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【開発体制】エンジニア×ビジネスサイド / 共につくるフォーイットの未来

プロダクト開発において、エンジニアとビジネスサイドの連携は欠かせないものです。

しかし、バックグラウンドの異なる職種間でのコミュニケーションに難しさを感じている方は多いのではないでしょうか。

フォーイットではプロダクトをより良くしていくためにエンジニア×ビジネスサイドの連携を強化しています。今回はその「きっかけ」「難しさ」「やりがい」などについてお伝えできれば幸いです。

それでは早速ですがエンジニアのSさん、プロダクトオーナーのTさんにインタビューしてまいります!

【ビジネスサイドとエンジニアの連携に注力する背景とは】

Tさん:以前、組織拡大に応じて連携が上手くいかなかったことから様々な問題が起きていたんです。

例えば……

  • ビジネスサイドからお客様の意見だけがそのままエンジニアに伝えられてきて、その意図や経緯など肝心な情報が伝わってこない
  • 営業が”話しやすい”エンジニアに個別に依頼してしまう

    などにより「不要な機能を作ってしまう」「既に対応済みの作業を二重で対応してしまう」等の無駄な工数が発生していました。
エンジニアからの不満としては
『依頼されて、本当に必要な機能なのか分からない』
『個人宛てに依頼がくるためブラックボックスになってしまう』
『全体像がみえないため、自分が対応したことが悪影響を及ぼしているか分からない』
といった意見が挙げられており
このままの状態では、より良いプロダクト開発に繋がらないことは明らかでした。

【解決に向けて】

プロダクトを最速で良くしていくため「コミュニケーションの取りやすい、情報格差のない組織」を目指し、エンジニア・ビジネスサイドの連携を強化することになりました。

依頼フローの整備はもちろんですが、
まずは情報共有をスムーズに行える体制を構築していくことを最優先にしました。

── 現在はどのようなコミュニケーションが行われていますか?

Tさん:毎日朝会で10分間情報共有を行っています。アジャイル開発のもと、異職種であっても壁を作らないコミュニケーションを重視しています。

Sさん:その他にも週に1回、ビジネスサイドからの要望をヒアリングする時間を設けています。
システム上の制約や難点があれば、折衝して解決策を見つけ出すための場を設けており、進捗・売上の共有も積極的に行うことで情報の可視化が進んでいます。

── 頻繁に会話する機会を設けているんですね。
情報共有をスムーズにするための工夫は何かありますか?

Tさん:例えば、担当者ごとにハドルミーティング※のチャンネルを設けています。
いつでも気軽に会話できる場を整えることで、リモート勤務が多い状況下で円滑なコミュニケーションができるよう配慮しています。

※ハドルミーティングとは…Slack上でワンクリックで音声ミーティングができる機能

【連携強化による様々なメリットーー効率的な開発、本質的な課題解決】

── どのようなメリットがありましたか?

Tさん:ギャップが少なく、最適かつ最短で開発を行えるようになりました。

ビジネスサイドからの一方的な受託的な開発だと、作り直しによる工数がかかり現場が疲弊しやすいですが、そのような問題を最大限抑えられると思います。

Sさん:私も手戻りが少ないことが大きな利点だと感じています。
密にコミュニケーションをとりながら効率的に開発できますし、
短いスパンでの振り返りや分析ができるため、 改善にも繋がりやすいです。

エンジニアからのアイデアや提案も、 以前より多くなったと感じています。

── エンジニアはどの段階からサービスに携わっていくんでしょうか?

Tさん:企画段階から参画しています。配属されるプロダクトにもよりますが、月2-3回お客様とのお打ち合わせにも同席し積極的なアイデアを出し合っています。

ビジネスサイドのみで企画が進んでからエンジニアが参画すると
「できる/できない」の話になりがちです。

フォーイットではエンジニアの視点が企画段階から取り入れられているため
課題解決の選択肢が広がり、 より本質的なサービス提供に繋がっていると感じています。

──エンジニアからもアイデアを出しやすい体制だからこその功績はありますか?

