5/31まで)
【お問い合わせ】
国見町・オーナー制度運営事務局(クニミノマド)
Email:kuniminomado@gmail.com
kuniminomado-owner.com