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人こそ「資本」。お金以外の「資本」で社会を変える!期待を超える働きを続けることで夢の実現へ

平田将也の前職は某人材サービス会社。数字に厳しい社風に耐え、MVPを獲るなど活躍した。フォースタートアップスへの転職は、近い業界だけに当初は乗り気でなかった。が、カジュアル面談で話を聞き、いわゆる「エージェント」とはまったく違うと知る。入社後の感想は「どの角度をとってもおもしろい」。お金ではなく、人こそ「資本」であり、人という資本で社会を変えることを目指し、無限に広がる可能性を追求する毎日だ。

入社後から着々と成果を出す。フォースタ最重要クライアントの担当として期待を超える働き

平田は、フォースタにとって最重要クライアントの1社であるA社の採用コンサルティングサービスの担当を務め、社内で存在感を示す。対個人では、ハイレイヤー層の支援実績でトップレベル。これらは、平田にとっては想定通り。人という「資本」を、しかるべきところに投資して社会を変えるという考え方に共感し、入社時からどう行動すべきかと考え、着々と実行してきた結果だ。この活躍ぶりで4月にシニアヒューマンキャピタリストに昇格した。

平田は言う。「入社時から、まずは自身の世代の近い方の支援に再現性を持つことを心がけました。成功体験を積んでよりハイレイヤーを目指そうと。というのも水は上から下にしか流れません。経営ポジションから支援し、チームを組閣することが重要だと思えたのは、A社のPRチームは丸ごとフォースタが組閣したという話には強烈に刺激を受けたからです。

最初に責任者の参画を支援、その後、直下のメンバー複数名を支援。このチームがなかったら、A社が描いていたプロモーションを実現できず、成長スピードにも影響したでしょう。どの会社でもそう。経営に近いところから組閣し、強い組織をつくる。私はそれをやりたくてフォースタに来たのです」。

平田がA社の担当になったのは約1年前。最重要クライアントの担当に「抜擢」されたが、実は、一度は担当から外れる選択肢もあった。当初、社内で支援の機運が盛り上がらなかったからだ。「働きかけ不足だと言われました。もっとアピールした方が良いと。当初はそのような属人的な手法ではなく、仕組化できないかと思っていたのですが、結局、合理で人は動かないと気づきました。確かに働きかけることで、支援の機運は社内に浸透していきました。

大きな岩は力をかけて最初の一歩を動かせれば、あとはスムーズに進みます。それと同じで動き始めると少しずつ変わっていったのです」と平田は振り返る。フォースタの代表としてA社の期待を超え続けるには、自分だけでやらないこと、巻き込むことが必要と学んだ。

A社とは常にコミュニケーションをとり、課題を共有してきた。今の組織と1年後にあるべき組織のギャップを炙り出し、人という「資本」の投資タイミングを探る。社内の機運を盛り上げるとともに、先日は、平田自身の手で一つのマイルストーンとなる重要ポジションの支援も実現した。

担当になったことは、最初はプレッシャーだった。それが次第にやる気に変わり、今では「支援し切りたい」という使命感になった。A社は世界を狙える会社だ。「A社を支援し切り、グローバルの事例をつくれることができれば、あとに続くムーブメントになります」と平田。結果を残しながら、大きな目標に向けてひた走る。

お客様側に立って行動し、成果を上げていた前職。次第に限界を感じることに

前職の仲間

平田の前職は某人材サービス会社。大学は理学部化学科で、元々は抗がん剤の開発に携わりたかったという異色の志向の持ち主だ。だが、その道は難しく、就職時は「組織の最小単位である『人』で企業を変えたい。なかでもファーストキャリアである新卒採用で企業が変わったら面白い」と考え、前職の会社を選んだ。入社以来、一貫して新卒採用コンサルティングの業務に従事し、MVPも獲るなど活躍した。

活躍の背景には、平田独自のスタンスがあった、それは自分の売上よりお客様側の成果を考えること。「採用オペレーションを数値化し、理想とどれだけギャップがあるか、その原因、良性か悪性かを判断し、ときには取り扱っているソリューションにとらわれない提案をすることもありました。お客様の成果をとことん追求した結果、信頼を得られました。直契約の求人メディアをやめて、代理店である私に間に入ってほしいという要望もよくいただいていました」

成果を追求する姿勢は今と同じ。当時も平田なりのやり方を確立し、成果につなげていった。やりがいはあった。しかし、一方で次第に物足りなさも感じるようになった。「最初は100%の力で出していた成果を、70%の力で出せるようになり、自分の成長を考えるとこれでいいのかと、危機感を持つようになりました。加えて、新卒採用支援は組織課題のごく一部で、人で社会を変えるという自分の理想には程遠い。もっと幅広く組織に関わるべきだと思いました」