Sさん:例えば、新機能の実装について相談が寄せられた際にデータを集めるための仕組みを企画・リリースしたことで、目標達成することができました。

▼そのほかエンジニアからの提案をもとにアウトプットできた実例

  • ユーザー向けのレポートAPIリリース
  • 金融機関APIの制作
  • 最新技術の取り組みと実績作り

── 密にコミュニケーションをとっているからこそ、両者の目線で課題解決できるのは大きな強みですよね! 他にもメリットはありますか?

Tさん:お客様の課題解決に、様々な選択肢からアプローチできることです。
営業やエンジニア単独ではお客様のニーズを満たす難易度は高いですが、両者の連携によって本質的な課題解決ができるため、やりがいを感じます。
Sさん:前職では受託開発だったたため、オーダーのままに作ることが多かったです。
しかし、フォーイットでは自社開発であり、ビジネスサイドとの協力によって「なぜそのサービスや機能が必要なのか」まで理解できるようになりました。

これまではマーケティングの視点をあまり意識していませんでしたが、ビジネスサイドとの連携によって、それが『どのように集客や顧客の利益に繋がるか』ビジネス的な観点からも開発できることが面白いです。

【協働における難しさ】

── エンジニアとビジネスサイドの協働については一般的に多くの課題があると聞きます。
フォーイットではどのような点で難しいと感じますか?

Sさん:ビジネスサイドに対して専門外の技術的な領域を説明することが難しいです。
相手がどの程度理解しているのかは目に見えないので、相手のリテラシーに合わせてコミュニケーションするよう意識しています。

Tさん:やりたいことがたくさんあるため、”限られたリソース”と”作りたいものの期待値”を合わせることが難しいです。

具体的にはエンジニアから『こんなことが出来そうだよね』と提案されることがありますが、実現可能な範囲には限界があります。本当にお客様にとって重要なコアな部分に焦点を当て、アウトプットすることが求められます。

そのため、初期段階でお互いにとってのゴールを明確に定義するように意識しています。
お客様に満足いただくために何が必要でどのような状態が望ましいのかを明確にすることで
新しい機能やアイデアが増えていく際に、その必要性を判断しやすくなります。

フォーイットでスムーズに協働できている要因は何だと思いますか?

Tさん:あくまで私の見解ですが、ビジネスサイド・エンジニア両方がお客様のニーズを第一に考え、応えるために行動しているからなのではないかと考えています。
単に受託的な仕事をするのではなく、当初からエンジニアもお客様にヒアリングして『何故やるのか』目的を共有し、双方から主体的に開発を進めてきたことが要因だと思います。

──メイン事業afbの方針「顧客第一主義」が現在の開発体制のベースになっているのですね!

Sさん:そうですね!また別の視点になりますがビジネスサイドからの配慮も大きな要因かもしれません。無茶な期日設定や要望をされたことがないです。
Tさん:エンジニアリングはビジネスサイドにとってはあまり分からない領域なので、専門家としてのリスペクトを持ってお任せしている部分はあります。

【展望ーー相互理解・連携によりシームレスなサービス提供へ】

── 今後、エンジニアとビジネスサイドで共に開発を進めるうえで目指していきたいことを教えてください。

Tさん:エンジニア・ビジネスサイドなどの枠組みを超え一体となって、お客様へ最大限のサービス提供ができる状態を目指していきたいです。
お客様からすれば、当社は1つの法人組織なので、ビジネスサイドやエンジニアなどの区切りに縛られることなく、シームレスなサービス提供を目指したいと考えています。
まずは、異職種間でもそれぞれの専門分野や可能性をより理解し合えるような状態を加速したいです。
Sさん:そうですよね!そのためにも、ひとりひとり自らがどうあるべきかを考え、積極的に意見を出し合っていくことが大切だと思います。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

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