成果を出すために、採用以外の組織課題に踏み込むこともあったが、ソリューションの売上と直結しなければ平田の業績にはならない。価値を発揮しても自分に帰ってこないことが積み重なり、自ずともっと幅広いことができる環境へと目が向くようになった。転職を考え、エージェントとしてフォースタと出会った。

フォースタへ。最初はエージェントと誤解。今は「どの角度をとってもおもしろい」

106社が参加した新年挨拶企画「#2022ことよろスタートアップス」の運営にも関わる

流れでフォースタの選考も受けることになったが、最初は乗り気ではなかった。理由はフォースタを人材紹介会社だと思っていたから。しかし、カジュアル面談で話し、それは違うとわかった。さらに「まだ何者でもない人が社会に必要不可欠な存在になっていくための支援をするし、自分たちもそうなるという言葉に心が動きました」と平田は言う。

それは役員の言葉だった。フォースタは成長産業のカテゴリーリーダーになりうる企業、なるべき企業を自ら選び、分散投資から集中投資に切り替えていく。それが存在意義だ。「前職は来るもの拒まずでした。それも立派なスタンスですが、自分のリソースをどこに投下すべきか、という視点がなかった。

フォースタのスタンスは新鮮でカッコよく感じましたし、ヒューマンキャピタルという表現も、人に投資して社会を変えたいと思っていた自分の琴線に触れました」。平田は当時27歳。環境を変え、30歳を迎える前にもう一度、新卒時のような負荷を自分にかけたい気持ちもあった。

そして、実際に入ってみれば「ただただおもしろい。どの角度をとってもおもしろい」と平田は言う。クライアントとの向き合い方が圧倒的に違うのだ。「前職では40~50社の担当を持ちました。ただ組織図、事業課題、成長戦略などを把握することはありません。採用するかしないか、それだけです。そこさえわかれば売上が上がるからです。

一方、フォースタは、担当は数社〜10数社。大したことないと思いました。でも、いざクライアントを持つと数社でも難しい。把握する広さも深さも違うからです。加えて、スタートアップは数週間単位で会社の状況が変わります。その変化に対して必要なリソースも日々変わります。クライアントが身を置く業界のことも深く知らなくてはいけない。JD(Job Description)に沿って人を紹介するエージェントとはまったく違います。組織状況に応じて、ポジションをつくってチームを組閣する点も、すごくやりがいがあります」

それは今、まさにA社でやっていること。クライアント側の関わり方も違う。「前職では、オペレーションで採用をこなしている人事の方もいました。組織の何を変えたいのか、という私たちの熱量が余計なものであることも。フォースタでは、こちらが本気であればあるほど、それ以上の熱量が返ってきます。プレッシャーですが、これこそが本来やるべきことだと思います」

創薬への夢は今も。将来、ビジネスサイドで支えるために、まずは足元を固める

M&Aクラウド及川厚博CEO と共に

着々と経験を積み、成果を上げてきた平田。その先に夢はある。抗がん剤を創りたかった学生時代。その思いは今もある。「いずれは創薬のスタートアップに関わりたいと思っています。足の長い産業で、社会実装されるには課題が多くあり...、まだビジネスサイドへの投資も限定的ですが、いつか来る。そのときに『平田に頼みたい』となるように、今から布石を打っていくつもりです」。意中の会社もすでにある。とある記事で目にして、「このような会社を支援するために自分はフォースタにきたと思えるくらい」と決意を新たにした会社だ。

「実は先日、お会いできる機会がありました。ただし、私たちを必要とするフェーズではなく、先方様も消極的でした。いつか適切な瞬間では我々が関わりたいので、そこまでどうリレーションを保っていくかが、今の課題です。長い道のりになりそうですが、これでこそ仕事だろうと思っています」と平田。

一方で、やりたい仕事に挑戦するには、目の前の実績をしっかり出していくことが大前提。平田もよくわかっている。向こう半年~1年の目標は「誰よりもどこよりもはやくスタートアップの課題を解決できる人、およびそれができるチームをつくること」。スタートアップ市場が盛り上がるにつれ、競合の会社も出てくるだろう。JDありきの会社も、ボリュームが取れるとわかればスタートアップ市場に流入してくる。しかし、平田にとっては、そのような会社はフォースタとは似て非なる会社」。市場が活発になることは望ましいことですが、成長産業を創造する意志のある私たちは市場を牽引していかなくてはならない。

「だから、誰よりもどこよりもはやく動きたいのです。一人ではなくチームで。それには平田についていこう、そうすれば成長できると思ってもらえるように、まず自分が成果を出し、機会提供できる人にならなくてはいけません。なので、今は自分が市場に出てクライアントの課題を解決することに時間を投資していきたい」。スタートアップのエコシステムに平田あり。「Be a Talent」、そして「The Team」を実現すべく、自分に負荷をかける。

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